名店「小むろ」出身店主の絶品ラーメン
関東鉄道常総線・水海道駅から2.7キロ、鬼怒川の西岸へ歩いて40分ほど。国道354号線=取手豊岡線沿い、貫通道路入口信号を越えた先に2023年8月29日にオープンした「らーめん 又右衛門」へ。ご主人の大滝翔平氏は千葉県市川市にある「支那そば小むろ」などで修行し独立。「小むろ」と言えば名店「支那そばかづ家」の系譜である。
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かつて「どさん子ラーメン」だった建物に入居したため広々とした店内はカウンター7席と4人がけテーブル2卓、小上がりに8席。麺メニューは、らーめんが塩・醤油・味噌の3種、つけ麺が塩と醤油の2種を揃えている。それぞれチャーシュー、ワンタン、味玉、メンマ、愛媛県産岩のり、海苔を追加トッピング可能だ。
また飯モノにはカレー、ミニカレー、ミニチャーシュー丼、半ライスを用意。おつまみワンタンやチャーシュー、焼ワンタンなどで一杯飲ることも出来る。お子さまらーめんもあるので家族連れでも安心だ。修行元の「小むろ」はワンタンが名物だった。そこで今回は「塩チャーシューワンタンめん(1250円)」を注文した。
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着丼までは8分ほど。薄濁りのスープは鶏、豚、それに乾物なども使っているだろうか。何か一つの素材が突出するのではなく、幾層にも旨味が重なった出汁に円みある塩ダレを重ねている。じんわりと沁みるスープである。そこに平ザルで麺上げしたツルツルでコシのある中細麺が泳ぐ。小麦の香りがよくスープとの相性も抜群だ。
そしてワンタンは肉餡ギッシリ。生姜や葱、ゴマ油が効いた餡をチュルチュルの皮で包んでおり絶品である。5つも乗っておりボリュームたっぷりなのも嬉しいところ。一方のチャーシューは、吊るし焼きの豚肩ロース肉が3枚と、別の部位で2枚。味が凝縮されており、タレの味、赤身の旨み、脂の甘みが楽しめる逸品である。
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こんなに旨いチャーシューはそうお目にかかれない。これをツマミに一杯飲りたいなぁ。ほかトッピングにはメンマ、海苔、刻みネギが乗る。スープと麺の土台がしっかりしている上、ワンタンやチャーシューの乗せモノが絶品というハイレベルな一杯、あっという間に完食した。次回は醤油スープも啜ってみたい。
<店舗データ>
【店名】 らーめん 又右衛門
【住所】 茨城県常総市豊岡町丙461-1
【最寄】 関東鉄道常総線「水海道駅」徒歩40分(2.7km)