肥宝館 -貧すれば丼する-

【板橋本町】 オールドラーメンショップ 逆流「肉煮干しラーメン(980円)」

十条の人気店「流。」の二毛作ブランドが独立

都営三田線・板橋本町駅とJR埼京線・十条駅のほぼ中間で、共に歩いて10分前後。環状7号線の姥ヶ橋陸橋そばに2020年7月1日にオープンした「オールドラーメンショップ 逆流」へ。元々は十条駅前の人気店「煮干しそば流。」が、定休日の火曜に暖簾を逆さにし営業していた二毛作ブランド「逆流」を2号店として独立させた形だ。

店内はL字カウンター9席に加え、ソファやテーブル席も用意されている。コロナ対策でカウンターは1席ずつ板で仕切られた一蘭方式に。「時代の流れに逆らい古き良きラーメンを現代に表現する」というコンセプトの元、煮干出汁主体の「ラーメン」「つけ麺」をベースに奇を衒わず、しかし旨い麺メニューの数々を提供している。

岩海苔が乗った燕系インスパイアの「背脂煮干しラーメン」や、チャーシューたっぷりの「肉煮干しラーメン」、煮干+醬油ダレの「汁無し」、つけ汁にキャベツや人参などを加えた「野菜つけめん」、夏季限定の「冷やし中華」、泡立てた納豆と生卵を加えた「納豆ラーメン」「納豆つけめん」と目移りするラインナップだ。

いずれも「並盛」は麺量200gに統一されているが、ラーメンはプラス150円で大盛り(300g)に。つけ麺はプラス100円毎に100gずつ、最高でプラス300gの特盛りまで麺の増量が可能である。また、白めしに加えて肉めし、メンマめしといったサイドメニューも用意されている。今回は「肉煮干しラーメン(980円)」をオーダーすることに。

茶濁したスープは煮干し主軸の旨味の強い出汁に、円みある醬油のカエシを重ねている。サラッとした飲み口だが、煮干の風味とコク、カエシの甘味と塩味が丁度良い塩梅。後引く味わいに、思わずのっけからレンゲが止まらない展開に。そこに合わせるのは麺肌ツルツルでしなやかな自家製の中太麺。風味も喉越しも最高だ。

チャーシューは柔らかでホロホロの豚バラ肉が多数。脂は強すぎず、嫌な重さ無く食べられる。ほんのり香る八角がまた良いアクセントに。ほか、胡麻油香るメンマ、ナルト、刻みネギが乗る。途中で卓上の黒胡椒、白胡椒を少し加えて完食した。次回は萬来系の納豆つけ麺か、丸長大勝軒風の「野菜つけめん」狙いで来てみよう。

<店舗データ>

【店名】 オールドラーメンショップ 逆流
【住所】 東京都北区西が丘3-1-3
【最寄】 都営三田線「板橋本町駅」徒歩10分

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