労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

あの過ちを再び繰り返すのか、あの道を再び歩むのか、軍靴の音が聞こえてくる2019年8月15日、戦後74年の終戦の日

2019-08-15 | 反核平和 Save The Our Earth🌐
 戦後74年の終戦の日。
戦争犠牲者追悼 平和を誓う8・15集会。
あの過ちを再び繰り返すのか、あの道を再び歩むのか。
そんな政治、外交を突き進む安倍政権を許してしまっている私たちの責任も重大だ。


 1945年の敗戦から74周年を迎えた8月15日の11時55分から、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で市民団体主催の「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8.15集会」が開催され、自分も4年ぶりに参加した。


 ちょうど到着した頃は、政府の要人による献花の頃、安倍総理もやってきた、彼は「また戦争がしたい」って言葉を捧げたのだろうか…。


 12時からの黙祷。
蝉の声と梢の葉擦れの音しか聞こえない、あの時は、ラジオからの「昭和天皇による終戦の詔書(大東亜戦争終結ノ詔書)」の声が加わったのだろうか。

 主催者あいさつでは、フォーラム平和・人権・環境の福山真劫共同代表は「お前たちは一体何をしているのだ、という皆さまの怒りと悲しみが胸に迫る。正しい歴史認識を欠落させた安倍政権の外交政策も内政政策も八方ふさがり。市民運動、労働運動も、日韓・日朝連帯、9条空洞化・条文改悪阻止、沖縄新基地建設阻止、貧困・格差なくせの闘いに取り組もう」と訴えた。


 立憲民主党の近藤昭一衆院議員が、枝野代表の誓いの言葉を代読。
 「本日、74回目の終戦の日を迎えました。先の戦争で犠牲となられた内外すべての人々に思いを致し、国民の皆さまとともに衷心より哀悼の誠を捧げます。
先の大戦では、国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私たちは、この反省を痛切に胸に刻み、再び戦争の惨禍が繰り返されることがないよう、未来への教訓としなければなりません。
しかしながら今日のわが国は、時代の大きな岐路に立たされています。集団的自衛権の行使容認と安保法制の成立を強行した安倍政権は、いま、ホルムズ海峡における有志連合への参加を求められ、後戻りのできない立場へと追い込まれようとしています。
また、専守防衛に関する従来の政府答弁から逸脱するおそれのある護衛艦『いずも』の事実上の空母化や、他の歳出項目と比し突出して伸び続ける防衛予算等、この数年における安倍政権の安全保障政策は、完全にその抑制を失っています。
さらにいま、安倍政権は、立憲主義、平和主義を無視した憲法の改悪に向けて突き進もうとしています。戦後、日本人が育てあげ、守り続けてきた『立憲主義』と『平和主義』が、大きな危機にさらされています。
戦後の日本は、憲法の平和主義のもと、焦土と化した国の復興に全力を傾注し、自由で平和で豊かな民主主義国家をつくり上げました。同時に、経済協力、人道支援、PKOなど諸外国の繁栄・発展、国際社会の平和と安定につながる日本独自の貢献を行ってきました。
わたしたち立憲民主党は、これら歴史の教訓を胸に刻みつつ、戦後日本が培ってきた外交・安全保障の基本姿勢である国際協調と専守防衛を貫き、国際社会の平和と繁栄に貢献していく決意をここに表明します。」

 社会民主党の吉田ただとも参議院議員
 「悲惨な戦争体験による深い傷は、74年を経てもなお消えることはありません。私たちは、大戦の反省から得た『政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにする』決意と、『全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する』ことを前文に謳う平和憲法の意義と価値をあらためて胸に刻み、『恒久平和』の実現をめざします。」
「今、日本の『平和国家』としての歩みは、安倍政権によって閉ざされようとしています。『戦争法』の成立を強行した安倍政権は、『戦争法』に基づく自衛隊の任務拡大を進めています。また、防衛費は7年連続増額で過去最高を更新するとともに、武器を『爆買い』し、『専守防衛』を大きく逸脱する軍拡に踏み込んでいます。さらに有志連合への参加が検討されており、自衛隊が海外派兵され、アメリカとともに戦争する危険性が増しています。『戦争法』の既成事実をつくり、米軍との軍事一体化を加速する安倍政権に、一人の命も預けるわけにいきません。平和を希求する多くに人々ともにたたかい、『戦争法』を廃止に追い込んでいきます。」

 戦争をさせない1000人委員会事務局長 内田雅敏氏
 「74年前の敗戦を経て、私たちは、『政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し』、主権在民、戦争の放棄、基本的人権の尊重を原理とする日本国憲法を制定し、戦後の再出発をしました。この日本国憲法は未完の憲法と言われています。
未完とは、戦後、私たちが担ってきた護憲、平和運動が、戦争責任の追及・植民地支配の精算、米軍基地の重圧に呻吟する沖縄について十分に向き合わず、今日に至るまでこれらの問題が解決されないまま放置されてきたことをいいます。私たちは、この二つの問題に取り組み、解決を図ることによって未完の日本国憲法を補完しなければなりません。」
「元徴用工問題は、加害者としての私たち日本が、慎みと節度を持って植民地支配の問題に向きあい、誠意を以て解決する以外ありません。」
「土砂によって沖縄県民の米軍基地建設反対の声を埋め立てることは出来ません。」
「拳法破壊をし、米軍と一体となって、再び日本を戦争できる国にしようとする安倍政権に対する闘いは、三つの共闘です。一つは非業無念の死を強いられた皆様方、そして戦後の護憲平和運動を担いながら、亡くなっていった方々の声に耳を傾けながらの死者達との共闘、二つ目は戦争をしない国を私たちの子供、孫、まだ生まれて来ていない子供達に伝えるための、未来との共闘、そして三つ目が、各地で強権政治に抗しているアジアの人々との共闘です。」と述べた。

 立憲フォーラム副代表 阿部知子衆議院議員
 「皆様の犠牲の上に築かれた『戦後』という言葉が当たり前に続くと思っていた私たちは、いま新たな戦間期を予感させられるような事態に直面しています。」
「『二度と軍事力を行使しない』と誓ったはずの日本国憲法は、手を変え品を変えて形骸化の攻撃にさらされ、安倍政権にあってはこの憲法を明文改悪することを正々堂々、軍事力行使を認めていこうとしています。」
「誰を敵として何と戦うのか、国民には一貫して語られることなく、むしろ最も重要な東アジアの隣国との関係は悪化の一途を辿っています。『武力によらない紛争の解決』の為の外交・交渉力はきわめて貧しく、イデオロギーが先行して排外的、敵対的対応がもてはやされる風潮に大きな危機感を覚えます。」


 私鉄総連を代表して献花する木村書記長。


 いくさなきよを あゆみきて あもひいづ かのかたきひを いきしひとびと

 御製の碑、この碑は終戦60周年を迎えるにあたり、新春「歌会始の儀」で詠まれた上皇陛下の御製を、常陸宮妃殿下が謹書され、平成17年(2005)9月27日竣工したもの。
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