遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

山の空気(2)

2013年07月17日 | 山歩き~

 下界を離れて山に登る。その山の空気はただ澄んでいるだけではない。それは、人間の創り出すあらゆる想念・波動から離れた世界。いわば、本来的なと言い切ってもよいほどの、大自然のあらゆるいのちの、調和された響きの世界。それは神の世界に近いのかもしれない。神=かたちあるものではなく、擬人化されたものでもなく、大自然の限りなく精妙な波動の世界・・・。ん、ことばでは表現は難しいな。
 それゆえに、人は山を歩くとき、その波動に包まれて自然の中に同化されてゆく。そのときの感覚をことばに表すとき、ある人は「神を感じた」となるのかもしれない。

 ところで、そんな山の世界にテントを持って行き、2泊でもいいから味わってみたい。そう、フライパンも持っていき調理もしながらね。・・・話がだんだん生活臭を漂わせてきたかも。

 では、恵庭岳の岩塔からオコタンペ湖を臨む・・・