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肥宝館 -貧すれば丼する-

【徳島 鳴門市】 徳島ラーメン ふじい「徳島ラーメン 白 肉玉入(850円)+めし 小(150円)」

名店「岡本中華」出身店主、渾身の白と茶

JR鳴門線・立道駅から歩いて7分ほど。県道12号線=川北街道(鳴池線)沿いに2019年9月2日にオープンした「徳島ラーメン ふじい」へ。ご主人の藤井康史氏は徳島ラーメンの白系の老舗「岡本中華」の鴨島店を経て独立。鴨島店が惜しまれつつ閉店した直後の独立とあって、オープン早々に注目店となった。

なお「徳島ラーメン」は、カエシが濃口醤油やたまり醤油の「茶系」、薄口醤油や白醤油の「白系」、豚骨のほか鶏ガラを使い薄口醤油で味を整えた「黄系」の3系統に大別されている。今でこそ茶系が有名だが、歴史的には戦後すぐ小松島市で生まれた「白系」が源流で、その後「黄系」「茶系」が派生したと言われている。

店内はカウンターとテーブルが混在。ラーメンは、出身店「岡本中華」と同様の白系に加えて茶系も揃え、二枚看板で営業中だ。また、ラーメンは肉入り、玉子入りに出来るのはもちろん、白めし、牛めし、豚丼、餃子といったサイドメニューも揃えている。今回は「徳島ラーメン 白」の肉玉入(850円)に「めし小(150円)」を付けて注文。

待つこと6分ほどで到着した。白濁したスープは豚骨と鶏ガラを丸1日煮込んだもの。サラッとした飲み口だが旨みは濃厚。カエシは薄口醤油がベースだろうか。塩味は控え目だが、しっかりと風味は効いている。麺は中細ストレートで、スープとの相性抜群。そして特筆すべきは丼を多い尽くすチャーシューである。

豚バラ肉とモモ肉の2種で、バラ肉はトロトロ、モモ肉は甘めの味付けでしっかりした食感。いずれも絶品である。丼央の卵黄を割って肉に絡め、白めしの上に乗せて一気に掻き込む。至福の時間だ。ほか、出汁の効いた柔らかなメンマ、海苔、香りのよいネギが盛り付けられる。最後は沢庵でお口直し。またひとつ良い店が出来た。

<店舗データ>

【店名】 徳島ラーメンふじい
【住所】 徳島県鳴門市大麻町姫田森崎20-5
【最寄】 JR鳴門線「立道駅」徒歩7分

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