私の「死ぬまでにしたいこと(My bucket list)」のリストの中に入っていたフランスのオートリーヴにある「シュヴァルの理想宮」。
いつか行ってみたいと思っていて、今習っているフランス語の先生の出身もその近くなのもあり、色々と話を聞いたりしていました。
「シュヴァルの理想宮」とはなんぞやですね。
この建物は1800年代、まだ車や自転車もなかった頃(多分電気も?)、郵便配達人のフェルディナン・シュヴァルはもともと空想好きで、郵便配達をしながらポストカードに描かれていた世界のいろんな建物を見て空想を膨らませていたようです。
ある日、郵便を配達中にユニークな形の石につまづき、以前から想像していた夢の建物を作ろうと決めたことからはじまります。
建築家でも美術家でもない一介の郵便配達人が、仕事をしながら33年間をかけて一人で作り上げた建物です。
自分の作りたいものを33年間かけて作ると言うのは、シンプルな情熱、よほどの衝動、そして忍耐や執念がなくてはできないことです。
いわゆるアウトサイダーアートとも言うのでしょうけど、私はどうしてもこれを自分の目で見て肌で感じて見たかったのです。
今年になり、ふと「私はずっと行きたいって思っているのに、なぜ行かないんだろう?」「じゃあ行こう!」と思ったことから、旅の計画を始めました。
しかも、今年横浜で開かれていたフランス映画祭でも「シュヴァルの理想宮」を作ったフェルディナン・シュヴァルの人生の物語の映画をみることができて、なんだかラッキー。
いい予習になりました。
さて、このシュヴァルの理想宮はフランス南東部のオートリーヴという小さな村にあります。
フランス語の先生からは車で行ったほうがいいよと言われましたが、ペーパードライバー歴数十年の私はものすごくハードルが高い!というか無理!ということで、インターネットで行き方を調べ(いろんな人が書いてくれていてありがたい!)、私はパリからTGVでリヨンまで行き、電車とバスで行くことにしました。
確かに、オートリーヴはとても不便なところにあり、バスはスクールバスを兼ねているのとバカンスシーズンのためか、一日3本、土日は運休。
土日に行こうかと思って予定を立てていたのですが、金曜日に行くことにしました。(事前に調べておいて本当に良かった!)
当日は朝早くパリのリヨン駅を出発!
早朝のパリ

パリのリヨン駅

このTGVに乗って行きました。
パリからリヨンのリヨン・パール=ディユー駅まで2時間くらい。

リヨン駅に到着後、コインロッカーに荷物を預けて、もう一つ電車でサン・ヴァリエ(St.vallier)駅へ。
時間は40分くらい。電車の中から見える風景はとてもきれいでした。

サン・ヴァリエ(St.vallier)駅

駅から通りを渡ったところにバス停があります。
しかし!オートリーヴ行きのバスの時刻表がなくなってる!

バカンスシーズンは田舎の方だと運休になったりすることもあるわよと、パリ在住の方に言われたこともあり、不安が募りました。
フランス語の先生はサン・ヴァリエ駅の駅員さんにタクシーを呼んでもらったらいいよと行ってくれたのですが、思いっきり無人駅で誰もいない。
しかもバスの時間まで2時間くらいある(電車が遅れるかもと思ったので、余裕を持って電車の時間を調整して予約しました)。
カフェでお茶でもと思い、サン・ヴァリエ駅の周辺を散策したものの、ものすごくさびれているし、バカンスシーズンのせいもあるのか何もない。
自分のミスでWifiも使えず、とっても暇。
不安になり、タクシーをつかまえてみようかと通りを見ても、田舎だからあまり走っていないし、見つけたと思ったら、自動車学校の教習車でした(泣)。
ローム川、きれいで眺めていたいけど、ものすごく暑かったので長時間その場に居れず...

