未完の世界 Imperfect World

アーティスト佐々木久枝のブログ
自身の作品、生花と墨象を融合させたアートについて紹介。そして時々日々のこと。

何かやる時は多少のリスクがあったほうが面白い(まだ人生を語れるほど大きな人間ではないけど)

2016-05-26 12:31:12 | 作品
来週の今頃は展示の準備で大忙しだろうなあと思いながら、手持ちの分の作品をまだ作っている(汗)。

納得いく展示ができるかなあ、お客さんがたくさん来てくれるかなあ、全然来なかったらどうしようとか、考えてもしょうがないことが頭の中をぐるぐる回る。
開き直ってはいるけれど、どこかで気にしているんだなぁ。

初めてニューヨークで展示した時、過剰に期待しすぎていたなあと当時を思い出す。
その時はとても初めてなりに充実していて、自分でもがんばったし、楽しかったし、いろんなことがいい経験になった。
けれども、たくさんのニューヨークの人が見に来てくれるかも~、とか過剰に妄想が膨らんで、実際期待したほど、人が来なかったというか、1日数人程度。
でも見知らぬ人がウィンドーを覗いて入って、作品を見てくれたのはとても嬉しかったし、作品を見て表情が変わる瞬間を見たら、本当に感激して、ニューヨークまで来てやってよかったなあとすごく思ったりした。

でも自分が期待していた以上に人が来なかったので、私の作品がよくないからこないのかなあと、悲しくなって他の大きいギャラリーに行ったら、ほとんど人がいない。(パーティーの時は違うよ。)
それで、ギャラリーってそういうものだよね。私の作品は進化の必要はあるけど、ダメじゃないよねと変に納得して帰ってきたことを思い出す。

その後何回か海外でやるときは開き直るようになった。
万人に受けるような作品を作ろうとするのもおかしいし(というかできない)、そもそも人の動きは自分ではコントロールできないもの。これは日本でも同じ。

以前、ある人が「(海外で)人が来ないんだったらやる意味がない」と言っていたことを思い出す。
そうかもしれないけど、それを聞いてなんだか悲しくなった。
最初から決めつけてもしょうがないし、人が来なかったらそれはそれで、なかなかできない大きな経験になるのだ。

知人が「何かやる時は多少のリスクがあったほうが面白いですよね」と言ってくれた。
こわくなった時、思い出して自分を励ます。
海外での展示は大きなリスクがある。けど、自分がやりたかったらそれを承知でやるほうが得るものも大きい。

展示の成功というのは人によって違うけど、とりあえず、失敗してもそれは大きな財産になると思うのだ。
そして、一人でも喜んでくれる人がいたら、大成功だと思う。

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6/3-9までパリにて個展をします。

佐々木久枝 個展
(墨アートと生花)
「未完の世界 儚さにある果てしない一瞬」

Exposition personnelle
Hisae Sasaki
Sumi'art et Fleurs fraîches

Un Monde inachevé
-L'Eternel dans l'éphémère-


<会場>
ギャラリーメタノイア
Galerie metanoia
56 ,rue Quincampoix 75004 Paris
ポンピドゥーセンターの近く。


<会期>
2016,6/3-6/9
月~土曜日(Du Lundi au Samedi) 13:30-18:45
日曜日(le demanche) 13:30-17:00
最終日 16:00まで
Cloture de l'exposition 6/9 a 16h


<オープニングパーティ: vernissage>
6/3(金, le vendredi) 18:00から





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外国語を習う

2016-05-22 13:02:59 | 日記
今年からフランス語を習い始めた。
パリでの展示を決めてから、勉強しようと思っていたけど、腰が重くうじうじ。
結局今年1月から始めることにした。

当たり前だけど、本当に頭がねじれそうなくらい難しい。
なんでこんな難しい言葉をしゃべってるんじゃー、どうして名詞に男とか女とかあるのだーと叫びたくなる。
そしてなかなか覚えられない自分にも腹がたったり。
授業についていくのが精一杯。あまりにもできなすぎて、みんなに笑いのネタを提供している(汗)

でも5月になってまだサバイバルフランス語だけど、以前よりは目にする言葉の意味がわかるようになってきた。
映画を見ても、聞き取れる単語があることが嬉しい。
今年の初めまで、フランス語でのアルファベットの発音もできなかったから、今思うと少しずつだけど進歩はしているなあと自分で自分を褒めてみた。

語学の習得は人によって様々だけど、私は人より時間がかかる方だ。
それも嫌だったけど、しょうがないし、上達や結果を急ぐと嫌になって続けられなくなってしまう。
地道にコツコツ続けるしかないよねーと昨日、クラスメイトの子と電車で話しながら帰った。

英語もずーっと前から勉強している。
今もレッスンをしてもらっている。
その割に上達はしていないけど、いつも楽しい。
できない自分を責めるのではなく、楽しくちょっとずつ続ければいいのだ。
何事も嬉しかったり楽しかったりがないと続かないものだ。

