ニワ製オロ31キットから、格下客車のオハ27を製作しました。
☆車両について
オロ31は昭和2年から昭和4年にかけて、オロ41700・オロ30600として計144両が製造され、昭和16年の称号改正でオロ31となった。
戦災で19両が廃車、戦後は2両が事故廃車となり、更に2両が腰掛を三等用のものと取り替えて、オハ31(511・512)に編入された。
昭和35年の二等級制実施により一等車となるが、翌36年には66両が車内設備はそのまま格下されオハ27となった。昭和37年から廃車が始まり、昭和40年に130番が廃車となり形式消滅した。
蛇足だが、オハ31-511・512は晩年、三次区に在籍し芸備線や福塩線でその姿を見ることが出来たようだ。511は昭和37年9月、512は昭和41年3月に廃車となった。
☆製作について
タネ車…某氏より仕掛り・ジャンク状態で格安入手したニワのWルーフ客車
ポイント…ニワ製Wルーフ客車の特徴は「これでもか!」と補強?を入れた屋根板および床板です。そのまま組むと86などの中型機での牽引が苦しくなると考え、軽量化に取り組みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/0c/bf728ea79ac7722080713897022c8a0f.jpg)
写真1
車体の強度に不安がない程度の補強材と交換することで、写真1のように下屋根・上床板・下床板の3枚を省きました。また、Wルーフの屋根中央が垂れやすいので、0.5mm板で上屋根中央部をかさ上げし、外観上目立たないようにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/c5/b02e3a6b9c40b30ae77ba2411ec4ed52.jpg)
写真2
床板・横梁は木製とし、魚腹枠・台車枕梁のみキットのものを使用しました。(写真2)床下器具はそのままとし、あっさりと組み上げました。
結果として、シングルルーフの真鍮客車(205g)よりも軽く(下屋根・上床板・下床板計70g軽量化で185g)なりましたので、小型機でも軽く牽引できます。
因みにKATO:155g、Tomix:175gですから、欲を言えばもうすこし軽くしたいのですがこれ以上は難しいと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/4b/c5a4cdd4e81aacf16ebb1cd0bb864464.jpg)
写真3 完成車両
塗装:マッハ ブドウ色1号
インレタ:各社混成(写真3)
ハチロクやキューロクの牽く混合列車に…といったところですが、オハやオハニ等を数両並べた30系編成も捨てがたく、某氏からのジャンク供給(定価では高くて手が出せませんので…泣)を密かに心待ちしています(爆)
参考資料:車両史編纂会刊『オハ31系の一族 下巻』
:JTB刊『国鉄鋼製客車1』
☆車両について
オロ31は昭和2年から昭和4年にかけて、オロ41700・オロ30600として計144両が製造され、昭和16年の称号改正でオロ31となった。
戦災で19両が廃車、戦後は2両が事故廃車となり、更に2両が腰掛を三等用のものと取り替えて、オハ31(511・512)に編入された。
昭和35年の二等級制実施により一等車となるが、翌36年には66両が車内設備はそのまま格下されオハ27となった。昭和37年から廃車が始まり、昭和40年に130番が廃車となり形式消滅した。
蛇足だが、オハ31-511・512は晩年、三次区に在籍し芸備線や福塩線でその姿を見ることが出来たようだ。511は昭和37年9月、512は昭和41年3月に廃車となった。
☆製作について
タネ車…某氏より仕掛り・ジャンク状態で格安入手したニワのWルーフ客車
ポイント…ニワ製Wルーフ客車の特徴は「これでもか!」と補強?を入れた屋根板および床板です。そのまま組むと86などの中型機での牽引が苦しくなると考え、軽量化に取り組みました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/0c/bf728ea79ac7722080713897022c8a0f.jpg)
写真1
車体の強度に不安がない程度の補強材と交換することで、写真1のように下屋根・上床板・下床板の3枚を省きました。また、Wルーフの屋根中央が垂れやすいので、0.5mm板で上屋根中央部をかさ上げし、外観上目立たないようにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/c5/b02e3a6b9c40b30ae77ba2411ec4ed52.jpg)
写真2
床板・横梁は木製とし、魚腹枠・台車枕梁のみキットのものを使用しました。(写真2)床下器具はそのままとし、あっさりと組み上げました。
結果として、シングルルーフの真鍮客車(205g)よりも軽く(下屋根・上床板・下床板計70g軽量化で185g)なりましたので、小型機でも軽く牽引できます。
因みにKATO:155g、Tomix:175gですから、欲を言えばもうすこし軽くしたいのですがこれ以上は難しいと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/4b/c5a4cdd4e81aacf16ebb1cd0bb864464.jpg)
写真3 完成車両
塗装:マッハ ブドウ色1号
インレタ:各社混成(写真3)
ハチロクやキューロクの牽く混合列車に…といったところですが、オハやオハニ等を数両並べた30系編成も捨てがたく、某氏からのジャンク供給(定価では高くて手が出せませんので…泣)を密かに心待ちしています(爆)
参考資料:車両史編纂会刊『オハ31系の一族 下巻』
:JTB刊『国鉄鋼製客車1』