子供のころから親に虐待を受けて育ち、
家族全員を惨殺された女性。
結局、15人以上の人を殺し、死刑判決を受ける。
友達もおらず、孤独な人生。
拘置所で、じっと執行日を待つ女性。
彼女の人生とは、いったいなんだったのか。
第2話まで見て、
猫も死に、家族も全員死んでしまった時、
僕は、どういう生き方をするのだろう、
そんなことを考える。
今から何年後になるかわからない。
親は、いなくなる。
親戚も。
そして猫たちも。
健康で、ずっと生きできたら、
そのうち妻の死も体験するだろう。
妹も、弟もいなくなるのかも知れない。
親しくつきあってきた人たちも、
結構、年上が多いから、みんないなくなるのかも知れない。
高3の夏、夏休み。
一人で東京に出てきて、美大予備校の夏期講習を受けたことがあった。
一部屋8人くらいで雑魚寝する部屋で、
自然と親交は深まった。
一緒に飯を食いにいったり、いろんな話をした。
そして夏期講習終わりの時期。
それぞれ日本中に帰っていった。
その時、僕が一番最後だった。
一人、また一人と、いなくなっていく部屋に、
僕だけがいる。
空いたスペースには、また新しい同い年くらいの男が入った。
でも、最初の8人のメンバーとは違う。
何かよそよそしい堅苦しさがあった。
それは、「最初からいた人」に対する遠慮や敬意のようなもの
だったのかも知れない。
だけど、帰るまでの数日間、
ひどく空虚でたまらない時間を僕は過ごすことになった。
あの時と同じなのかも知れない。
僕だけを残して、みんないなくなる。
人生とは、何か。
しょせん、人は一人なのか。
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