広島鉄道模型友の会 公式ブログ

ここでは、活動の様子や会員の作品を紹介します

競作参加作品の紹介

2023年09月10日 | 会員の作品

今年の競作のお題は

ナロー

それでは、エントリー作品を順に紹介しましょう。

 

第1位 越後交通モハ216

中学生の時買った朝日新聞発行の「世界の鉄道74」日本のローカル私鉄を見て印象に残った越後交通栃尾線の車両を製作しました。垂直カルダン、融雪機、CTCまであった近代的なナローゲージ路線でした。

当時はロッキード事件=田中角栄=越後交通。

資料はモデル8の本とワールド工芸の側面図ぐらいで当初80分の1サイズで図を書くとあまりにも小さく窓間が100mmだと1.25mm!こりゃあハイテクがないと切り抜く事が出来ないと思いました。

昔、横〇勝さんが「藤〇君!グリーンムーバーが出来たぞ」とОゲージを持ってこられ「モーターしか買わんですまんなぁ」と言われた事を思い出しました。

アルモデルの動力など買ったのですがОゲージにする事にしました。これで窓間が2.2mmになる!

栃尾線の近代型ナロー電車200形は個体差があり216あたりをプロトタイプにしました。車体はいさみやのペーパー、普通は0.3mmですが1/45なので0.5mmを使用、厚いので正面の曲げには苦労しました。

屋根は木製、補強は3×3と4×4の桧棒、正面と中ほどに床板を止める梁として真鍮板を渡しています。マッハのサーフェーサーとソフト99のサーフェーサー(GMスプレーのノズルにすると良い)を使用し表面はタミヤのエナメル溶剤で油研ぎしてツルツルにしました。

ヘッドライトは真鍮パイプとエポキシパテで、テールはエコーのシールドビーム、ベンチレーターはKATOサハシ165のもの。

難関のパンタグラフは、Оゲージで飯田線の旧国を作られた方がが作り方をネットで公開されているのでそのままPS16で製作しました。ただシューは1本にしています。何個かつくればできると思いつつ1個めで出来たのでこれで満足しております。碍子はエコーのワッシャーを組み合わせたもの、パンタ台も真鍮線から。下まわりは金属工作がメインとなりました。

0.8mm厚の真鍮板をウエイト代わりに床板にしたのですが、長いので糸鋸の弓が当たって切れない!ドリルで多くの穴を開けて切断しました。

エアホース.ブレーキシリンダーはエコーのОゲージパーツ、ステップ.床下機器は1/80パーツ。コンプレッサー.制御器.抵抗器.ハンドブレーキホイール.ジャンパー栓はプラや真鍮や木から自作、床下機器は取付板にまとめています。

正面で目立つ鎖はお母さまのネックレスから(涙)。

台車.動力は手抜き、KATOのEF81の動力台車にDT16を取付ただけ、ブレーキシューが当たっていません。

塗装はマッハの西武赤電色を吹き室内は淡緑色、Hゴムは好みで灰色。内装は運転台椅子.つり革はエコーのパーツ、ロングシートはプラ板から、モデルシーダーのヘッド.テールユニット、イモンの室内灯(実車は蛍光灯!)を取付ています。初めてのОゲージ、1.777倍を唱えながら作りました。

続きは再来年のペーパー競作の時かな?

 

第2位 ホッパーのあるミニレイアウト

ナローのお題から、ホッパーの有るミニレイアウトを作りました。
①サイズは600x340、待避線と2本の留置線を持つ車両基地、引込線と引上げ線からなるホッパー をエンドレスで結ぶ線路配置とし(尚、このプランはレイル・マガジン1985BESTトロッコ内のレイアウト製作記事を参考にしました)レールはトミックスのミニレールよりカーブはR140.ポイントも同シリーズを使いました。
②ポイント操作で最大4両の動力車の留置位置を変えられる電気配線にしています。
③ストラクチャーを含む情景は、ホッパーを中心とする岩山、機関庫を中心とするエリアからなっています。岩山は発泡スチロールをベースに隙間を紙粘土で埋めキッチンペーパーで覆い石膏で形を整えアクリル絵の具で塗装、ホッパーと機関庫はエコーモデルのSTウッドをSTカラーで屋根は波板をグレーで塗装後少しウェザリングを加えてみました。その他に給油機、小さな番小屋、ドラム缶、廃材置き場、人形等を加えてます、その他の部分は紙粘土で地面に凹凸を付け複数のテグスチャーペイントを指で塗り付けた後に砂利道、石垣等を加えてみました。
とりあえず完成としましたが、このレイアウトの主役となる杉山模型の車両がスムーズにポイントを通過出来ない状況を改善する事は叶わず今後に課題を残す事となりました、それと共に会の方々から今後の提案も頂き私自身いろいろと妄想を描いていますが、さてどうなるでしょうか?   

