東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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英語で磨く論理力

2018-02-11 22:38:33 | 英語編

2020年に大きく形を変える大学入試ですが

それを待たずに、高校入試、中学入試ではすでに変動が始まりました

大枠としては、数学より国語が難しくなり

特に記述での回答を求められる問題が増えたことが印象的のようです

ですが、来年も今年と同じか?というと

私は違うと思っています

記述式の回答を求めるのは、今後当たり前の出題傾向となりますが

それにより、他の教科が軟化するとは考えにくく

徐々に難易度を上げていく傾向であると思います

逆に減るのは知識、暗記に頼る問題でしょう

社会に至っては何を削るかが検討されている最中ですし

暗記量が膨大になった歴史教科はそのボリュームが抑えられるのかもしれません

 

時代背景を念頭に考えると、英語はより実用的に習得する必要があるのは歴然です

小学生から英語を始めるというのも道理にかなっているでしょう

問題は、そうした学習をしてこなかった世代が

試験的に試されるということになったので、早急な対策をしなくてはなりませんが

そのことにまだ気がついていない生徒さんも多く

対策が遅れていることだと思っています

英語の学習が単なる教科という概念から離れていないことで

「英語で考える」という習慣がありません

更に言えば、自分の意見を求められるような形式のテストには

全く慣れていないわけですから

生徒さんたちにとっては非常に難易度の高い問題と映るでしょう

 

当教室では、対策として英語授業に「スピーチ」と名付けた授業を行います

様々なテーマを提供するために、TEDを鑑賞しそのテーマについて

それぞれの意見を出し合います

意見が出揃ったところで、今の考えを英文でまとめ発表します

月に1回程度、ネイティヴティーチャーや英語を専門にしている先生を招き

一つのテーマに沿ったプレゼンを行います

 

ただ文法や単語を習うだけでなく、互いに英語で会話し

文章を書き、発表する

英語検定なども、2次試験を突破しにくくなる2級レベル以上の実力をつけ

同時に思考力、論理力を養うことが狙いです

「あなたの意見を書きなさい」と言われても

ほとんどの生徒さんが、「考えたこともない分野だし・・」と言います

平和な日本では、教科書で学習することが当たり前ですから

教科書に書いていないことを質問されることに弱く

文化的にも自己主張することも少ないですから、いきなり自分の意見

と言われても、何も考えられないというのが普通でしょう

なので、様々なテーマを元に毎週考え、文章に教科書以外の経験値を

あげる学習をすることで、大きな対策ができると考えています

 

現在は高校生のみの授業となっています

小学生は日本語でこうしたスピーチの授業を行っています

この春から、皆さんも始めませんか?

ご参加おまちしております!


高校生募集(英語授業)

2018-01-18 13:05:35 | 英語編

3月より始める高校生の英語授業があります

新高校1年生から参加可能

センターのない大学入試に向け、また記述や四技能となる英語力の育成を

目的とした新しいスタイルの英語授業です

 

高校生英語授業は「英文法」「スピーチ」の2つに分かれ

英文法は従来の授業を継続します

新たに始めるの「スピーチ」の授業は

英作文・プレゼン・ディスカッション を行う授業です

これにより「読む・聞く」だけの授業から

「書く・話す」の授業が充実し、入試力だけでなく使える英語をマスターすることが狙いです

授業はそれぞれを選んで受講することもできますし

セットで受けることも可能です

 

「スピーチ」の授業は

英検準2を持っていること

進学した高校が偏差値60以上が参加条件となりますが

新2年生・3年生の生徒さんは簡易テストを受けていただきます

それら以外の新1年生さんはテストを受けていただき、現在の英語力を見させていただきます

残念ながら受講資格がない場合は英文法授業で英語力をまず磨き

定期的に再テストを行います

スピーチ授業は

毎回様々なテーマに向けて作文を書き、発表します

月に1回、スペシャル講師を招き

成果を見て指導してもらったり

新しい情報や文化を紹介してもらう日を設けています

 

3月から始まる授業ですのでまだ体験授業などはございません

テストの実施はできますので

詳細をお知りになたい、受講希望なのどの場合は

03−3991−3089まで

お問い合わせください

 


中学生になったら単語を鍛えよう

2016-07-08 08:31:32 | 英語編

英語という教科の得意不得意という自意識はいつ、どうして芽生えるのか?

と考えた時

「単語力」が大きいと私は思います

昨日は浪人生・現役生とそんな話をしていると、「文法」じゃないんですか?

という主張をしてくる生徒さんがいました

 

文法とはつまり「組み立て」の部分になるので、知っていなければ

確かに単語を知っていても使う事が出来ないかもしれませんが

例えば何かを作ると仮定して

「部品」がなくては「組み立てる」事は出来ないのではないか?

