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肥宝館 -貧すれば丼する-

【葛飾区西亀有】 西亀有 GALLERY「新加坡加東叻沙(1100円)+前菜(440円)」

ミシュランシェフが腕を振るう隠れ家

葛飾区西亀有の住宅街に知る人ぞ知る人気の中華料理店がある。その名も「西亀有 GALLERY」。シェフはウエスティンホテル東京「龍天門」、マンダリンオリエンタル東京「SENSE」と名店の料理長を歴任した鄧徳勝氏だ。「SENSE」時代の常連客に「自分の所有する一軒家で店を」と誘われコチラで腕を振るっている。

その鄧氏を代表に、グランコート名古屋出身の廖國雄氏、龍天門やカントニーズ燕出身の松原大輔氏が集結。本格的なオリエンタルモダンチャイニーズを提供している。お店は東京メトロ千代田線・綾瀬駅から歩いて17分ほど。西亀有小学校から100メートルほど南にある。オープンは2019年2月5日。赤い幟と看板が目印だ。

なお屋号が「GALLERY」なのは、店内に千葉県出身の画家・松井純夫氏の絵画が数多く飾られていることに由来。そして絵画のように美しい料理を共に楽しんで欲しいというコンセプトである。玄関を入ると、1階には4人掛けテーブルが3卓。そして2階には4人掛けテーブルが5卓と、奥には6人が座れる円卓も配置されている。

そして鄧氏自らがフロア係を。丁寧で柔らかな接客が印象的だ。メニューはお手頃価格のランチからアラカルト、贅沢なコースまで様々。カジュアルランチは、あんかけ焼きそば、茄子入り麻婆豆腐、カトン・ラクサヌードル、牛バラのせご飯の4種類。単品オーダーも良し。前菜(440円)、天津(440円)、デザート(385円)を追加出来る。

ほか「香港飲茶セット(2000円)」、「ふかひれの煮込みご飯コース(3080円)」、「スペシャルランチ(5280円)」と値段に合わせ数段階のコースを揃えている。ディナータイムは更に値の張るコースはあるが、前菜、海鮮料理、肉料理、点心、アワビやフカヒレ、麺類や飯モノなどアラカルトでも注文できる。どれも旨そうだ。

今回はシンガポールを代表する麺料理「カトン・ラクサ」=「新加坡加東叻沙(1100円)」に「前菜(440円)」のみ追加し注文した。まずは前菜が到着。大根の醤油漬け、店自慢のよだれ鶏、女性に人気のレモンクラゲの三品だ。特に「よだれ鶏」はスパイスや白胡麻、醤、唐辛子の風味を存分に活かした絶品ダレが後引く旨さである。

また「レモンクラゲ」も、食感の良いクラゲを爽やかで甘味あるタレで和えてあり美味である。そして続けてユニークな器に盛りつけられた「新加坡加東叻沙」が到着。ラクサ自体はマレー半島で広く食べられている麺料理だが、これはその中でもシンガポールのカトン地区を中心に親しまれている「カトン・ラクサ」である。

海老出汁にココナツミルクや香辛料を加えたスープに米粉の細麺という定番の組み合わせ。トッピングにはむきエビ、茹で卵、油揚げ、パクチー、刻みネギ。ココナッツミルクの風味も辛味も強すぎず、初めての方でも啜りやすいだろう。最後は中国茶でサッパリと。住宅街の隠れた名店。ランチ会に宴席に、重宝しそうだ。

<店舗データ>

【店名】 西亀有 GALLERY
【住所】 東京都葛飾区西亀有2-45-16
【最寄】 東京メトロ千代田線「綾瀬駅」東口徒歩17分

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