海外経験豊富な料理長が作り出した一杯
地下鉄銀座線「神田駅」4番出口上がってすぐ、2017年3月にオープンした「八房(やつふさ)」へ。伝奇「南総里見八犬伝」に登場する妖犬の名を冠したこの店は、シンガポールに拠点を置く投資ファンド「オクトパス」の日本法人が経営している。ちなみに、中国で「8」は、発展を表す「発」と音が似ているため、人気の高い数字である。
店先には料理長の来歴が。新宿の人気つけ麺店、シドニーの人気ラーメン店を経て、一風堂オーストラリアでセントラルキッチンを任された人物という。メニューは鶏醤油、豚骨と2種のラーメンのほか、濃厚な豚骨系のつけ麺も用意されている。出自がつけ麺店なので迷ったが、今回は清湯の「鶏醤油らーめん」に味玉追加でオーダー。
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スープは鶏ガラベースのスッキリした清湯。三河屋製麺の中細縮れ麺も相性が良い。具材の中でとりわけ目を引くワンタンは、海老を使いプリプリの食感。柚子が強く効いているのが特徴だ。ほか、味付けの濃すぎないチャーシュー、穂先メンマ、味玉、水菜、タマネギ、青ネギという構成。強烈な印象は残さないが、良くまとまった一杯である。次回はつけ麺にチャレンジ。
<店舗データ>
【店名】 らーめん八房(やつふさ) 神田本店
【住所】 東京都千代田区神田鍛冶町3-3-2
【最寄】 JR山手線「神田駅」北口徒歩2分
★2018年11月に閉店。