 

第3位 近鉄260系

1:プロトタイプ

 今年の競作のお題は「ナロー」。ナローと言えば、皆様ご存知の通り(?)近鉄マニアのワタシとしてはアレを作らないといけませんね。その中でもマルーン一色から脱却した、内部・八王子線用の260系を製作するコトに決めました。2017年にはあすなろう鉄道に変わった後とは言え、実際に乗車した路線なんで馴染みもある車両なんです。

 

2:加工ポイント

 YAMA模型製ペーパーキットを加工。編成はモ264-サ124-ク114を選定。主にN用を流用前提の下回りを正規の形に近づけるコトを目標に加工することにしました。

 また、レーザーカットのキットの為、Hゴムやユニットサッシ枠などがスジボリで表現されているので、ここに薄い紙を貼り足して立体感を出すようにしてみました。

 

3:苦労した点

 まず、設計がかなりタイトで妻板と側板の継ぐ箇所は接着シロがあまり無く、さらに角のRを表現する為に裏側にスジボリがしてあるのですが、実際に折り曲げ後にキレイな曲線になるよう削っていくとスジボリのところがかなり薄くなって穴が開きそうになるなど、ちゃいちゃいっと組み立てられないような構成になってます。

 なので、製作を進めながらそういった予想外の修正を行う必要があり工期が思った以上に延びてしまいました。

 下回りは、モについてはアルモデル製の動力装置等を使うことにしたので大きな問題はありません。クとサについては台車そのものは3Dプリントパーツやアルモデル製の物が使えるのですが、車輪とそれを支える台車枠はアルモデル製の物があるとは言え実に高価です。なので、台車枠は内側支持の物をプラ板から自作、車輪は不動となったNのEF58用を使うことにしました。が、この自作台車枠の精度が悪く台車単体ではそこそこ転がったのですが車体に組み付けるとまあ動きが渋い渋い。その為、競作発表会ではモとクの2両で走行プレゼンを行ったのでした(汗)。

 モの屋上機器もパンタ台が近鉄独特(?)の2段になっており、コレも真鍮板から自作。かなりオーバースケールですが無いよりはマシと思います。

 細かい苦労ポイントはまだまだあるんですが、詳細はワタシのブログをご確認頂ければと思います。

 とにかくやねこいキットでしたが、締め切りギリギリとはいえ競作発表会にエントリー出来て良かったです。

 

第4位 井笠鉄道ホジ12(Oナロー)

オレンジカンパニー製のキットを組立です
ほぼ素組ですが、組みやすいように追具も製作しながら組みました。井笠はホジ8、ホハフに続き3作目です。
このキットはオレンジカンパニーらしい設計がしっかりとしたもので、エッチングやロストもサイズがピッタリ
合うため気持ちよく組めます。逆を言えば少しでもズレたら
合わなくなるという恐ろしいキットでもあります。
 
•苦労した点
★屋根もバラバラの板キットを箱にする難しさ

★大きいぶん、ハンダの熱が届きにくく、流れない

★動力の調整がシビアで走るようになるまで時間かかった

★内装の内張りが窓セル厚を考慮してないので組み立て段階になって入らなくて困った。結局無理やり押し込んだ
もしこのキットを組む方がいらっしゃったら内張りはすべて横を0.3ミリカットして下さい。
 
•その他
今回はじめて「いさみやカラープライマー」を使用しました
手探り状態でしたが上手く塗れたようです。
ライトレンズは平板、プラ板が入っているので、サイズは少し小さいけど
エコーの250w用を入れてみました。
表記はアルプスモデルのインレタ、古いものですがちゃんと転写できました。サボは自作です。
 

第5位 尾小屋キハ2タイプ

【製作の動機】

オクで「ワールド工芸・気動車エッチング板・・・ジャンク品」を見つけたこと

【概略工作】

曲げなしエッチング板のため、折り曲げから開始。車体は、山・谷を間違えないよう慎重に組み立てた。

付属品無しのため屋根端部は木の端材から成型して取付、継目が若干見えるがとりあえず終了。

同じく動力機構も無かったため、エッチング板の床板・動力取付け部は使わず、2×2アングルと百均木材とで台枠・床板を作製

乗工社の西大寺キハ用動力から、モーター取付け部やカプラー取付け部を切除して、ギアユニットおよび台車枠部分のみを使用。非動力台車は片側枠をねじ止めにしてレール追従性を改善、動力台車は、頭削ったネジと薄くしたナットを組合せ床板へ取付、ユニバーサルジョイントを介してコアレスモーター(UNO505)へ接続。