という問いかけをしました

組み立て方を知っていても、部品だけが揃っていて知識がない場合も

どちらも完成には至りませんよね

 

今ちょうどHive kidsの準備で内装工事があったり、遊具を揃えたりしていますが

まずは、木材や部品を必要なだけ準備する所から始まります

木材は言うなれば単語

そして組み立てる技術や知識が文法と考える事ができます

そんな話をしてから生徒さんに

「今、入試に足りるだけの単語力を100%とした時、自分の単語力は何パーセントあると思う?」

と質問しました

しばらく考えた後「20%くらいかもしれない」との返事

実際にそんなに単語力が足らないのか

自信がないからそう答えたのかはわかりません

しかし、圧倒的に単語力が足りていないと言う自覚は持っているという事がわかりました

それがわかっているなら、やるべき事も明確なのですが

殆どの生徒さんが単語テストを嫌がります

もちろん率先して単語テストをしたがる方が稀でしょう

嫌な事に立ち向かうには、それなりの理由や原動力が必要です

大人にとっては「入試に向かっているのだから当然」と考えてしまいがちですが

苦手な事と向き合う事を避けて来た子ども達にとって

それは想像以上に苦痛を伴う事なのかもしれません

 

一斉授業でひとクラスが数十人いるような場合は、逃げていても目立ちません

しかし、当教室のように一人一人に目がいくような少人数では

"逃げ場がない”のが現実です

それまでして来た事のない"苦手と向き合い、苦痛を乗り越える”という経験を

初めてこの教室で経験する生徒さんも少なくありません

 

単語力の不足の話から、1題国語を解いてもらいました

高3生に中3の国語の問題を渡したのです

30分近くかかった上に正答率もあまり高くありませんでした

中学英語を得意にするには小学生の国語を

高校英語を得意にするには中学での国語を理解していないと伸び悩む

と言われている理由がわかります

 

英語が苦手だから、と一言に言っても何が原因で苦手なのかは

人それぞれです

国語と単語力をまずは強化する事を中心に考え

自習を組み立てた方が効果的な場合もあります

 

この夏の計画に役立ててみて下さい

 

 


入試英語に強くなる

2015-12-02 09:00:00 | 英語編

英語力を鍛える為に留学をお考えになるご家庭は多いと思います

実際、英語力と言う狭い範囲で考えれば英語圏で暮らす事で「英会話」には強くなります

教科としての英語ではなく、言葉として英語に親しむ事は

日本で単語の勉強をするより遥かにスピーディーで効率が良いでしょう

しかし、残念ながら入試英語に強くなれるかと言えばYesとは言い切れません

当教室の生徒さん達も短期留学を複数名が経験していますが

結果的に良かったのかは疑問が残ります

 

英会話と入試英語の違いは明確です

日本語で言えば教科としての国語が苦手な生徒さんが多いですが

それと同じですね

言葉の成り立ちやルールを守る事が苦手という事です

何かで読んだのですが、英語は日本語より単純で厳密なルールがあります

それは英語が多国籍の方がわかりやすいようにとか、使いやすいようにという配慮があるからだと

書かれていました

また、英語の感情表現は全て受動ですがこれは「神様から与えて頂くからだ」と言う発想からによるものだと

言う話は随分前に記事に書きましたね

 

入試英語を学ぶ上で英会話と入試英語は別物だという認識をしていたら

英語が苦手だから留学して得意になろうという発想はあまり的を得ていないという事に気がつくのではないでしょうか

 

中学生の英語では苦手になる原因は殆どが「単語を覚えていない」事と「文法が理解できていない」という2点が中心

になって来ると思います

身近な単語から簡単な文章を作って行くのが始めの過程ですが、単語を覚えていない事で

それが複数形になったりした時にはすでにお手上げになっている

原型を覚えていないのに複数形にしたり活用するのは困難でしょう

また、代名詞を覚えていないなら殆どの文章で読解できない状態になり、その部分を明確にしないまま先に進めても

「やっても出来ない」という結果になり、そもそも意味を理解しながら読む事ができませんね

日本語でも一つの文の中に主語が二つも三つもあるわけありませんが、同じようにbe動詞が幾つもある事に疑問を持たない

という状態になる事も珍しくないんです

この状態で学年が進んでしまえば完全に英語が苦手、出来ない・・と自他共に認める事になります

中学生はまず単語を正しく覚える事、そして文法をマスターする事が英語を理解してテストで得点を取るには必要な事です

英語が全く理解できない・・と当教室を訪れる生徒さんが半年や1年後には「得意だよ」と自分の口から出るのは

英語テストで得点できる方法で学習している結果だと思います

 

では高校生はと言うと

中学で学ぶべき事をしっかり学べているなら、「文系をマスター」し、「熟語を増やして行く事」を始めに行い

それが出来るようになってから次のステップです

文章をSVOCにしっかり理解しながらわける事が出来るようになるには時間がかかるでしょう

単語だけ覚えていても熟語としての意味を理解していなければ読解は出来ないでしょう

英会話ではその部分がないので得点できないわけです

itが示している文を答えるには感ではなく知識でなくては入試英語には通用しないんですね

 

では講師陣がお勧めする高校生の英語の学習法ですが

まずはSVOCをしっかりマスターする事、そして音読をしてどこで区切るのかを習得する事

などがあります

実際、授業ではSVOCを書き込みながら黙読をしますが、そこが本当に正しく書き込めるようになるには

時間がかかります

短い分からそれは始まり、入試が迫っている頃には1000字を超す文章で正確に理解できなくてはなりません

長い時間が必要だという事ですね

 

中学の時に正しく単語を覚え、高校ではそれを活用できなくてはなりません

英語は単元事に区切る事の出来ない教科ですから、「休憩」はありません

どこで躓いても、それを克服しながら進めなくては結局のところ成果はありません

入試英語に強くなるには王道の学習法があり、道筋があるという事

 

教科としての英語に自信を持てる学習をしましょう!

