【=63 -11-】 自分たちの世代は、小学生の時にブルース・リー、中学生の時にジャッキー・チェン、そして極めつけはジェット・リーの「少林寺」で、中国武術の影響を思いっ切り受けた!
なんかしょっちゅう「あちょーっ」ってやってた、その少林寺のリメイクだと思ってワクワクドキドキしながら、この新少林寺を見に行ったのだ、帰り道にすり足の横歩きにならないように気を付けなきゃなと思いつつ・・・。
1912年の中国。清王朝が倒れた後、外国の列強に浸食され、国内は戦乱によって荒れ果てていた。そんな中、少林寺の僧侶たちは難民や負傷した兵士たちを助けようとしていた。ある日、登封城の将軍・霍龍を追って、馬に乗った軍人たちが少林寺に踏み込んできた。将軍侯杰は、少林寺に逃げ込んだ霍龍の命乞いを無視して殺害し、僧侶たちを愚弄する。そんな無慈悲な侯杰も、美しい妻・願夕と愛娘の勝男には人一倍の愛情を注いでいた。
映画が始まってすぐにわかった、時代背景がまったく違う、少林寺はたしか「隋」の時代、だがこの新少林寺はこないだ観た「1911」のちょっと後、中華民国の時代の当初の頃だ。
ということは、隋の時代と違って相対する敵は銃とか機関銃とか果ては砲弾まで、「おいおい、そんな敵に武術だけでどうやって闘うねん!」。
昔の少林寺で一番ワクワクした、武術訓練のシーンはこの映画ではかなり少なかったのが残念だった(屋内屋外の差があるがこの木の上に乗ってのシーンだけはかろうじてあった)が、しかしそれはそれで、この映画ならではの修練シーン(?)が随所に散りばめられていてそこはしっかりと引き込まれたのが嬉しかった。
善と悪、話の本筋とアクションシーン、人間ドラマとお笑い、などでしっかりメリハリが効いていて、至って単純なストーリーながら、娯楽性は十分、テンポも良く、131分の上映時間はあっという間だ。
とにかく悪い奴は徹底的に悪い、いい人は徹底的にいい人、その中でアンディ・ラウ演じる侯杰将軍の心の変化は「変わり過ぎやろ~!」って突っ込みたくもなるが、この映画の中では妙に説得力があって、ついつい突っ込み忘れてしまったほどだ。
少林寺の料理係悟道を演じるジャッキー・チェン、彼はこうでなくっちゃという持ち味のコミカルなアクションを発揮、ここんとこのジャッキーの役はなんか自分的に微妙なのが多かったので、久しぶりに留飲を下げた気がした。
実は勝手に「実はこのジャッキー演じる料理人が少林寺を救うのだ!」というラストを想像していたのだけど、これはやっぱり考えすぎ・・・(汗)
侯杰将軍の妻を演じるファン・ビンビン、新宿インシデントでむちゃくちゃ可愛くて癒されたが、この映画でも難しい演技をうまくこなしながらも、彼女の魅力はふんだんに振りまく、なんかいい意味で小悪魔的なのが好き。
そしてニコラス・ツェー演じる裏切り者曹蛮に憎たらしさといったらありゃしない、けどちょっと演技過剰気味、けっきょく奴は改心したのか!
この映画では、肉体と棍と刀だけで(一度だけ鞭もでていた)、もうちょっといろいろな武器を使った器械武術や酔拳などの拳種をいろいろ見せて欲しかったなあ。
前述のとおり敵は銃とか機関銃とか砲弾なんだから、そもそも勝ち目がないというのが悲しかった・・・どんなに強い使い手でもみんな結局、銃弾に倒れていくのだから。
ご無沙汰してます。
1週間に2日しかパソコンが今見れないので、
今日ここへお邪魔しました。
アクションシーンが少ないのですか???
昔の少林寺と言うと、動きが面白い、汚い、貧乏なイメージでしたが、、、
この映画を見る限り?画像かぁ、
綺麗なイメージですね
しかし配給元でさえ知らない事なので日本ではどこにも回答がされておりません。
ロケ撮影現場にいたことからその情報はベニー・チャン監督より頂いております。また香港や中国のニュースでは回答されているものもございます。
本来子供は男の子がほしかったのです。しかし生まれてきた子が女の子であったことからせめて名前を「勝男」として男に負けないようにと付けられている。では何故男の子がと言う意味は映画の中でもメッセージしています。先輩後輩の中で兄弟と言って自分の息子と侯杰の娘を結婚させる宴のシーンがあります。そこでノーと言わせず嫁にして宝も奪おうという魂胆で侯杰が殺してしまいます。
もし娘でなかったらあのシーンはなかったと言うことです。
しかし大事な一人の愛娘にはかわらないのでニコラス・ツェー演じる裏切り者曹蛮に殺されて出家して心を入れ替えると言うあらすじです。
生まれた時から女の子であることに不安があったことからせめて名前だけでも、名前のように育てと思いです。ちなみに「勝男」は嶋田瑠那と言う日本人です。中国では天才子役として多くのドラマや映画で活躍している。
昔のと違って、訓練のシーンが少ないねん。
なかなか面白かったよ。
男の子なら大興奮だと思うよ。
旧年中はトラバを沢山賜り、コメントもやり取りさせて頂きましてありがとうございました!
ところで、私もこの作品技を見せるのではなく人間ドラマになっていてあ、あれぇw
と思いました。
パンフレットは売り切れで結局手に入りませんでしたので残念でしたよw(>ω< )
おお、あの子役は日本人ですか!!
本年もよろしくお願い致します。(*´∇`*)
メリハリ効いたいい映画でしたよね。
昔のイメージの呪縛を振り切るというのが、旧世代にとって難関でしたが
それさえ克服すれば、すっきりとしたいい作品でした。
ジャッキーもいい役でした。
今年もTOHOシネマズでフリーパスポートゲットできるように頑張ります!
うちの坊主は、この田舎でカンフーなどという超マイナーなものをやってましたが、日本では大阪が一番盛んで、いたるところにカンフー道場がある!と聞いたのですが、本当っすか?
全国大会行っても、大阪の人が全部上位で、この辺でがんばってても、なかなか・・・なんすよ。ははは。
ジャッキーの役どころは彼ならではでしたねえ。リンチェイにも、ちょっとだけ出て欲しかった気もしますわ。
最近はあまり意識していないですが、自分が学生の頃には、周りの友人に、
少林寺拳法の道場に通っている奴や、大学で少林寺拳法部に入っている奴がたくさんいました。
それって大阪だけの特色?
ちょっと気にして大阪のカンフー事情、観察してみます。
そうですよね、ジェット・リーもちょっとだけでいいから出て欲しかったですよね。
けっして悪い映画ではなかったけど、自分たちは昔の少林寺をついつい引き摺っちゃいますから。