ジョイント接続長さや動力台車の首振りを調整し、手持ち線路では、1.5V程度から起動、R282の連続Sカーブを通過。

床下(エンジン)は、お湯まる型取り・接着剤複製+プラ材・紙

【車体色】

薄茶色と赤色(特急色)で尾小屋っぽく塗り分け。(今年はシンナードボンなし)。土色・錆色・煤色で軽くお化粧済。

(相手はいないが)連結を考え、IMONカプラーを取り付け、一寸目立ちすぎでしたか?

【難点】

初のナロー、造作が細かく、作業中は虫眼鏡が手放せなかった。

屋根の曲げは、手で騙し騙し行ったが、やや歪みが残る。

荷台手摺はエッチング抜きで気に入らなかったのでΦ0.4線で作り換えたが、直角並行が揃わず、失敗。

モーターが大きいので車体内に斜め取付けたため、窓から目立つ。

走行音が大きい(ギアは比較的静か、ジョイント曲がりに起因する振動音が主と思われる)など 

まだまだ修行が足りない。

 

第6位 軌道車+D型台車

ここ何年か、競作会にエントリー出来ておらず「さすがに参加だけでもしなければ!」と、いつもより早めに準備(キット購入)を始めました。
かなりの突貫工事で進めましたが、間に合ったのでヨシとしましょう。
横着をして説明書を読みながら作業をしてしまいました。急ぐ時こそ、パンケーキコンテナのキットは説明書を最後まで読んでから作業を始めましょう(汗)。
 
・軌道車
内容としてはキット素組となります。動力は「トミーテック TM-TR07」を使用しました。
キットはパーツ選択により、実車に合わせた形態に組み立てられます。今回、特定の車両を作るつもりは無かったので、好みのパーツを選択しながら作りました。
塗装は全体にグレーのサーフェイサー→マスキングしたらタミヤのオリーブドラブで塗装→付属のデカールを貼ったら艶消しクリアーで保護→細部に色差し
動力ユニットの取り付けは、そのままだと沈み込み過ぎるので、プラ角棒を介在させて両面テープで固定しました。
 
・D型台車
こちらもキット素組です。
塗装は黒のサーフェイサー→付属のデカール貼り付け→艶消しクリアー→オレンジで色差し
台車を車体に取り付ける際、そのままだと沈み込み過ぎたので、台車のランナー(台車は3Dプリント)に形成されていた円板の部位を切り出し、ワッシャー代わりに使用しています。
 
そして競作会へ…テスト走行無しの一発本番でしたが、流石はトミーテックの動力です。難なく快走してくれました。
しかし、このサイズの模型(ディテールも細かい!)がペーパーで手に入る時代が来るとは、十年前には思いもしませんでしたね…。

 

第7位 VW巡察車と装甲現金輸送車

「VW巡察車」

ナロー路線を保有していないので今回はパスするつもりでしたが、海外オクを眺めていて面白い素材を見つけたので、これで参加決定。

英国から出品されている、VWバン改造の巡察車の3Dプリント車体。サンプル通り赤く塗装し、KATOチビロコ動力を装着。

これだけでは芸が無いので、盆休み中に窓にポリカ板をはめ込んでみた。動力はKATO製なので問題なし。

「装甲現金輸送車」 同じ出品者から、更に面白い素材が出品されていたので、ついでに落札。単装砲装備の軌道装甲車を、退役後に現金輸送車に転用した想定。これも3Dプリント車体+KATO動力で、緑色(軍用車両なので三菱機体色)に塗装。真鍮製の砲身も添付されていたが、実弾を発射する訳には行かないので、放水銃に転用した想定。砲身自体は無改造なので、実弾を装填すれば……おや誰か来た様だ

第7位 錦木電氣(にしきぎでんき)軌道(きどう) 千束(ちさと)線(せん) デハ6

関西急行物語の花巻電鉄サハ3のペーパーキットをベースにフリーの2軸路面電車をでっち上げてみました。でっち上げるつもりがメーカーもそういうキットを出していた事を後から知ったものの価格は倍…

動力はKATOのチビ客車用で、食玩改造の岡電MOMOに履かせていたのを転用しました。

車体は正面の枠はゴチャゴチャするので省いた以外は素組みです。屋根のペーパーの積層は初めてやりましたが、瞬間接着剤を盛って削るの繰り返しで何とかなるものですね。この方法考えた方は凄い。

