日本の進路を考える

戦後70年が過ぎてもいまだに自立できない日本を考える。

次期戦闘機

2007年07月26日 | Weblog
そうだろう。日本の自衛隊には情報を易々と出してしまうという不信感が米国からは見えているはず。
でもこれは逆に国産機開発のチャンスではないのか?
重工による国産ジェット戦闘機構想を潰されたのも米国から、今回はステルス機の導入を拒否しているのも米国。たしか翼をたたんで急先回するとか言われたものだ。もうその技術力は残っていないのかな?
国産旅客機構想がいくつも進行中であるということは、少なくとも普通の飛行機は国産可能であるということなのだろう。
本だのビジネスジェットの燃費効率の良さなど、ジェット機の分野でもそろそろ日本の技術力を世界に見せ付けるときが来て欲しいものだ。
ラプターそのものの映像はディスカバリチャネルで具体的にいろいろ解説を見たことを以前このブログにも書いた。映像を見ても技術が追いつけないという誇示にも思えた。ただ、技術の世界の面白いことは出来るという確信をもてばほかでも出来るということ。できるかどうかわからずにやることと、追いかけとの大きな差はそこにある。江戸時代末期の日本で蒸気機関を作り上げていた話は有名だ。
その時の技術ギャップと現代の本件の差は同じくらいか、より小さいのかもしれないと思ってしまう。

「生物と無生物の間」その2

2007年07月26日 | Weblog
世界のトップを走る最新生物物理の研究現場の描写は、なかなかの迫力。そして、著者の属する研究グループによる成果発表の同じ日に同じ学会で同じ結果を発表した別の大学のチームがいたという、一日の差で全てを失わなかったまだ何とか満足のできる結論。その後も延々と仮定とDNAノックアウトラットによる研究が進むが、なんと結論は実に生命の不思議の証明で終わる、というか仮定が否定され、欠落したDNAを持つネズミは予想される欠陥を示さず健常???というところまで。
時々挿入される文学散文は読むのがめんどうだが、本分と関係がありそうで読み飛ばせずちょっといらいらした。
著者は文章を書くのも好きな方の様子、でもそっち(文学)方面は今ひとつかな?
想いは伝わると言っておこう。