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肥宝館 -貧すれば丼する-

【千葉 みのり台】 成都担担面「楽山担担面(1050円)」

四川飯店のDNAを受け継ぐ担々麺

新京成線・みのり台駅と松戸新田駅から共に歩いて10分ほど。県道281号=産業道路沿いにある「成都担担面」へ。元々は「楽山担担面」の屋号で、すぐ隣の区画で創業。2014年2月4日に現在の屋号に変更し移転リニューアルした。背脂ラーメンの名門「とんこつ貴生 稔台店」と小道を挟んで隣同士という立地である。

駅からは少し距離があるが、本格的な四川担々麺を楽しめるとあって連日大混雑。というのも、コチラは名店「四川飯店」で陳建民氏、陳建一氏に師事し、「神楽坂 芝蘭」や松戸市北国分「ろぉしゃん」などを率いる渡辺嘉朗シェフが立ち上げたお店なのだ。現在は後進に店を譲渡したとのことだが、その味は健在である。

店内は4人掛けテーブル3卓と、カウンター9席。満席時は玄関前を先頭に一列に並んで待つルールだ。麺メニューだが、辛い麺類は「楽山担担面」を筆頭に、楽山より円やかで具沢山「叙府担担面」、汁なし「成都担担面」、黒ゴマ入り「黒胡麻担担面」、すっぱくて辛い「酸辣湯面」、山椒が効いた「正宗担担面」をラインナップ。

プラス50円で「すごく辛め」、100円で「激辛」に調整することも可能だ。一方、辛くないメニューには醤油味の「叉焼湯面」や、お子様ラーメンセットも用意。また、ライスとザーサイ、杏仁豆腐がつく「得々セット(350円)」も。 ほかライス、麻婆豆腐、麻婆丼、焼餃子、水餃子、杏仁豆腐などもあり、一杯飲ることも出来る。

今回は一番人気という「楽山担担面(1050円)」を注文。なお「楽山」は「ろぉしゃん」と読む。スープは鶏ガラベースだろうか。サラリとした清湯だが、表層にラー油とゴマペースト「芝麻醤」が浮かんでいる。よく混ぜて啜るべし。辛味は強すぎず、だが物足りなさもなく。香辛料やゴマの香りもしっかり感じる旨いスープだ。

そこに少しボソっとした中細麺が泳ぐ。スープとの相性は抜群だ。ほか、たっぷりのミンチ肉、小松菜、茹でモヤシ、刻みネギがトッピングされる。卓上には黒酢、胡椒、ラー油があるのでお好みで味調整を。スッキリした味わいであっという間に完食した。午前11時半から午後3時とランチのみの営業なので訪問の際はご注意を。

<店舗データ>

【店名】 成都担担面
【住所】 千葉県松戸市稔台8-40-19
【最寄】 新京成電鉄「みのり台駅」徒歩10分

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