ポールはハゼガワのプラモデルの江ノ電100型の余りパーツを流用、前照灯は天賞堂の大型テールライトで合うレンズは無いからハイグレード模型用セメダインを充填、尾灯はエコー。連結器はなぜか持っていた乗工社のナロー用連結器。新たに購入した物は980円のペーパーキットと缶スプレー赤青2缶とサフ1缶と今年もお金は掛けていません。

本来ならOナローでボギー車を作りたかったのですが、動力装置や集電装置が調達できそうもなかったのでHOナローにしたものの、あまりに小さすぎてやねこいのでHOナローは最初で最後になりそう。

 ~以下妄想~

錦木電氣軌道千束線

国鉄瀧奈駅前から千束までの6.34kmを街道沿いに走る762mm軌道の路面電車で、途中駅は瑞樹・久留実・美加・布木・真島・吉松がある。沿線には彼岸花、鈴蘭、立葵、風船葛などが咲く事が有名。終点の千束の先の山中には公的機密機関が存在するという噂がある。

真島駅付近でのアクシデントで車両不足に陥った為、急遽休車中のデハ6を復活させたが小型すぎて輸送力に問題があり、現在では完全に予備車となっている。

社名・駅名・車体色・広告などは分かる人にだけ分かるという事で…

この様にフリーの作品の背景まで深く考えたのは初めてで、ジジイが何言ってんだキモイと言われそうだが、元ネタにハマっちまったものは仕方ない…

 

第9位 屋猫井鐡道 屋猫井駅

遠く北関東の地から、オンラインで参加しました。競作参加は、いつ以来だろう…?

今回のお題は『ナロー』ということもあり、屋猫井鐡道シリーズのお立ち台として、地面で参加しました。

お立ち台と言えば、車両のお立ち台を想像されるでしょうが、今回はあくまでも『建物』のお立ち台として、線路はいたってシンプルに配置させ、建物を目立たせるようにしました。

【建物】

建物は、梅桜堂の上神梅駅とトイレを使用。キットは塗装の必要が無いペーパーキットですが、自分の好みとして、柱や壁は全てSTカラーで塗装しています。

組立は特に工夫することなく素組で、組立後にタミヤのウェザリングパウダーで軽く汚しています。

【地面】

地面は近所の100均で現地調達したA4サイズのコルクボードです。

コルク面を道床面として、レールは広島から持って来た、シノハラ製のフレキシブルレールを2本敷いて、行き違いか側線、どちらにも見えるようしてみました。

ホームはバルサ材を使用し、ホーム高さまで嵩上げ、ホーム面から駅前広場まで段差なしとしました。

ホームと広場との境界には、バルサ材を切り出して古枕木、STウッドを帯状に切り出して、柵を表現してみました。柵の根本付近は、荒隠しも兼ねてコースターフ等を撒いて草むらを表現してみました。

現在住んでいる社宅には、プリンターが無いので、文字類が一切作ることが出来ません。故に何ら味気のない駅となってしまいましたが、広島に戻ったら追々手を付けようと思ってます。

【最後に】

今回は建物中心に地面を作成しましたが、制作時間が短く完成度の低い作品となってしまいました。

広島に戻ったら、少しずつ手を加え完成度を上げていきたいと思っています。

 

 


競作参加作品

2022年08月28日 | 会員の作品

今年の競作エントリー作品を紹介しましょう。

1人10点満点で採点し、190点が最高得点となります。

では、1位から順番に紹介します。なお、プレゼン内容については作者本人が作成しました。

第1位 205系山手線8連

エンドウ製205系山手線を塗装剥離してグレードアップしました。

☆エンドウの205系とは?

ステンレス車体の表現にエッチングを使用、MPギヤを初採用、ただしモーターはEN22でなくNゲージ用モーターを2個使用、床下器具はエッチングで軽量化、床板も薄手の真鍮板をプレスしたもので軽量化。1986年発売。

☆加工点

【車体】

エッチングでしか表現していない雨樋(横樋、縦樋)を帯板で表現。妻板の貫通扉の表現がないのでくり抜いてドア取付、ホロ座はトレジャータウンのパーツを使用。手すり取付、国鉄.製造銘板は黒で目立つので塗装後に取付。

【屋根上】

クーラーはトミックス製に交換、信号炎管はイモン、避雷器は天賞堂のLA16、パンタはフクシマのPS21、パンタ台はエコー。細かい配管は完成優先でしていません。

【床下】

床板は特殊な形状でTNカプラーの取付が不可能、アルミ板で新製。カプラーはTNカプラー。床下器具はエッチングで表現していて、箱になっていない物は、箱にしてエポキシパテを充填。

