日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

はまっています

2007年07月17日 | Weblog
20年ほど前にあるゴルフのコンペのたまたまの優勝賞品で当時は画期的だったファミコンを頂いた。近所の出来たばかりのその手のお店でシムシティのパックを買って家族で遊んだ。もちろんボムゲームや対戦ゲームも小さなテレビ画面を共有して子供たちも含めて大騒ぎをした。その子供たちもそれぞれに独立して、家内と猫2匹の毎日であるが、ふとしたことで娘の会社の社長が最近のシムシティに嵌まっているということを聞き、気にしていた。
まず、DS2のパックをネットで購入してはまり込んだが、年寄りには画面が小さすぎて見るのが辛い。そこでネット検索したら、PCゲームが改良されてたくさん出ている。DS版で大都市を育て上げた経験を大画面PC版でもやってみようと(笑)。
いや実に見事なビル群が立ち上がる。
世界中のモニュメントはあるし、岡や山などの斜面が微妙でなかなかのもの。DSよりもはるかにこれがおもしろい。
ということで、連休3日目は誰もいないのを幸いに、朝からやりだして昼飯を忘れて芝刈りの時間まで6時間ほどやってしまった。なんと人口4千万人の超大都市になっていた(笑)。
ブログがすっかりおざなりで、気にはしてます。

常任理事国への道遠し

2007年07月12日 | Weblog
平行してたくさんの本を読んでいる。なかなか一冊が終わらない。
この本はセンセーショナルではなく抑えた学者の冷静な立場からの国連における日本代表の活動報告。中でもやはり2005年から盛り上がって最後は米国中国の反対で潰れた安保理改革運動の顛末と今後のあるべき日本の立場を述べている。
著者の主張は、日本が常任理事国入りするのは当然のことだし正義であると。その立場で今回の敗北はあっても何の損失も無く日本も主張する国であるという印象を持ってもらっただけでも前進と捉え、更なる機会つくりと活動をすべきだということだ。
外務省の内側へ入って活動をしてその大変さも見えるが、やはり今ひとつ交渉下手だし、政府や首相をタイミングよく動かすまでにはいっていないのが、今回の失敗の原因のひとつでもあるようだ。
目の前の参議院選挙で弱小の消えかけている党の党首にも同じ発言の機会が与えられ、あほな発言を繰りかえすぶざまを晒しているが、国連もその悪平等が動きのつかない原因の一つのようだ。そのくせ日本の財政負担は拒否権を持つ常任理事国のアメリカ以外よりもはるかに巨額である。
フランスの動きを誉めてある。それは日本支持であるというだけでなく、フランス独自の価値観で低開発国を説得するなどによって外交能力を強化する場として活用しているという見方である。更に、もっと奥のほうを考えると、欧州から英仏が常任理事国で居座ることに対する疑問を相当な長期的観点から消しているという見方である。財政負担も小さく、ドイツには経済力で置いて行かれた旧宗主国が自らのポジションを保持するためにどのくらいのスパンで危機管理をしているかという見方である。
勉強になった。
一点だけのコメントだが「助長」を助けて伸ばす意味で使っているのは東大教授の教養を疑う。佐藤栄作首相が「助長する」と発言した当時新聞が大騒ぎし日本中で論争が起きたような記憶があるが、その後佐藤流で言葉の意味が変わってしまったのだろうか?せめて著者のような人には中国の古典の「助長」の意味で使っていただきたいものだ。昭和23年生まれのこの方なら漢文で習っているはずだ、...こだわりたい。

追記:書き忘れた点、非常任理事国であっても議論に参加できているときはまだいいが、再任禁止のルールから日本は安保理事会の蚊帳の外に出る時期がある。その時の議論がどうなろうと、国連分担金は一定の割合でかかってくる。最近の問題はPKO費用の膨張であり、議論に関わるかどうかはいわば税金の無駄使いや国益にそぐわない負担ということも大いにありうるという仕組みがあまり認識されていない。PKO費用は通常予算の枠外で国連メンバーが自動的に負担することになっている。いってみれば、日本の国家予算の枠外で郵貯の金が無駄使いされてきた状況も大いに起こりうるということらしい。金を出すなら口も出すというのは正当な考えであり、その意味で日本が常任を目指すべきだということである。

改めて思う、日本ではさぼっていたなって。

2007年07月06日 | Weblog
松坂8回無失点!新人10勝一番乗り(スポーツニッポン) - goo ニュース

この勢いで行けば20勝も見えてくるかと期待したくなる。
良くて15勝、まあ最低10勝はと思っていた人がほとんどではないだろうか?
それにしても日本ではぽかぽか打たれる試合が今より多かったような気がする。適当にやっていたのかと思うのは私だけか?
ジャイロボールに始る松阪の話題は変化球の球種の数に移ったらしい。10種類から20種類と相手打線が言えば、いや40種類あると受けているキャッチャーが言い出した。オールスターは逃したが、一休みする好機、後半に向けての体調つくりをして大台達成をしてもらいたいものだ。
期待は膨らむ。

住民税ゼロ化を狙う杉並区

2007年07月05日 | Weblog
東京都杉並区の山田宏区長の言:
区の一般予算は1500億円、うち住民税は550億円、毎年予算の1割を基金に積み立て年2%の複利で運用すれば33年後には住民税の1/4を免除、78年後には無税にできると。
すでに同区は中学生までの医療費を実質無料にしている。
-----引用部分終わり-----
自治体のビジネス振興では宮崎県が大きく取り上げられているが、着々とこういう凄いことを積み上げている自治体があるということ。住民の意識も極めて高い地域であるし、土建屋の利権などばかりが見える地方自治体の政治のあり方の模範である。
税金を集めて表面上適切に使い切るという染み付いた考え方を抜本的に考え直すときなのだろう。住民は地域の政治を評価して住み替えることになるのだろう。
国家予算も同じ発想で抜本的な改革を目指してもらいたいものだ。そのためには固定化した省庁構造を突き崩し不要局所を切り捨てるなど、大鉈を振るう覚悟も必須。毎年国債を発行することが当たり前になっている現状は背筋が寒くなるようなことだとは思わないのだろうか?
国も地方も無能な政治家には退散してもらいたいものだ。
杉並のことを考えると結局選挙民の民度の高さかもと、考え込んでしまう。
あらゆるところでほころびの見える日本、まずはトップダウンに内閣の品質から叩きなおしてもらいたいものだ。