アブラボウズの焼き饂飩
先日掲載の アブラボウズの味噌漬け焼 の相方。
さて、どんなお料理にしようか、あれこれ考えました。
味噌漬けになっているので、なかなかやりたい調理法へ展開させるのが難しいなぁ。。
パスタも考えたのですが、味噌漬けというのがどうも・・・。
それに受け狙い過ぎて、辛口コメンテーターからバッシングされそうだし。(笑)
そこでキラ~リンと閃き ! みそ味の焼き饂飩。。これで行こう !
なにしろ先日造った 「ひたき製麺所」の特製純手打ち麺 もあるし、これは好都合。(^_^)
まずは、魚肉をソテー。
アブラボウズなんだから、上品にこんがり狐色なんてのは似合いません。
ワイルドに焦げ付かせた強烈な焼きこそ似合う事間違い無し。
そこで油も敷かずに加熱したフライパンにジュ~っと落とし焦げ付かせる作戦に打って出たの。
そしたら・・・・・、出るわ、出るわ、魚肉からジブジブ油が湧き出してきてもう洪水状態 !
あっという間に、ソテーしてるというより、唐揚げを揚げている様な状態に。(笑)
前回の網焼きは、ボタボタ脂がしたたってたけど、こんなに大量の脂とは思わなかったわ。
少しアブラボウズを侮り過ぎていたわ。これが、体内の50パーセントが異常脂分のお魚の本性なのね !
そんな訳だから、焦がそうにも焦げ付かないの。(笑)
そうこうしているうちに、饂飩が茹で上がったので、一旦氷水で締めて、そのままフライパンに投入。
普通、焼き饂飩は、サラダ油や、胡麻油を引いて茹でた麺を炒めるのに、油は必要無かったわ。
全て、アブラボウズから湧き出た脂で充分でした !
かまわずそのままフライパンを煽って豪快に饂飩を炒めたわ。
そしたら、麺が脂でギトギト。
ひぇ~~っ、もうテロテロの脂が焼き饂飩の全てを支配してます。
先行して造って置いた味噌だれ( 仙台味噌、味醂、醤油、酢、胡椒 )を掛けて、ひと熱加えて完成。
食べてみると、もう強烈に脂っぽい焼饂飩に驚愕 !
写真見てもギトギトなのが解るでしょう ? これって全部アブラボウズの脂。。凄すぎ !
でも、嫌らしい脂じゃなくて、これが結構イケるのよぉ。
麺にアブラボウズの旨味がたっぷり乗っている感じで、とても美味しいのに吃驚 !
一緒に炒めた 行者にんにく も、ほら、脂でギトギト。(笑)
ちょっと強烈過ぎたから、脂の半分くらいは捨ててから饂飩を投入すべきだったな、
・・・と、後から思ったけど、もう遅い。(笑)
結構美味しくて嬉しかったけど、食べてる途中で気が付いたの。
あれ? 魚肉は、こんなに小さかったかなぁ~ ?????
笑ってしまいました。
殆ど脂で、それが外に湧き出してしまったから、魚肉は半分くらいのサイズになってました。(笑)
何とか、完食。
アブラボウズは、身体の50パーセントが異常脂分のお魚である、という事をしっかり認識出来ましたとさ。(笑)
それから、二時間後.......。
厚生労働省の行政指導による注意事項の「下痢」にはならなかったけど
腹凭れしちゃって、ちょっと辛かったわ。
太田君のお世話になりました。
アブラボウズ。。。ナメたらあかんぜよ !