【足回り】

動力はEN22モーターによるMPギヤ、台車はなぜかすべてプレーン軸なので軸受メタルを入れてピボット軸化=24軸=48穴、クハにはスピードメーターケーブル取付。

【塗装】

プライマーが心配で帯は実物同様シールで表現する事にしました。

①いさみやのカラープライマー

②マッハのクリーム10号(下塗)

③クハは運転室の薄緑、正面の黒、共にマッハ。

④ガイアライトステンレスシルバー(室内も,ドアはステンレスなので)

⑤つや消しクリアー

⑥窓下はダークステンレスシルバー+ライトステンレスシルバー1:1窓縁.ドア縁にも同色

⑦インレタ(日立製の車番)

⑧クリアー

⑨最後に屋根の塗装で終了。

工程が多かったのですが梅雨が短く助かりました。帯はパソコン用のシールを複数買ってガイアの塗料を塗装して最適と思われるAone製フィルムラベルシール インクジェット用を使用、それにF MODELの黄緑6号を塗装し切り出し車体に貼り付けました、その数96本!

☆内装

室内灯を取付ける予定だったので内装は気合いをいれたのですが。ドア以外はペーパーにクリームを塗装した内装板を取付、妻面も通電金具隠しの為取付ています。天井も室内灯取付断念後取付ています。ロングシートはエバーグリーンの組み合わせで計76個。

☆終わりに

8両は数が多くて大変でした、室内灯が取付られず残念。同じ構造のカツミの211系が8両おるんですがどうしましょう。

【205系量産車試運転】 撮影:生野屋プロダクション

1985年7月16日 下松駅 試9521M

山陽本線 島田~岩田

 

第2位 381系やくも

アルミステンレス車両のお題から、谷川模型の381系で現在の「やくも」ノーマル編成を作ってみました。

製作において現行に近づける為に手を加えた箇所は、ホイッスルカバーと側面の票差しの撤去、クモハの大型スカート化、キットで表現されてない妻面のジャンパー栓受け、ルーバーやドアコックなどはマッハのエッチングパーツを使用、先頭車前側の台車には車体傾斜装置の組み込み等です。

特にクモハの大型スカートは鐵鉄道さんにお願いした3Dパーツをロストパーツに置き換えました。

塗装については、市販の塗料が無いので自分で調色していますが、画像を見ながらの自己流ですの自信はありません。

今回は、車体完成と塗装に手間取り内装はまったく手を加える事が出来ず多くの課題が残りました。

更に、まだ手元には手付かずの381系もあり、体力がある限り作り続けるつもりですが、さてどうでしょうか?

 

第3位 211系中京色

プロトタイプはデビュー当時の中京色と呼ばれる青と白の帯が入った姿。

アクラスのプラキットを使用。台車は日光、パンタ・クーラーはトミー製品を使用。カプラーは前面がTNカプラー、連結面はIMONカプラーを使用。

動力は天賞堂のコアレスパワトラを2台使用。

とにかくまともに組むことすらままならないキットで、屋根の分割修正、前面の屋根カーブの修正、成型不良によるヒケの修正等製作を進める度に何か問題点が出現する状況でした。

塗装はGM青20号、白3号、ガイアのライトステンレスシルバーとダークステンレスシルバーで塗り分けました。

また、今回は初の試みとしてキット付属の導光材と手元にあったLEDを使い室内灯を装備しましたが、チラつきや光量不足など苦労した割にあまり上手く行きませんでした。

室内灯を装備した為、キットのパーツやKATO12系の座席を利用して室内も再現してみました。

アクラスならぬ悪辣なキットだけあって、完成させただけ良しとします。

 

第4位 EF81 301、EF81 303

〔きっかけ〕
Twitterで「競作テーマに沿ってEF81の303作りたいけど、ボナのステンレスパーツも無いしなぁ…」と呟いたところ、匿名希望様よりK先輩にメールが。聞くと、ペアーハンズのコルゲートをロハで譲るというお話でして、大喜びして製作を開始しました。

〔車体の加工〕
種車はどちらも、TOMIXの青箱時代のものです。1両はIMONの委託品のレインボーを、もう1両はKRP(かっぱリサイクルパートナーズ≠ヤフオク)でジャンク品を落札してもらいました。車体はそれぞれの飾り帯と電暖表示灯の取付け穴を埋めました。最終的にコルゲートは瞬間接着剤で取り付けましたが、実車と比べると段差が目立ち、製品には敵わないと思いました。スカートは不要なジャンパ栓を埋めて、エアホースを植えてEF66の余剰品のKE70をつけています。今回は、『富士ぶさ』と並べることを考慮して、バランサ点検蓋は付けていません。また、301は常磐無線アンテナの台座を屋根上に取り付けました。

