WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

しばらくぶりに堤防ウォーク

2021年02月07日 | 今日の一枚(A-B)
◎今日の一枚 467◎
Bill Evans & Jim Hall
Undercurrent
 本当にしばらくぶりに堤防ウォーキングをやってみた。新しいコースだ。私の住む街の三陸復興国立公園岩井崎から御伊勢浜海水浴場を経て、大谷海水浴場の手前までのコースだ。往復で6kmちょっとだ。残念ながら風が強く、コンディションがいいとはいえなかったが、堤防から見る外洋の眺望は、筆舌に尽くしがたいものだった。それは、これまでの歩いていたコースから見る内海とは全くちがった趣だった。リュックサックのネットポケットに入れたAnkerのBluetoothスピーカーにiPhoneをつないで、音楽を聴きながら歩いたが、途中でiPhoneのバッテリー切れで音楽は消え去ってしまった。残念だ。

 今日の一枚は、ビル・エヴァンスとジム・ホールのデュオ作品、1962年録音の『アンダーカレント』である。ウォーキングしながら聴いた一枚だ。バッテリーの切れのため途中で途絶えてしまったので、その後入浴しながら風呂場で聴いた。以前記したように(→こちら)、私の所有するCDは深い青色のもので、タイトルが記されているものだ。通常は黒い色でタイトルが記されているものといないものとあるようだ。オリジナル盤がどうなのかはわからない。私のものは、色が褪せているわけではむなく、もともとそのようなものらしい。いつか巷に出回っている黒いものを買おうと思ってはいるが、音に問題はなく、まだ購入するに至っていない。
 名演といわれる「マイ・ファニー・バレンタイン」は確かにすごい演奏なのだろう。けれども、私の耳には感動的な印象としては残っていない。私が聴くのは、「ローメイン」である。ビル・エヴァンスとジム・ホールの呼吸が手に取るようにわかり、しかも美しく感動的である。ピアノからギターのストローク演奏に変化するところは何度聴いてもぞくぞくする感じを禁止得ない。
 新しい堤防ウォーキングコースは、これから何度も歩くことになりそうだ。来週の土日もコンディションがよければ、歩きたいと思っている。


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