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いま、そのとき、かんがえつつあること。

ファン・ウソク事件を論じる本(韓国)

2006-06-13 | ほん
ファン・ウソク事件(科学論文におけるネツゾウ、卵子収集における倫理問題など)というのも、世間の話題からは とおざかってしまいましたね。韓国では どうなのでしょうか。ということで、アラディンで検索しましたよ。題を訳して かんたんに紹介いたしましょう。

『沈黙と熱狂―ファン・ウソク事件7年の記録』(2006年)
「2006年5月21日の検察による捜査発表によってある程度ひと段落しつつあるファン・ウソク元ソウル大教授のES細胞研究スキャンダルの全貌をおさめた」だそうです。

『ワナにかかったファン・ウソク―緊急報告書』(2006年4月)
「2006年現在ファン・ウソク教授をすくう国民運動本部長として活動している著者がES細胞事件の内幕をあばいた緊急報告書。ファン・ウソク博士周辺の科学者勢力、韓国のキリスト教、企業と政治家と言論まで、既得権勢力らの合作による「ワナにかかった」ファン・ウソク博士のすがたを告発する内容をおさめた」だそうです。擁護派による本ですね。

『神話の墜落、国益の幽霊―ファン・ウソク、PD手帳、そして韓国のジャーナリズム』(2006年5月)
「2006年5月21日の検察による捜査発表によってある程度ひと段落しつつある状況からファン・ウソク事件をふりかえり、その争点を議論する。事態のきっかけとなったテレビ番組「PD手帳」のチェ・スンホ、ハン・ハクス プロデューサーをはじめ、時事評論家チン・ジュンゴン、イ・ヒョンギ ピッツバーグ大教授など、当時、事態の核心にいた人物らと、事件にたいし重要な視点を提示した人物らが執筆者として参加している」だそうです。

『ファン・ウソクの国―ファン・ウソク事件は韓国人になにをかたっているか』(2006年3月)
「2005年韓国をたいへんな衝撃におちいらせたファン・ウソクES細胞スキャンダルをふりかえり分析した本。当時、東亜日報医学専門記者として事件を言論の現場で生々しく目のあたりにすることのできた著者が、言論、科学、政治、社会などの分野別にファン・ウソク事件によってあらわになった韓国の社会全体的不実をつよい語調で批判した」そうです。→『創作と批評』132号に書評掲載。

『歴史批評』74号(2006年2月)
「特集 科学技術学者たちが「ファン・ウソク事件」を本格的に分析する」論文4本。

『緑色評論』86号(2006年1月)
「特集 ファン・ウソクと科学、そして「発展の神」」論文5本と対談1本。

ほかにもいろんな月刊誌の記事などがあったけど省略。

ブログ内リンク:「ファン・ウソク シンドローム」