〔塗装〕
301は更新後の姿とするため、乗務員扉を銀にして、側面に更新帯を入れました。車体は西武ラズベリーを吹きました。
303はミスターカラーの銀を吹いただけですが、ステンレスっぽくなり良かったです。
それぞれ、JRインレタを貼り付けています。ナンバープレートは苦戦しましたが、303はフォロワーさんから譲っていただき、シャープになりましたが、301は付属のままなので、お持ちで譲っていただける方やどこかで見かけた方は、引き続き情報をお待ちしてます。

〔おわりに〕
ひょんなことから2両同時作成が始まり、なかなか苦労しました。相変わらずの仕上がりですが、また2つお気に入りの機関車ができたので満足です。機会があれば、451や407等、クセが強いものを作って四重単を再現したいと思います。第5位 215系幻の増結編成

215系が製造された際、計画されたて実現しなかった幻の附属編成を製作しました。

Tomixの製品が発売されたため、それまで発売されていたマイクロエースの製品が、中古市場でお手軽価格で手に入るようになったので製作しました。

上り方のクハを切接いで製作しましたが、切接ぎ位置を厳密にすると、ステンレス車は後が大変なので、僅かにずらして目立たなくさせたため、若干長くなってしまいました。

第6位 オリエンタル製EB30

約28年前に入手した、古のオリエンタルのEB30のプラモデルを動力化しました。
入手後早い段階で車体のメッキを落とし、軸距35㎜の電機用パワトラを取り付ける細工までしたのに永い眠りに…

製品はEFからEBへのショーティ化で圧縮され、屋根上の配置もそれっぽくなっているだけ、ドアハンドルや区名札差しなどが左右逆など、かなりアバウトな設計です。

それを手直しするとなると収拾つかなくなり、加えてモデラーではなくズボラーな私には根気も腕も無いので早々に諦め、そのまま組む事にしました。

加工場所ですが基本的に車体は無加工。前照灯のレンズと電車用テールライトを入れた程度ではめ込みガラスもワイパーも省略。

屋根上は天賞堂の碍子を塗装し0.4mmの真鍮線を這わせただけ。パンタはカツミのED58に付いていたと思われる古い物で、選んだのは単に手持ちの中で取付穴が合うのがこれだけだったから。

連結器解放テコとナンバープレート類は天賞堂のパーツでここだけ妙にリアル。

塗装は缶スプレーのアルミシルバー、新たに購入した物は缶スプレーと1.2mmの割付ネジ2袋程度で、残りはいつものように手持ちの物で安く済ませています。

 

第6位 キハ261系5000番台ラベンダー編成

Tomixの261系の塗り替え、北海道のキハ261系5000番台のラベンダー編成です。

実物を見たことが無い中で、ネット上の写真が頼りですが、明るさの加減で、全く異なる色に見える写真もあり、なかなか色が決まらず。また、家でコンプレッサーは使えない…ということで、缶スプレーの類似色を何色かプラ板に試し塗りして、コントラストを含め、ある程度似た色を吹いたのですが思った以上に2色の変化が出ませんでした。

ヘッドマークは北海道の知人から頂いた写真を印刷して貼りました。

競作に参加するか最後まで悩みましたが、枯れ木も山の賑わい! っと思って頂ければと思います。

近日、分解されて、EPA風呂に入ることになるも?(笑)


鉄道ジャーナレ・ホキ4700

2021年11月29日 | 会員の作品
来月例会テーマは「ほき」にしようか…という話になり、以前ホビーモデルのセキを改造してホキを作ったのを思い出しました。

☆形式の選定

ホビーモデルのセキ6000に屋根を付けて作れそうな形式を探すと、ホキ650かホキ4700あたりが良さそうです…で、黄帯のホッパ車を作ってみたかったので、生石灰専用車のホキ4700に決定。

雰囲気重視、なんて考えつつ遊びたかったので、結局はお得意(?)の架空の車両製作に決定(笑)
あとは手を動かすだけ!

☆キット組み立てと加工

途中の写真を全然撮ってません…。



このキットは何? 何処を基準として接着して行けば良かったのでしょう?

