肥宝館 -貧すれば丼する-

【恵比寿】 真鯛らぁめん まちかど「真鯛らぁめん スペシャル(1350円)」

星付き店で修業したシェフが作る絶品真鯛麺

JR恵比寿駅西口を出て、恵比寿一番会の商店街を渋谷方面に歩いて3分ほど。恵比寿西一丁目交差点そばの「真鯛らぁめん まちかど」へ。元々は世田谷区駒沢でイタリアンバーの定休日を利用して営業していたが、2019年1月に恵比寿に移転。ご主人の荒木氏はイタリアでミシュランの星付きの料理店での修業経験をお持ちだ。

店舗は「中国家庭料理 天堂」の2階。現在はBAR「WEST」を昼だけ間借りしているため、営業時間は月~土曜の11時半~17時のみ。メニューは愛媛県産の真鯛を使った「真鯛らぁめん」を中心に、真鯛つけ麺、真鯛担々麺などを提供。また、真鯛のバッテラや出汁ご飯なども用意している。今回は「真鯛らぁめん」を特製で注文した。

待つこと5分ほどで、彩り豊かな丼が到着した。スープは毎日40Kgの真鯛で出汁をとっているという濃厚な白湯。鯛のカエシ、鯛の香味油を使用していて、一口啜れば鮮烈な鯛の香りが鼻に抜ける。アニマルオフとは思えぬ重厚さで、臭みもなく非常に旨いスープである。そこに大榮食品のモッチリとしたパスタのような中太麺が泳ぐ。

そして、麺の上には真鯛の切り身が5切。昆布締めにしてあり、適度な塩味もあって絶品だ。ワンタンの餡にはオマール海老を使用。野菜もたっぷりで、焼き目のついた長ネギとエリンギに、青菜、サヤエンドウ、刻んだセロリ、トマトペーストをトッピングされている。いずれの野菜もスープとの相性がよく、実に風味豊かな一杯である。

真鯛に鼻と舌が慣れてきたところで、卓上の「自家製ホットオリーブオイル」をスープに数滴。上質なオリーブ油に唐辛子、ニンニク、ローリエを加えた調味料で、丼をパスタのような雰囲気に変えてくれる。特製の真鯛らぁめんは1350円とお高めだが、十分にその価値がある一杯と感じた。次回は真鯛の担々麺を啜ってみたい。

<店舗データ>

【店名】 真鯛らぁめん まちかど
【住所】 東京都渋谷区恵比寿西1-3-9
【最寄】 JR山手線「恵比寿駅」西口徒歩3分

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