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◎イスラーム 16(五行 5) 巡礼

2015-07-05 12:16:50 | 宗教
イスラーム 16(五行 5) 巡礼

●五行

・五行はムスリムであるための信仰行為としての5つの義務である(5柱ともいう)
 1、信仰告白
 2、礼拝
 3、喜捨
 4、断食
 5、巡礼

 5、巡礼(ハッジ)

○巡礼とはある宗教の信者が行う、その宗教で特別に重要な意味を持った場所への旅行で、信仰を深め、祈願の成就をめざす宗教的行為である

○キリスト教徒は、エルサレム、ローマ、スペインのサンチアゴ・デ・コンポステラやフランスのルルドやポルトガルのファティマにある聖母マリアの聖地などに巡礼する

○仏教においてはルンビニー(釈尊の誕生地)、ブッダガヤー(釈尊の初成道の地)、鹿野苑(初転法輪(初説法)のところ)、クシナガラ(入滅の地)など釈尊に関係のある地が巡礼地と定められているが、それほど大きな意味を持ってはいない(「世界宗教事典」リチャード・ケネディ、教文館 など)


イスラームの巡礼(以下、おもに「岩波イスラーム辞典」によります)

○大きく分けて3つある
・マッカへの巡礼(①ハッジ(大巡礼)と②ウムラ(小巡礼))と③ズィヤーラ(訪問)

○ウムラ(小巡礼)
 五行の1つとはみなされていない
 ハッジの期間以外ならいつでも行うことができる

○ズィヤーラ(訪問)
 マディーナにある預言者モスクや、預言者の一族、聖者の廟などを訪れる参詣・墓参行為で、ハッジとは明確に区別されている


ハッジ(大巡礼)

○一般にマッカ巡礼はハッジをさす
 ヒジュラ暦の第12月の8日から12日を中心にかけての時期にマッカのカアバ聖殿(「神の館」)を訪れることである
 ハッジはムハンマドが632年3月に行った「別離の巡礼」の儀礼を再現するものである

○近代以前のマッカ巡礼は、巡礼者の財産をねらってアラブ遊牧民や盗賊団が襲撃をかけることが少なくなかったから、常に大きな危険がつきまとった
 そのためマムルーク朝の歴代スルタンは、年ごとに「巡礼のアミール(指導者、指揮官)」を任命し、武力によってエジプトやアフリカからの巡礼団を保護する政策をとった(「世界の歴史8」佐藤次高、中公文庫)

○現在では、200万もの巡礼者が同じ儀式を行えるよう、組織化がなされている
 サウジアラビア政府は、ハッジがスムーズに行えるよう歩行者道、トンネル、回廊を造るため膨大な資金をつぎ込んできた
 それでも、あまりにも激しい混雑のため、今でも事故は稀ではない(「イスラーム」ジャマール・J・エリアス、春秋社)


○巡礼者はヒジュラ暦の第10月から第12月10日までに、巡礼の意志表明をしなければならない
 また、巡礼者は定められた巡礼境界地点に入る前に意志表明をしなければならない

ハッジは一生に1度は果たすべきムスリムの義務であるが、すべてのムスリムを対象とはしていない
「誰でもここまで旅して来る能力がある限り、この聖殿に巡礼することは、人間としてアッラーに対する神聖な義務であるぞ」(クルアーン 3章91節「岩波文庫」)
 ムスリムにとっては、一生の願いでもある

・借金のない成人で、マッカまで旅する体力や財力があり、自分の巡礼中に残留家族の生活を維持する準備ができる者のみが、それを実行する資格をもつ
 体力のない者や老人は、資金の援助をして他人に「代参」を依頼することができる
 女性は近親の男性や夫の同伴なしには許されない

・遠来の巡礼者のためにマッカには「巡礼案内人(ムタウウィフ)」がおり、ハッジの複雑な儀礼のやり方を指導している

○ハッジをすませた人はハーッジュ(女性はハーッジャ)という称号で呼ばれる
 ハーッジュになったからといって、特別な恩典がつくわけではない

○世界各地から多数のムスリムが集まるマッカは、物資や情報が交換される場でもあり、イスラーム諸学の多くの学者がマッカに居住していた
 巡礼に来た人々は、新しい思想の動向にふれてその影響を受け、故郷に持ち帰った

○巡礼は肌の色、言語の違い、身分や年齢、性別をこえて全世界のムスリムをアッラーの下に1つに結びつけ、連帯感を生み出す上で大きな役割を果たしている(「イスラム教入門」中村廣治郎、岩波新書)

