色取月(いろとりづき)
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朝夕の気温が下がってくると
ついつい夜更かしが多くなる
そろそろゲームも
おしまいにして 寝なさい
しぶしぶきみは従う
なぜなら
朝一番の抱っこをしてもらうための
お約束だから
まだまだゲームより
抱っこが好きな
きみがこのままでいてほしい気もする
では・・本をとじて私も眠ります~
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彩りも豊かに
九月にもいろいろな呼び名があります
「秋の夜長」といわれるように
夜が長くなることから「長月」
夜が長くなれば
夜中に目が覚めることが多くなることから
「寝覚月」
また菊の花の季節なので
「菊月」「菊見月」「菊開月」とも呼ばれます
そのほか「稲刈月」「小田刈(おだかり)月」などの
呼び方もあります
いまの暦では少し早いのですが
旧暦では秋真っ盛り
木の葉も色づきはじめるので紅葉月
そして
色取月(いろとりづき)という
異称も生まれました
日中の暑さは残るものの
台風一過の抜けるような真っ青な空
その下で
まだ咲き残っている夏の花々にくわえ
秋の花が咲き始めます
昔とは違った意味で
この時期は彩り豊かな月と
いえるかもしれませんね
実に日本的な情感をうまく捕らえてますね
私も好きな歌人です。
その歌に・・思い出深いですね・・
父親の夢のひとつに大人になって我が子と酒を飲む
来れは大半の親の思いだそうです。
それを叶えられない人が多い中で・・あややさんは・・
よい思い出を作られて親孝行しましたね
なんともすばらしい思い出を有難うございます。
最近は親子がますますばらばらの時代・・
少しは静かに人生などを語り合って見るとよいと思いますね
秋の夜の酒は静かにのむべかりけり
若山牧水
まだまだ子供と思われていた私が、
このような灯りの下で初めて父と
日本酒を酌み交わしたあの日
何故かこの歌を想い出す。
たいして飲めない二人なのに
虫の音にさそわれて・・・
今は星になって月と一緒に飲んでるかな?
ふと見上げると、まだまだ来るなよ
がんばれよー あの星は父
ちょっとしんみり長月の夜