未完の世界 Imperfect World

アーティスト佐々木久枝のブログ
自身の作品、生花と墨象を融合させたアートについて紹介。そして時々日々のこと。

NYの旅 その6 ハーレム

2017-09-03 09:15:05 | 旅行
NY滞在後、そういえば、ハーレムでゴスペルを聞いてみたかったとふと思い出し、ツアーに申し込みました。
みんなで待ち合わせをして電車で行くというものです。
道すがらガイドさんのハーレムについてのお話がとてもおもしろく、興味深く、へぇーと心の中で何度も繰り返してました。

アポロシアター


シャッターペインティング
アーティストのフランコさんによるもの。125stにはフランコさんの作品がたくさんあります。





フランコさんの日本語のサイトもありますね。
http://www.francothegreat.com/language/japanese.html

もう90歳を超えているとのことでしたが、ご本人も健在。路面で絵を売っていました。私も1枚購入。




さて、ゴスペルはという映画の「天使にラブソングを」のイメージが強すぎて、恥ずかしながら少し物足りなく感じてしまいました。
でも今回実際に聞いたのが地元に根ざしているゴスペルで、みなさんの信仰の深さや想いがこもっているのだろうと思います。
写真は撮ってはいけなさそうだったので、心に刻んできました。

信者の方の中には、ミサ?の途中、いろいろ降りてきてしまっているのか、テンションが上がってしまうのか?倒れる人がいるそうなので、教会には必ず看護士さんがいるそうです。




帰りはシルヴィアというソウルフードのレストランでランチ。
有名なところのようで長い列ができていましたが、私一人だったので、カウンター席にすぐ入れてもらえました。
並んでいた方ごめんなさい。
(写真が縦にならない〜!)




フライドチキン、おいしかったです。もっといろいろ頼もうかと思ったのですが、隣の人のお皿の様子を見て自分の食べられるサイズにしました。
ソウルフードは煮込んだり揚げたりしたものが多いようです。



違う文化に触れることが、私はとても大好きで海外に行きたいと思う一つの理由です。
当たり前ですが国が違えば文化や言葉、考え方も違います。
お互いに尊重すること、違いを認めること、謙虚さや理解する姿勢も必要になってきます。
でも外国だからというわけだけでなくて、日本においてもそうかもしれません。
違いを認めること、正しいからと、こうするべき!と人に押し付けないことも頭の片隅に入れておきたいなと思ったのでした。



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NYの旅 その5 ギャラリーめぐり

2017-09-01 08:44:45 | 旅行
今回もまた色々ギャラリー巡りをしました。
前回来た時にアートレイツさんのアートガイドをお願いして、色々と見たほうがいいギャラリーを効率よく、アート事情など教えてもらいながら一緒に回ってもらいました。チェルシーのエリアには無数にギャラリーが点在しています。
ガゴシアンギャラリーなど有名なところは知っていても、なかなかギャラリー事情がわからないと回りきれないし、無駄に体力を消耗してしまうので、このアートガイドはお願いして本当に良かったです。

今回は、前回まわってみたギャラリーを覚えている限り、色々回ってみました。
夏はsummer showといったグループ展をやっているところがたくさんあって(もちろん個展もたくさん)、色々な形の作品群が面白くて、いろいろ写真を撮ったものの、後から見てうまく撮れてなかったりしたので、心に残ったものを一つ。

PACE gallery
ここはとても大きく、有名なギャラリーで、ご存知の方も多いことだと思います。4月に行った時は奈良美智さんの個展をしていました。

メキシコとの国境問題について写真とオブジェと音楽や楽器の展示。
写真には撮らなかったのですが、置き去りになった?小さい子供のリュックや靴、痛々しかったです。
日本は海に囲まれていますし、陸つながりの国境問題というのは考えさせられるものがありました。

アメリカから見た壁の向こう側。
危険を顧みず、豊かさを求めて国境を越えようとしている人たち。

現実の問題をアートや音楽に昇華し、見る人の心に投げかけられているように思いました。









洋服の後ろに弦があしらわれていて楽器になってる?










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