ムスリムでなければマッカやマディーナに立ち入ることはできない


ハッジの順序

・巡礼の手順は細かく規定されている

①巡礼者はマッカに入る前に定められた場所(ミーカート)でグスル(全身の浄め)を行ってから巡礼服(イフラーム)に着替える

イフラーム
 ハッジを行う前に禁忌の状態になること

 さらに、イフラームの状態に入った時に着用する、縫い目のない男性用の上下2枚の白布をさす
 1枚を腰に巻き、もう1枚を左肩からかけ、右肩をあける
 イフラームは、アッラーの前に人間が平等であることやアッラーに身を捧げることや清純であることを示している
 頭に被りものをしてはいけない
 着用後、2ラクアの礼拝を行い、禁忌状態になる
 イフラームを解くまで、香水、性の交わり、動物や虫の殺生、爪を切ること、ひげを剃ることなどは禁じられる

 女性の場合は、巡礼の意志表明を行い、イフラームの状態になるだけで、巡礼用の特別着はなく、顔だけは出す全身を覆う服を着る
 顔をおおってはいけないのは、アッラーに自分の顔を覚えてもらうためだといわれている(「イスラームの生活を知る事典」、塩尻和子・池田美佐子、東京堂出版)

②タルビアを唱えながら遅くとも第12月8日までにはマッカに入り、聖モスク(マスジド・ハラーム)内にあるカアバを反時計回りに7周するタワーフ儀礼を行う
 それから黒石とカアバの扉がある南東のコーナーで祈り(ドゥアー)を捧げる

○タルビア
 ハッジの最中に唱える言葉で、意味は
「あなたの御前に参りました、アッラーよ、あなたの御前に参りました、あなたの御前に参りました、比類なき御方、あなたの御前に参りました、称賛と恩恵、そして大権はあなたのものです。比類なき御方」

 巡礼者は巡礼行事の移動中にも欠かさずタルビアを唱える

タワーフ儀礼
 カアバ聖殿を黒石の地点から左方向へ7回まわる儀式で、巡礼者がアッラーの前に出ることを象徴している
 タワーフは「回ること」の意

 カアバ聖殿を前にして祈願をし、黒石の角に進み、黒石に接吻する
 できない場合は、黒石に向き手をあげ「アッラーの御名によって、アッラーは偉大なり」の言葉に続き祈願を行う
 各周で南角と黒石を向き手をあげ同様に祈願する
 タワーフを行う間は、祈願やクルアーンの章節を読誦する

③北東コーナーの近くにあるマカーム・イブラーヒーム(イブラーヒームのお立ち所)の近くで任意の礼拝2ラクアを行う

④ザムザムの泉の水を飲み、サファーの丘に向かいサアイ行を行う

ザムザムの泉
 カアバ聖殿とサアイ廊の中間にある
 巡礼者たちはザムザムの泉の水を故郷への土産にするという
 ザムザムの泉の水には病気を治す力があると信じられている

サアイ行
 サファーの丘とマルワの丘の間を7回行き来する行

 聖モスクの東側面にあるサアイ廊の南の端にサファーの丘があり、北の端にマルワの丘がある
 ムハンマドはサファーの丘に立って初めてイスラームをマッカの人々に説いた

・巡礼者はマルワの丘に行き、サアイ行の意志表明を行う
 サファーの丘から始めて、アッラーの唱念やクルアーンを唱えながら3往復半してマルワの丘で終える
 サアイ廊の両緑線の間を早足で進む
 サアイ行を終えた後に、剃髪するか髪の一部を切る
 早めにマッカに到着していた者は、タワーフやサアイを繰り返し行う

○サアイ行はハージャル(預言者イブラーヒームの女奴隷)が幼い息子イスマーイールのために水を求めて砂漠をさまよった故事に基づいた行である
 ムスリムはハージャルとイスマーイールが砂漠をさまよっているときに、アッラーがザムザムの泉で水を与えたと信じている

○サアイ行は、人間が人生でたえまなく続ける努力、闘いを象徴し、ムスリムが生きるための人生の闘いを粘り強く行うことを表している(「イスラーム世界の基礎知識」ジョン・L・エスポジト、原書房)

