広島鉄道模型友の会 公式ブログ

ここでは、活動の様子や会員の作品を紹介します

運転会と懇親会の様子

2006年06月19日 | 月例会報告
コンテストが終わると、待ちに待った懇親会です。皆さんアルコールに強い方(多分…?)も多く、ビールのジョッキがどんどん空となり、競作の作品の苦労話から模型のウンチク、他愛も無い世間話まで会話も弾み、親睦が図れました。
毎年、焼肉なのですが、さすが肉の量が年々減ってきているのを実感します。みなさん、歳を重ねてきたと言う事で…(笑)


さて、懇親会の後はお待ちかね、大運転会です。それぞれが思い思いの車両を持ちより、百花繚乱のごとく様々な車両が、レイアウトを走行しました。
今年は、なぜか貨物列車が多く、とりわけ会長とF米氏、F原氏は古の国鉄貨物列車を彷彿とさせる、長大編成を登場させました。
F米氏は大好きなタンク車中心でしたが、F原氏は『これが美しい編成…』と言わんばかりの、試運転車両を併結した貨物列車で意表をついておりました。
会長はこの運転会のために、競作以上に力を入れた貨物列車で、ストックキットを始め機関車購入記念と称した、プラ貨車のオンパレードでした。例え貨物列車とはいえ、適当に貨車を連結したのでは面白くない。それらしい編成を再現するように組成しなければならない… 適度なアルコールで普段以上に冗舌となったF原氏のありがたいお言葉です…(謎)
内線には、競作の作品であった、F原君の115系や、Y尾君の103系が快走し、SK郡君の“北海道シリーズ”が彩りを添えておりました。

しかし、こうしてみると全て国鉄型車両ばかりというのも、全員が『おじさん』ということを証明していますね。中にはJRマークを貼り付けている車両もいますが…

さ~て。走らせるぞ~!


あっ、止まった…


タタンタタン… 長短様々なタンク車のジョイント音にウットリ…



数年前のF原氏競作作品の、カツミ製キット組立品のED72が牽引する貨物列車。しんがりには同氏製作のペーパーで自作したオハ14が…
同氏曰く『全検入場の回送…』


M田氏の事業用車シリーズ第一弾のキヤ191系です。ウチのクラブのレールを計測すると、驚きの結果が…(笑)


Fおぢ『へぇ~、これが今は亡きロコモデルの完成品?』
K村 『いやぁ、安かったんよ。できもええし、即買いした』


59-2改正前の操車場を彷彿させる(?)貨物列車たち。誰も号令をかけた訳ないのに、貨車が集まりました。


やっぱ、気動車列車はこうでなくっちゃ。と、あくまでも他力本願(笑)の会長の車両を先頭の列車。最後部はご愛嬌…


やっぱり、ブルトレは必要でしょう。今は亡き『出雲』号も模型では永遠に不滅です…


I藤氏の関門のEF81も待機中。その隣にはSK郡氏の『特雪列車』が待機中。あの岡山の名店を震撼させたお買い物も懐かしいですね(爆)


限りなく、特急『安芸』に近い『あさかぜ』も、妖しいロビーカーを連結して快走中。


やんごとなき事情で参加が遅れた、SK郡氏もご自慢の車両たちで存在感をアピール。当然、今度のT社の新製品は買うらしい…


最後のおまけ、翌日の朝食です。『米粒残したら目が潰れる…』と呟きながら、おひつを綺麗にしたのは私だけではない事をお知らせします(笑)


今年も、私達の我ままを聞いてくださった、『温井スプリングス』の関係者の皆様方、レイアウト設営や準備に携わった方々、本当にありがとうございました。この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。

今年の盛り上がりを来年に、今後更にクラブを発展させて、大いにホビーライフを楽しみましょう!!