新高校1年生(内部進学生含む)募集中です

冬期講習から入試に強くなる英語を始めましょう!!

 

 

 


英語が苦手になる日本語の難しさ

2015-11-18 12:14:27 | 英語編

私立中学に進学した生徒さんは

小学校時代に懸命に受験に取組み高い基礎知識を身につけた事と思います

私は中学受験期の小学生の姿から、本当に必要な受験なのだろうか?と疑問に思う部分もありますが

デメリットを超えるメリットを見つけられるのであれば、中学受験もありで

けして悪いとは思っていません

ただ不思議に思うのは、中学受験期に英語は学習していませんが

私立中学の英語授業の進め方は公立とかなり異なり

子ども達が理解する以前に英語を苦手としてしまう傾向がある事です

当教室にもそんな生徒さん達が複数名在籍しています

 

しかし、多くは公立の中学ですので公立英語の話をしたいと思います

始めに習うのはbe動詞ですね

しかし、ここには時間をかけずにすぐ一般動詞へ

そこからあっという間に名詞・代名詞・・・・と続いて行きます

ここら辺はまだ良いとして(ここで既に躓いている生徒さんもいます)

5W1Hが出て来ると大変です

副詞・形容詞と合わさって、一体何がどうなっているのか??

となって行きます

昨日は中学1年の生徒さんが

「あの、今更なんですけど・・名詞と代名詞の意味がわからないんですけど・・」

と言いました

「違いがわからないの?それともそもそも名詞がなんだかわからない?」

と聞くと

そもそも、名詞とは・・代名詞とは・・がわからないというのです

もちろん、使っているんです

しかし、それが名詞だ  とか  代名詞だ  とかの意識が無いんですね

ここでそれらをしっかり理解していないと

5文型になった時、全くわからなくなります

つまり、中学のテストでそこそこ点数がとれても、高校では取れなくなって行くし大学入試の頃には

英語が苦手になっているという事ですね

 

日本で英語を学ぶ時

これらの用語はとても必要となり、それらの用語の意味を知らないというのは不利なのですが

学校の教科書はそれらを理解できるようになっているでしょうか?

生徒さんに「今学校では何の単元の授業なの?」と聞くと100%と言っていいくらい答えられません

自分が今、何の勉強をしているのかという自覚も無くただ英語を勉強しているんですね

 

ある高校生さん

最近入塾されましたが、a  an  の使い方を知らないと言います

a  an  つまり冠詞ですね

「冠詞の事ね」というと「冠詞って言うんだ」とのこと

都立一般校に進学していますが、もちろん5文型はまったくわからないと言います

 

英語はこれからの日本にとって入試に必要という狭いくくりではなくなって行きますよね

学校で英語に対する自身を失くしてしまう事で

英語が苦手=外人と話せない

という意識になってしまいます

 

今回の英語検定で2級に合格した生徒さんは

2次面接で「多分ダメだったと思う」と自信なさげでした

パッセージカードの問題は出来たそうですが、自分の意見を話す問題では

それぞれ1文しか(本人の感触として)答えられなかったそうです

しかし、ほぼ満点合格でした!

その事を伝えると

「むしろ、なぜ満点じゃなかったんだろう?」なんて言って笑わせてくれます

英語の指導をしてくれている講師にこの結果を報告し、講師も指導が正しい事にさらに自信を深めていました

 

塾に通って英語を教わるメリットは

文法をしっかり教われるという事です

”自分が今、なんの勉強をしているのかがわかる”

ことで弱点を見つけ易くなり、学習法も明確になります

その上に、当教室では高校でも困らない英語の学習法・大学入試にも強くなる学習法を授業で実践しています

 

名詞・代名詞・副詞・形容詞・分詞・・(もっと沢山ありますけど)それらを理解するのは国語力です

主語・述語すら使いこなせずに中学に上がってしまうと

国語のテストより英語のテストで躓きます

語彙力では英語で習う方が先という言葉も出てきますが、その時しっかり意味を確認しないままになる事で

正しい使い方が出来ません

どれが、どれを修飾しているのか?または言い換え問題や指示語の問題も国語力なのですが

不思議な事に

中学の間は「国語が出来ない」と悩む生徒さんは「英語が出来ない」と悩む生徒さんより

圧倒的に少ないのですが、大学入試になると逆転します

そして、センターでしか使わないからと(使わずにすむ学部を見つけ)「国語は諦める」という受験生も多いです

 

現中学1年生からはセンター試験はなくなりますね

そこに備えて、中学1年生からは取組みが変わります

理想は小学5年くらいから質の良い学習をして行く事でしょう

本当に長い目で見て英語を得意として行くには国語力が欠かせません

将来を見据えた学習が必要ですね