私の積ん読自慢の第3回目です。
今回も巻数ものでいきましょう。
川上澄生の版画が好きです。
最近は行っていませんが、栃木県の鹿沼市に 『川上澄生美術館』 があり、開館当初から数年は企画展示が変更されるたびに訪れていました。
そこで購入したのが
『川上澄生全集』 全14巻(中央公論社)
です。
それまで中公文庫版のものは持っていたので中味は知っていますが、
「もっと大きく見たい!」
という欲望に勝てず、美術館でハードカバー(函付き)を購入してしまいました。
家に戻ってきてから、早速そのうちの1冊を広げ、同じ巻数の文庫本と印刷の色具合がどのくらい違うものか比較するため何点かを見比べ、それが終わると本棚に並べました。
ここですべては終了です。
以来、函から本が抜きにくい(※注)、という理由で、再びこれらの本が開かれることはなく、そして現在に至っています。
中味は文庫本で確認できるから別に問題もないし・・・
これもやっぱり積ん読・・・?
ちなみに川上澄生の版画に感銘?を受け、売れない?画家から版画家に転身し、大成したのが棟方志功です。
そういう繋がりがあるからではありませんが、棟方志功も好きです。
※注 函から本が抜きにくい
薄い半透明の紙(何という名前か忘れました)でカバーが掛けられ、函に入った本って、本屋さんの棚から手に取ってみると、破れて半分くしゃくしゃになって、その一部が函から ぴろっ と飛び出していることがよくありません?
私は、ああなるのが怖くて、手に取った本がこの紙にくるまっていようものなら、函から出すことなくすぐさま棚に戻します。
これって出版社による、ある種の立ち読み防止措置でしょうか?
だったらしっかり機能してますよー!
お陰様で買った後も怖くて読めませんから。
(文中敬称略)