「キレイな夕焼け」は、絶対的な「美」なのでしょうか。
人は、キレイな夕焼けを見たら、
キレイだな~と思います。
「キレイな夕焼け」って言っちゃった時点でキレイなんですから、
文脈としてはおかしいんですが…。
夕焼けだけじゃなくて、
地球の自然現象に美を見出したり感動したりすることって多いですよね。
これって、当たり前なんでしょうか。
宇宙人が夕焼けを見ても、キレイだな~って思うんでしょうかね。
地球で生まれ育った人間が見るから、
夕焼けはキレイなんじゃないかと僕は思うんですが。
夕焼けは、絶対的な「美」なのか。
ひょっとしたら、
夕焼けを美しいと思うのは人間だけで、
他の動物は、何も感じてないのかも。
つまり、
「美」とは、大脳が作り出した概念であって、
動物が本能的に持っている感覚ではないのではないか、
と思ったりして…
僕は、芸術作品の「美」についても、かなり懐疑的です。
懐疑的っていうか、「美しさ」って何だ!って感じなんですけど。
名画「モナリザ」が美しいかどうかは、僕には分かりませんが、
ものすごく高価な絵画であるという情報が
頭にこびりついてしまっていて、
純粋に、絵だけを鑑賞することが出来なくなってる気がします。
地球の自然現象に対して感じる「美」だって、
必要な複数の条件が重なった時に発生する、
単なる「脳内信号」的なモノなのかも知れません。
芸術家がすばらしいのは、
その脳内パルスを発生させるメカニズムを科学的に解明せずに、
人々の脳に強く働きかける作品を作り出した点にあるんじゃないかと思います。
あれ…芸術家の話になっちゃった。

「夕焼け」に話をもどしますけど、
人間は、地球の自然を見て、美しいと感じ、心癒され、
ストレスが解消されるようになっているのかなと思ったんです。
だって、それが一番便利で効率的しょ。
その辺にある自然を見て、心をリセットできるから。
どんなストレスを抱えていても、
青い空や、広い海、星空、山の頂上からの風景や、
キレイな夕焼け…
そういうものを見てストレスが軽減されるようになっていれば、
何を見ても何も感じない生き物より、
ストレスに強いんじゃないでしょうか。
生物として有利です。
つまり、夕焼けが絶対的に美しいんじゃなくて、
人間は、地球の自然現象を「美しい」と感じられるように
自分たちで、脳を作り上げて進化してきたのではないか?
っちゅう話なんです。
ま、何の根拠もない僕の持論でした。

失礼しました。
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