肥宝館 -貧すれば丼する-

【小川町】 長尾中華そば 神田店「こく煮干し にぼめしセット(1150円)」

津軽煮干の名店「長尾中華そば」が神田に降臨

靖国通りと本郷通りが交わる小川町交差点より徒歩1分。2018年7月末にオープンした「長尾中華そば」へ。こちらは青森発の「津軽煮干ラーメン」の人気ブランドで、青森市内で複数店を展開。また、池袋の「極み麺 selection」はじめ、イベント的な出店は過去にもあったが、今回は初の本格的な東京出店となる。

メニューは、醤油清湯の「あっさり」、鶏と豚の白湯に煮干しを加えた「こく煮干し」、その間を取った「あっこく」。さらに煮干し度の高い裏メニュー「ごぐにぼ」「ごぐにぼMAX」まで揃えている。今回は「こく煮干し(850円)」に、角切りチャーシュー(250円)、海苔(100円)、ライス(100円)、納豆(50円)が付いた、お得な『こく煮干し にぼめしセット(1150円)』をチョイス。

「こく煮干し」スープは、煮干しの存在感は十分ながら、動物系の旨味も加わり飲みやすい。麺はスープの香りを損ねないように、かん水の量は控え目。うどんのように柔らかでムッチリした中太麺で、セメント系のパッツリとした食感の細麺とは全く違うが、これぞ津軽煮干系の麺。丼全体を優しい印象に仕上げている。

さて、ライスとひきわり納豆で、何が「にぼめし」なのか。これは、残ったスープを納豆ご飯にかけて貪り食うためのセットなのだ。卓上の醤油ダレを加えて至福のシメタイムに突入。ラーメンもメシも申し分なし。一方で、不慣れなのか行列を捌けていなかったりと接客に難有りだが、激戦区で頑張ってほしい。

<店舗データ>

【店名】 長尾中華そば 神田店
【住所】 東京都千代田区神田小川町1-7
【最寄】 東京メトロ「新御茶ノ水駅」B6出口徒歩1分

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