今まで組んできた車両達とは別方向の難易度といいますか、とにかく後先の事も考えながら作業するのでハードな頭の体操になりました。
車体を組み終えたら太めのプラ棒やプラ板で、屋根の土台を井桁状に設けます。後で屋根が抜けると悲しいですから…

屋根はプラ板を貼り付け、積み込みハッチは1ミリ厚のプラ板、蝶番はチャンネル型のプラ棒で表現。大味ですが雰囲気は出せたと思います。積み込みハッチ周りにはエコーモデルのアミメ板を貼り付け。

台車はトミックスのTR-41がお気に入りですが、コレをそのまま使おうとすると車高が高くなってしまいます。
キットの梁のボルスタを一旦削り、ドーナツ状の部品(組立図中の11番)を接着して対応しています。

☆塗装

黄帯の黄色→黒色の順番で塗装しますが、黄色の発色を良くするため、今回は下地処理を兼ねてピンクサーフェイサーを試してみることに。



このピンク色は、星のカー○ィですな…



黄色はファルベの黄色1号です…いい色合いですね。



右は黒色で、真ん中と左は退色表現としてジャーマングレーで塗装。画像はウェザリングまで済ませています。
ハッチ周りと、車体裾にガイアのニュートラルグレー1を薄く吹きつけ。

☆妻面



右がブレーキハンドルのある側、左がその反対側です。
ホキ4700は荷降ろしの際、扉の開閉をモーターで行うため、プラ棒を貼り付けてモーター箱の表現としています。その電源として、連結器横にジャンパ栓を追加。


☆側面



架空の車両ですので、車番はホキ4785、4786、4787。所有者も架空で、昭和石灰鉱業としました。
社紋は採鉱地の地図記号であるツルハシ、カマボコのような枠線はヘルメットを表しています。
遊んでますね(笑)。



完成した車両を、有福口駅のモジュールで撮らせていただきました。

DD13に牽かれてのんびりと…有福口駅近くで石灰でも採れるのかな?




競作エントリー作品

2021年10月30日 | 会員の作品
【1位】キハ391 
 


10年以上前に購入した、ホビーモデルのキハ391へ車体傾斜装置を組み込んでみました。

このキットは動力台車が実車と逆となっているため、「TMS誌913号」の記事を参考に、M2車を動力車へ改造する事から始めました。

動力は、入っていたモーターを使い、シャフト.ジョイントを可能な限り短くすることで無理矢理組み込みました。2モーター仕様を1モーターで、尚且つ2軸駆動としたので、負荷を少なくするため、全ての台車に軸受メタルを埋め込みました。



車体傾斜装置は、以前ムサシノモデルから出ていた車体傾斜装置(斜めになったボルスター上面と床板に斜面を作ってそこにセンターピンを通す方式)を参考に、ボルスター上面と床板に4x5のアングル材を取り付け、斜めになった面にセンターピンを繋ぐことで車体が傾く様にしました。
床板が2.5mm高くなり強度面で不安があり、台車部分の床板は別としました。

上回りは、自分なりに気になった箇所に手を加えております。
特急シンボルマークとヘッドライトは、エンドウ製に変更、プレス表現だった車側表示灯は削り、エコーモデルのプラパーツを埋め込みました。
M2車は、私の好みで登場時の防風板が無いタイプにしたため、新たに排気口を作りました。

長い熟成期間経て、いざ製作に取りかかると、部品が紛失してたり、3度も塗装の塗り直し等失敗の数々…なんとか、競作発表会に間に合わす事が出来ました。
いくつかの課題も残りましたが、皆さんから高い評価を頂いた事はとても嬉しく、今後の模型作りの励みとなりました。

【2位】D52準改装…「ギミック」:前照燈が点きます



Oゲージで紹介されていた、逆駆動ギアをHO用に設計し直してもらい組み込みました。
手で押すと、常識では考えられないくらいの軽さで機関車が転がります。





ギアからモーターに回転が伝わり、その起電力で前照燈が点燈します!

鉄道模型を始めて50年くらいなのですが、初めての体験です。



現在3両に改装済みですが、他の機関車にも適用予定です。

【3位】ROCO HO 操重車のDCC化




ROCO製の操重車のブーム回転、上下、吊り上げ動作を個別のモータでDCC制御するギミックを自作しました。


【4位】マニ30(2代目)

マニ30(2代目)のキットを組みました。実車も2代目ですが、実は模型も2代目…初代は伝説のアレ…(謎)



フジモデルのキットを眺めながら、荷物扉の開閉が出来ればウケるだろう…キットのパーツ構成が、これまでと違うこともあり、マニ30を選びました。
但し、扉が開閉するのは1箇所のみ…実物とは違って「ふすま」方式です。



組み立てはオーソドックスに行ない、台車はトミー製、床下機器はBONA・エンドウ・エコー製を、クーラーはトミー製、ベンチレーターはKATO製、アンテナは、トレジャー製を使いました。

