湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

紫尾温泉「旅籠 しび荘」

2011-12-05 | 鹿児島の温泉
旅行する時には、いつも持ち歩く温泉博士という月刊誌。
この温泉博士「声」の欄によく登場する宿に「しび荘」がある。
今回は、その「しび荘」に泊まった。
久しぶりの2食付で、ゆったりできる。ワクワク~。

施設の駐車場への入口・・

この通路を通っていくと 奥に「しび荘の駐車場」があった。

小雨の中、玄関にたどり着いた。

体が冷えたので、すぐに温泉に入りたい。
幸い雨が上がり晴れ間が見えてきた。
天気がいいうちに、まずは露天風呂に行く。
受付の横から、渡り廊下を通っていくと・・

川を見下し垣で仕切られたかわいい岩の露天だった。

ほのかに硫黄の匂いがして心地いい湯加減。
はるばる紫尾まで来た甲斐がある。至福の一人湯を楽しんだ。
ふっと下の川を覗くと、目の前の垣に「むかご」が蔓をのばして
垣根に巻き付いているのに気がついた。
よくみると、いつも見る「むかご」より
かなり大きな「むかご」なのでびっくりする。
これも温泉効能か?と女将に露天から持ち帰った「むかご」を見せた。

このあと、この「むかご」を巡って
女将さんと、とても面白いことになる・・
続きは、次の更新記事「しび荘の巨大むかご・・」で読んでね・・

さて、話は「しび荘」の温泉に戻るが・・
★「しび荘」は「紫尾温泉でも、自家源泉が二つある唯一の宿」なのだ★

内湯は「大きな楕円形の浴槽が真ん中にあり、
壁に沿って長方形の浴槽がもう一つあった。
この二つの浴槽は源泉が違うらしい。

楕円形のは、やや熱めでほのかに硫黄の匂いがし、
肌触りのぬるりする源泉かけ流しで、なんとも温まる湯心地のいい湯だった。

もう一つの壁沿いのは、ぬるめで長湯が楽しめる。
いずれも成分の濃い源泉かけ流し湯ばかりで、なんて贅沢な宿だろう。

平日だったので、いつ行っても「一人湯」が楽しめた。
内湯も二回、露天も二回、ゆったりと満喫した。
何日でも滞在したい湯だ。
浴室の脱衣所は・・

シンプルだが、清潔感が溢れていた。

泊まった部屋は

部屋のトイレは 和式だったので、ちょっと困った。

洋式トイレに慣れているので、・・・・
しかし、部屋を出たところにウォシュレェット式のいいトイレがある。

さらに。その横に 化粧室もあった。

館内は




 
「しび荘」は「食事のよさ」にも仰天する。
★1泊2食付で8760円の安さで・・

地元の「山野菜、鹿、猪、きなこ豚、地元牛、鮎など」を惜しみなく使い、
数と食材の珍しさ、味のよさがすごい。食べきれないほどだ。
これほどの料理が並ぶとは知らず、最初は「ご飯まだ?」と言っていたが、
いつしか「ご飯」を食べるのを忘れるほどだった。

料金の安さに比べ、食材のよさ、珍しい食材の多さにいたく感動した日だ。

翌朝、近くの「紫尾神社」と「神の湯(共同湯)」を見学した。







紫尾神社の床下からは、源泉が湧いていた。




「神の湯」(共同湯)は神社の前にあり

施設の前では、名物の「あおし柿」をしていた。

「あおし柿」とは、紫尾温泉の名物(風物)で。
渋柿を紫尾温泉の湯に一晩漬けておくだけで、翌朝には甘柿になるもの。

「人間も紫尾の湯に何回も浸かると、
       この柿みたいに 渋みがとれて 
                   まろやかになるのでは??」

紫尾神社や「神の湯」の近くに「町の広い駐車場を発見」した。


また、何回も これから来たい「紫尾温泉」だ。
次回は、共同湯「神の湯」にも是非 入ってみたい~!!



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