コンテスト結果発表

2006年06月18日 | 会員の作品
毎年恒例の『終夜運転会』が、安芸太田町加計の「温井スプリングス」で行われ、14名の会員とその家族が参加して大変盛況でした。
また、競作コンテストも行われまして、今年のお題『地元に縁がある車両』ということで、9名の参加でコンテストが行われました。例年では、懇親会の後にコンテストを行い、適度(?)のアルコールが入りテンションが上がりすぎるので、素面のうちにコンテストを行い適正な審査を行おうとの提案があり、懇親会前のコンテスト開催でした…が、温泉に浸かった後で既に缶ビール飲んでいた参加者もおり、結局は例年と同じ状態に…。


アミダくじの線を1本余計に自分で書き足したがために、エントリー№1を引いた、会長のキユニ16からコンテストが始まりました。因みに後のキハ23はK村氏の車両で、当の本人は気動車の動力車を持って来ていませんでした(正確には作っていない…)


続いて、エントリー№2。I田氏のC53-97号機が登場。某社のキットを加工して、台枠の中抜きを行い真横から見たシルエットを美しくなる様に工夫した逸品でした。I田氏ご愛用の岡山模型店特製の“ダンブラック”での塗装も、良い雰囲気を出しておりました。


続いてM田氏が事業用牽引車でエントリーです。広転にいるクモヤ90-105を、いさみやのペーパーモデルをメインに各社のパーツを組み合わせ完成させた逸品です。大きな特徴は、前後でKATO製カプラーとTomix製カプラーを装備する事で、両社の電車と連結できるように工夫されています。これでどの電車を買っても、とりあえず走れますよね…(笑)


もはや長老組みに入ってしまう世代になった、F原氏が153系の4両編成で登場です。この作品は20年近く前に組立てそのままだったものを、完成させた作品で、先頭車は前後で低運車と高運車で製作されております。先月は休みの日の度に雨に見舞われ、塗装が出来ず今月に入ってやっと塗装が出来たけど、気に入らないそうです。綺麗に仕上がっているのですがね~
4両ではあまりにも寂しいので、残りの完成を急がれるそうですが、私も全て完成した編成を見てみたいですね。


久々に競作に参加したK村氏は、小郡にいたキハ25-61を製作したそうです。最近は、金属キットを組み立てておらず、久々の製作で勘が鈍っていたそうですが、丁寧な仕上がりで素晴らしかったです。車内も作りこんであって、正面から覗くと仕切りが密閉式ででなく、何だか懐かしささえ感じれます。私もそんな世代の人なんです…(笑)


昨年のコンテスト優勝者のF原君は、Tomix製115系で広島支社リニューアル車でのエントリーです。さすが、Nゲージで素晴らしい作品を生み出しているだけあって、車体の加工や塗装、全てにおいて完成度の高い作品でした。本物のリニューアル車以上に丁寧な仕上がりだと思ったのは私だけでしょうか…?
先月の例会は競作の仕上げのために参加しなかったとか… 恐れ入りました。


これまた久々にコンテストにエントリーしたY尾君は、アリイの103系プラモデルから、JR東日本から購入したクハ103を組んだ編成を再現しての参加でした。彼もまたNゲージで鍛えた腕で丁寧な仕上がりを見せており、非常に完成度が高い作品でした。実車のクハは最近になって戸袋窓を埋める工事を行い、印象が変ってしまいましたが、今後この作品も変っていくのでしょうか? 
上の画像は、決して酔いつぶれているわけではありませんので、あしからず…(笑)


プラの加工を得意とするO合君は、末期の『あさかぜ』に組み込まれていた、オロネ25-300とオハ25-300でのエントリーです。画像では判り難いのですが、3両目と4両目が作品です。
オロネ25はKATO製品の発売を見越して、Tomixの14系から改造したとのことです。クーラーの違いなどありますが、あえてそこは目をつむり製作したとのことですが、決して違和感も無く完成度が高い作品に仕上がっております。一方のオハ25も実車同様にオハ12からの改造で、そつが無く仕上がっております。本人曰く、KATOの製品のクオリティーが予想以上に高く、仕上がりを合わせるのに苦労したとのことです。