外国語を学ぶとその国の文化を知れて楽しい。
自分の世界が広がっていく。

以前英会話のレッスンで、いろんな国の先生から教えてもらっていた。
その時、彼らに出会って、刺激を受けて、もっと自由に自分のやりたいことをしていこうと強く思って、いきなりだけど海外で展示を始めた。
周りの人からはおかしいと思われたりしたこともあったし、お金も体力もいる。
それでもやりたいことを続けている時の、ワクワクやドキドキの喜びはたとえ失敗したとしても何にも変えられない。

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しつこく宣伝。

パリで個展をします。
6/3-9までパリにて個展をします。

佐々木久枝 個展
(墨アートと生花)
「未完の世界 儚さにある果てしない一瞬」

Exposition personnelle
Hisae Sasaki
Sumi'art et Fleurs fraîches

Un Monde inachevé
-L'Eternel dans l'éphémère-


<会場>
ギャラリーメタノイア
Galerie metanoia
56 ,rue Quincampoix 75004 Paris
ポンピドゥーセンターの近く。


<会期>
2016,6/3-6/9
月~土曜日(Du Lundi au Samedi) 13:30-18:45
日曜日(le demanche) 13:30-17:00
最終日 16:00まで
Cloture de l'exposition 6/9 a 16h


<オープニングパーティ: vernissage>
6/3(金, le vendredi) 18:00から




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どくだみ満開

2016-05-19 11:21:42 | 日記
玄関先や近所のあたりはどくだみが満開。
昔は好きではなかったけど、今はとても清楚で凛とした花やスペードのような形の葉っぱも美しいと思う。
独特の匂いから名前がきているらしいけど、もう少し可愛らしい名前にしてあげたらいいのになあ。





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5/8のイベント

2016-05-10 19:28:26 | 作品
先日の日曜日に日野の新撰組祭りで、アートレイツさん企画の「庭画廊」にて、初ライブペイントをしました。
人前で制作したり、パフォーマンスするなんてありえない、絶対やらないと頑なに思っていたのですが、今年からその殻を破ってみようと思いました。(だって緊張するし、ボロが出る~とずーっと思っていたので。)
今回がその第1弾。
私のはささやかなもの。初回だからこのぐらいがちょうどいい。
製作中はとても楽しかったし、自信と気力が湧いてきました。
私もやればできるんだなあ。自画自賛~。
立ち寄って作品をじっくり見てくださる方もいて嬉しくて気持ちが上がりました。



イベントで残った花でアレンジ。
花に触っていると気持ちが落ち着きます。




パリの個展もあと少し、手持ち分のまだ制作が終わっていない(汗)
ギャラリーメタノイアにて、6/3-9まで個展をします。


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パリで個展をします。

2016-05-03 18:25:10 | 作品
6/3-9までパリにて個展をします。

佐々木久枝 個展
(墨アートと生花)
「未完の世界 儚さにある果てしない一瞬」

Exposition personnelle
Hisae Sasaki
Sumi'art et Fleurs fraîches

Un Monde inachevé
-L'Eternel dans l'éphémère-



<会場>
ギャラリーメタノイア
Galerie metanoia
56 ,rue Quincampoix 75004 Paris
ポンピドゥーセンターの近く。


<会期>
2016,6/3-6/9
月~土曜日(Du Lundi au Samedi) 13:30-18:45
日曜日(le demanche) 13:30-17:00
最終日 16:00まで
Cloture de l'exposition 6/9 a 16h


<オープニングパーティ: vernissage>
6/3(金, le vendredi) 18:00から



展示までまだまだ1年以上もあるなあと思っていたけれど、あと1ヶ月になってしまった。

2年前一度下見にも行って、なんとなく会場を把握していても、いざ作品の配置を考えるとなると難しいし、ついあれもこれもと欲張ってしまう。
作品はほとんど発送したものの、手持ち分がまだできてなくて、焦る。
どうしていつもギリギリになってしまうのかなと、自分に怒ってもしょうがないのだけど。

そしてパリには知人はほとんど皆無。
人が立ち寄ってくれるかわからないのに、自分でもよくやるよなあと思うのだけど、それでもいいからやってみたいと心の底から思うのだ。日本だと付き合いで来てくれたりする安心感があるけれど、海外で知人がいないとなると、私の作品に興味をもっているであろう人だけが来るから分かりやすい。
興味がなければ誰も来ない。ということになる。ちょっと怖いけど。

けちょんけちょんになっても、うまくいっても全ていい経験になると思う。

友達が言ってくれた「見えない求心力で全てが進んできたんだねー」という言葉に元気づけられた。
自分で言うのもなんだけど、私は割と運がいい方だと思う。
この求心力、あるのならまだまだ続いてくれー。



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