⑤8日の夜は、マッカ郊外のミナーの谷もしくはアラファ(複数形ではアラファート)で過ごす

○ミナーの谷
 聖モスクから東へ約5km離れた谷間で、巡礼者が巡礼期間中テント生活する巡礼地である
 巡礼者は8日にミナーの谷に移り、テント生活を始める

⑥巡礼者は9日正午までにタルビアを唱えながらアラファに到着しウクーフ儀礼を行う

・アラファの野にある「ラフマ山(慈悲の山)」でムハンマドが「別離の説教」を行ったとされる

ウクーフ儀礼
 これまで犯した罪業を悔い改め、アッラーに赦しを求め、アッラーの名を唱念し祈願する
 ウクーフなしにはハッジを完遂したことにはならないとされている

 一部の巡礼者はラフマ山に登ってウクーフ儀礼を行う

⑦日没後、巡礼者はアラファとミナーの間にあるムズダリファに向かい、そこで1晩を過ごす

⑧翌10日の朝、ミナーに戻り、大・中・小の3本ある悪魔を象徴する石柱(ジャムラ)のうち、最大のものに7個小石を投げつける(石投げの儀式
 それからラクダや羊などを供犠し、イフラームを脱ぐ

 動物を犠牲として捧げるのは、アッラーがイスマーイールの代わりに羊を犠牲として受け入れたという故事にならったものである
 その際、頭髪をすべて剃るか、一部を切る

○この日は、巡礼に参加しなかったムスリムがそれぞれの居住地で供犠を行う、犠牲祭の日でもある

○旧約聖書の物語では、アブラハムが息子のイサクを犠牲として捧げられるよう神から要求されるが、この物語のイスラーム版ではイブラーヒーム(アブラハム)が最も身近な存在(息子)を犠牲にしてその献身を示すよう神に求められたとされている

 イブラーヒームは、息子イスマーイールを手にかけることを見るに忍びず、目隠しをしてその喉をかき切ることにした
 目隠しをずらして見ると、イスマーイールは無傷のまま立っていた
 その足下には、神がイスマーイールの身代わりにした、雄羊が横たわっていた(「イスラーム」ジャマール・J・エリアス、春秋社)

○犠牲獣は、家族、隣人、貧しい人々に分け与えられる
 過剰な消費を防ぐため、こうした肉は缶詰にされ、1年を通じて救済組織に活用される
 西欧やアメリカに住んでいるムスリムは、個人としてその義務を果たすことが困難だと感じているため、自分に代わってその役割を果たし、その肉を必要な人々に分配してくれる国際組織の後援をする(「イスラーム」同上)


○ジャムラ
 ジャムラはイブラーヒーム(アブラハム)の伝説と結びついている
 イブラーヒームがアッラーに命じられ、子イスマーイールを犠牲に捧げようとした時、悪魔がささやき邪魔したので、イブラーヒームは大石柱の場所で石を投げて悪魔を追い払った

⑨巡礼者はその後も2、3日ミナーにとどまり、3本の悪魔の石柱に石投げをする
 そしてマッカ出発前にまたタワーフ儀礼を行い、巡礼の儀礼を終える

・一部の巡礼者は帰郷する前に、マディーナの預言者廟への参詣を行ったりする

 

◎7.4 THE MUSIC DAY

2015-07-05 09:41:02 | AKB48 HKT48 NMB48
7.4 THE MUSIC DAY

THE MUSIC DAY 音楽は太陽だ

・AKB48GとAKB48の新曲以外のデータはすべて消去

●AKB48の新曲「ハロウィン・ナイト

・季節外れやん、夏の曲にすればと思うっちゃけど

・曲は、こんなこと言うのも何やけど、これはあかん
 カラオケで歌いたい曲ではないな
 ○○曲とか、酷評されそうや

・ひとりひとり違う豪華な衣装は良いけど、こんな曲に、衣装を作る人がご苦労様なことでございまする


○HKT48「12秒」 九州地方のゆるキャラは、全くと言っていいほど知りません

 HKTの宝石 さくちゃんのファースト写真集「さくら」がついに7.8に発売っちゃん!
 初々しい告知V
 買い増ししようと

 さくちゃんのAKBの新曲の衣装は「ピエロ」


○NMB48「ドリアン少年」関西のゆるキャラは、奈良の「せんとくん」しか知りません

 万年ゆーりちゃんは、最後列であまり映らないけど、一時最前列にでてくる部分があるんよ
 「ケーキより」のところさ

 万年ちゃんはNMBの秘密兵器なので、一見目立たない位置にいていますが、キラっと輝いておりますけん

 万年ちゃんはCD「ドリアン少年」のカップリング曲「どうでもいい人仮面」のセンターに選ばれた

 秘密兵器じゃなく、とうとう前に出てきますのだ