この作品には、もう一つの特徴があり、大きな窓で車内が丸見えなので、人を乗せてみましたとのことですが、それを見た一同ビックリ! ラウンジ内が、場末のちょっと怪しい飲み屋(=ラウンジ…?)風に、ミニスカのおネェ様達が多数。そして寝台車の個室内では生まれたままの姿の… これ以上は書けません(爆)


さて、しんがりはF米君のタンク車シリーズです。何とこのタンク車は全て自作だそうで、タンク体もコンテナーを複数切り継いだものから、ホームセンターで買ったパイプを加工したそうです。台枠もチャンネル材からの完全自作で、参加者のド肝を抜きました。完成度も非常に高く、私有貨車の大きな特徴である、所有者表記や社紋もパソコンでの完全自作だそうです。
さすが、当クラブ一の貨車フリーク! よくぞここまで作りました。


さて、コンテストの投表方法ですが、1作品10点満点での投票で、投票者12名(出品者は自分の作品には10点をつける)の合計点で順位を決定し、以下のような順位となりました


会長 得点96点  第8位   
I田 得点108点 第4位  
M田 得点98点  第7位
F原弘 得点110点 第3位
K村 得点96点  第8位
F原聡 得点113点 第2位
Y尾 得点100点 第5位
O合 得点99点  第6位
F米 得点118点 第1位
結果発表時に一部集計結果が間違えており、5位と6位が入れ違っておりました。訂正してお詫びいたします。

ということで、優勝はF米君、2位は僅差でF原君でした。ブービー賞は同率8位の会長とK村氏のジャンケンの結果で、K村氏に決まりました。
優勝者には優勝カップと賞品の『天賞堂EF15最終タイプ』を、2位には賞品の『ホビーモデル105系プラキット』を、ブービー賞には『アルモデル貨車キット』が送られました。


優勝カップ授与。


そして賞品の天プラが渡されます。


準優勝の賞品を渡されます。


そしてブービー賞。ビリ同士で仲良く…(笑)


さて、作品の紹介と製作者本人のコメントです。


特に苦労もなく、定石通りの製作に徹しました


台枠の中抜きを行って、スポーク動輪のシルエットが楽しめるようにしました。従台車は分割式、本機最大の特徴であるグレスレー弁を可動式にしましたが、苦労した割には全然目たちませんでした。






濃硫酸タンク車4両です。すべてフルスクラッチです。タキのタンク体はホビーモデルのタンクコンテナ切り接ぎ、タムはABSパイプです。台枠は真鍮板とチャンネルから製作し、社名と社紋はパソコンで製作しました。


"できるだけ簡単に作ってみる"がコンセプトだったのですが、なかなかうまくできませんでした。前面は小高のクモヤ143のを改造、側面はいさみやのペーパーより、ドアはエコーモデル製。連結器はトミーとカトーのを取り付けているので、両方とも連結可能です。


久々の工作で、カンが鈍っていて苦労しました。新規導入のエアブラシに慣れるのに時間がかかりました。車内も作っています。



種車はトミーの115系。前面と側面戸袋窓の小型化に数が多くて苦労しました。パンタ周りの配管も大変でした。意外と塗装の色あわせに苦労しました。


クハ正面のスカート周りと前頭部接合部分の継ぎ目処理に苦労しました。また、ユニットサッシガラスの窓磨きも、量があって大変でした。


アリイのプラモデルより製作。パンタ周りの配管をはじめとして、上回りのディティールアップを行いました。正面スカートは自作しています。



オハ25300とオロネ25300をメインに製作。側板の強度を維持できるような工法で製作しました。車内インテリアの取り付け等を行っています。カトー完成品と連結しても違和感の無い仕上がりにするのに苦労しました。


コンテストのエントリー作品ではありませんが、O合君の長男が組み立てて塗装したホビーのワキ5000と、KATOのEF65の塗替え品です。が、この長男君は驚く無かれ、まだ6歳です。小学校に入学したばかりで、塗装の上手さには驚きます。

さて、来年の競作のお題は『私鉄の車両。但しJRを除く』です。さあ会員の皆さん、今からしっかりとネタを考えて、奮って参加しましょう。