徳島の深夜族から支持高し。バイパス沿い定番の味噌
国道11号・吉野川バイパス沿い、徳島大学そばの「くるまや」。県内では珍しい札幌味噌ラーメンの店だ。かつて徳島市内のスナックで「シメの一杯は、どこのラーメンが良いか」という話題で盛り上がった際、この店を挙げる若い女性が多かった。理由を聞くと「味噌ラーメンの店ってあんまり無いんだよね」と。なるほど。
濃厚スープの味噌ラーメンが主軸なので、てっきり全国チェーン「くるまやラーメン」のフランチャイズかとも思ったが、どうやら徳島独自の店舗らしい。ここ常三島店のほか、JR蔵本駅そばにも店を構えている。どちらも徳島大学の関連施設のそばで深夜まで営業しているので、学生だろう若者客が絶えず訪れている。
今回は「チャーシューメン(750円)」を注文。豚骨、鶏ガラ、野菜を煮込み自家製味噌を加えたというスープは、やや味付け濃いめのチューンナップ。表面に浮かぶ胡麻が印象的だ。そこに、豚肉の味をストレートに感じるチャーシューとコシのある中太麺というチョイスは、確かに深夜族にはウケる組み合わせだ。支持を集めるのもわかる。
他の若手グループ客を観ていると、とにかく「餃子」が人気の様子。また、バターやコーン、辛ネギを追加トッピングするのも王道らしい。決して徳島ラーメンが目当ての観光客が真っ先に行く店では無いが、深夜の人間観察には丁度良い。若者の地元トークだけでメシも進む。駐車場も広いので、気になる方はどうぞ。
<店舗データ>
【店名】 くるまや 常三島店
【住所】 徳島県徳島市中常三島町1-17-6
【最寄】 JR高徳線「徳島駅」徒歩15分