塗装では、いさみやのプライマーを使用しましたが、定着が悪く、塗装後にタッチアップが多くなってしまいました。

何時の日か、リムーバーの海に浸かることで、稼働する扉もキットの状態に戻るのではないかと…


【5位】ワキ5000オリジナルカスタム

最近、夢に出てきた車両が、お題と一致したので、久しぶりに競作に参加しました。



ホビーモデルのワキ5000をベースに、こんな車両が実際にあったら怖いなぁと思いながら手を動かし、完成に至りました。

苦労した点は、車両に入るロケットの確保と、開閉式屋根の強度の確保でした。

ロケットの方は、某大型ホビー店の店員に相談し、車両に合うサイズのモノを確保でき、屋根を含めた車体の強度確保は、プラ棒などを使用することで強度を確保しています。



特に意味はありませんが、完成した車両をモジュールに乗せてみました。

移動式のロケット発射台は、線路等を痛めるので、このようなモノが使われることが無ければいいのにと思う今日この頃でした…


【5位】トップリフター&フォークリフト~キャブを移設した和風仕立て

キブリのキットをベースに作成しました。



キットは、関東方面の何故か日本語が通じない(?)某模型店と、度重なるやり取りで苦労の末、入手しました。
当初は、購入したトップリフター1台の予定でしたが、ヤフオクでポチってしまった2台目が来たと思ったら、たまたま見たメルカリにフォークリフト…気づけば3台の陣容になってました。

加工は、如何に和風にするかということ主眼に置き、キャブを移設して塗装は日本貨物鉄道風にしました。デカールは特注品で、識別番号は適当に家族の誕生日と名前のイニシャルにしました。

ゼブラは、エコー製のデカールを泣きながら切り刻みましたが、めちゃくちゃ厚みがあり、あまり気持ちよくありませんでした。



トップリフターにはネオジム磁石をつけて、コンテナを脱着可能にしています。

おもちゃ感は拭えませんが、上下左右に動くので、一応レギュレーションは満たしていると思います。

鑑賞距離は1m以上…ソーシャルディスタンスを保って鑑賞してください。





競作エントリー作品

2020年08月30日 | 会員の作品
今年の競作のお題は『4で始まる形式』でした。
採点結果順に、エントリー作品を紹介します。

第1位 西のワムハチ会長
『タ4000とタキ4200、2両』



タ4000は、タンクコンテナを切り接ぎ、ドームは塩ビパイプで自作。台枠も自作しました。
タキ4200は、Tomix製タキ3000のキットを加工しました。


第2位 ダルマ35号副会長
『四国のキハ45』



PNX製とFUJIモデル製のキットを組みました。FUJIモデル製の方は、まろねふさんから譲渡された仕掛品を一旦バラし、再度組立てたものです。
時代の違いからか、屋根R等車体寸法に微妙な違いがありましたが、その差を目立たなくさせることに苦労しました。

第3位 呉生まれさん
『形式4***、4100に見えますか』



輸入蒸機4100の増備版が輸入されていたら・・・そんな想定から、手持ちのジャンク品や真鍮板からの自作等でまとめました。
若干小さめになりましたが、4100に見えますか?

第3位 F原さん
『ぶどう色でHゴムのある郵便車2両』



山陽筋に縁がある、ぶどう色の郵便車で、門司区にいたスユ42とスユ43です。
FUJIモデル製のキットを組んだものです。Hゴムは本来でしたら黒色でしょうが、敢えて灰色とすることで強調してみました。

第5位 I井氏
『スニ41』



仕事が落ち着き時間も出来たので、仕掛かりだった安達製のキットを発掘し組立てました。
組み立てはオーソドックスですが、ジャンパ線受けなど細かなディテールを追加しています。

第6位 てつまろさん
『JR九州キハ40』



トラムウェイから発売されたキハ40(アイボリー)を加工、ベンチレーターを交換しています。
塗装は、マスキングの手間を考えると青色→白色となりますが、その手間を惜しまず白色から塗装しています。

第7位 しみじろうさん
『キハ40 1009タイプ』



錦川鉄道がJR東日本から購入した、キハ40-1009タイプです。トラムウェイの製品ではなく、ホビダスのキハ40キットを加工しました。
実車同様に水タンクは撤去してプラ板で塞いで、ベンチレーターは交換しています。

第8位 かっぱさん
『更新キハ40』



トラムウェイ製キハ40を加工しました。実車同様に窓枠を特注したパーツを利用しました。
実車同様に屋根を加工し、扉スイッチは実車の写真を貼り付けています。
上回りの加工を中心に行い、下回りは加工を行っていません。