そんなこんなで悶々としていたら、反対側のバス(オートリーヴからサン・ヴァリエ駅へ戻ってくるバス)が来るのが見えて、ちゃんとバスは運行しているんだとホッとしました。
長くなったので明日に続きます。
いつか行ってみたいと思っていて、今習っているフランス語の先生の出身もその近くなのもあり、色々と話を聞いたりしていました。
「シュヴァルの理想宮」とはなんぞやですね。
この建物は1800年代、まだ車や自転車もなかった頃(多分電気も?)、郵便配達人のフェルディナン・シュヴァルはもともと空想好きで、郵便配達をしながらポストカードに描かれていた世界のいろんな建物を見て空想を膨らませていたようです。
ある日、郵便を配達中にユニークな形の石につまづき、以前から想像していた夢の建物を作ろうと決めたことからはじまります。
建築家でも美術家でもない一介の郵便配達人が、仕事をしながら33年間をかけて一人で作り上げた建物です。
自分の作りたいものを33年間かけて作ると言うのは、シンプルな情熱、よほどの衝動、そして忍耐や執念がなくてはできないことです。
いわゆるアウトサイダーアートとも言うのでしょうけど、私はどうしてもこれを自分の目で見て肌で感じて見たかったのです。
今年になり、ふと「私はずっと行きたいって思っているのに、なぜ行かないんだろう?」「じゃあ行こう!」と思ったことから、旅の計画を始めました。
しかも、今年横浜で開かれていたフランス映画祭でも「シュヴァルの理想宮」を作ったフェルディナン・シュヴァルの人生の物語の映画をみることができて、なんだかラッキー。
いい予習になりました。
さて、このシュヴァルの理想宮はフランス南東部のオートリーヴという小さな村にあります。
フランス語の先生からは車で行ったほうがいいよと言われましたが、ペーパードライバー歴数十年の私はものすごくハードルが高い!というか無理!ということで、インターネットで行き方を調べ(いろんな人が書いてくれていてありがたい!)、私はパリからTGVでリヨンまで行き、電車とバスで行くことにしました。
確かに、オートリーヴはとても不便なところにあり、バスはスクールバスを兼ねているのとバカンスシーズンのためか、一日3本、土日は運休。
土日に行こうかと思って予定を立てていたのですが、金曜日に行くことにしました。(事前に調べておいて本当に良かった!)
当日は朝早くパリのリヨン駅を出発!
早朝のパリ

パリのリヨン駅

このTGVに乗って行きました。
パリからリヨンのリヨン・パール=ディユー駅まで2時間くらい。

リヨン駅に到着後、コインロッカーに荷物を預けて、もう一つ電車でサン・ヴァリエ(St.vallier)駅へ。
時間は40分くらい。電車の中から見える風景はとてもきれいでした。

サン・ヴァリエ(St.vallier)駅

駅から通りを渡ったところにバス停があります。
しかし!オートリーヴ行きのバスの時刻表がなくなってる!

バカンスシーズンは田舎の方だと運休になったりすることもあるわよと、パリ在住の方に言われたこともあり、不安が募りました。
フランス語の先生はサン・ヴァリエ駅の駅員さんにタクシーを呼んでもらったらいいよと行ってくれたのですが、思いっきり無人駅で誰もいない。
しかもバスの時間まで2時間くらいある(電車が遅れるかもと思ったので、余裕を持って電車の時間を調整して予約しました)。
カフェでお茶でもと思い、サン・ヴァリエ駅の周辺を散策したものの、ものすごくさびれているし、バカンスシーズンのせいもあるのか何もない。
自分のミスでWifiも使えず、とっても暇。
不安になり、タクシーをつかまえてみようかと通りを見ても、田舎だからあまり走っていないし、見つけたと思ったら、自動車学校の教習車でした(泣)。
ローム川、きれいで眺めていたいけど、ものすごく暑かったので長時間その場に居れず...

そんなこんなで悶々としていたら、反対側のバス(オートリーヴからサン・ヴァリエ駅へ戻ってくるバス)が来るのが見えて、ちゃんとバスは運行しているんだとホッとしました。
長くなったので明日に続きます。