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肥宝館 -貧すれば丼する-

【北千住】 千寿そば酒場 ツルツルカメカメ「特選しおそば(1000円)」

千住にマカフーヒア新店舗「そば酒場」降臨

北千住駅の西口から歩いて4分ほど。千住ほんちょう商店街に2020年9月20日にオープンした「千寿そば酒場 ツルツルカメカメ」へ。この名前でピンと来た方は足立区が長いか、相当のラーメンファン。こちらは北千住「鶴亀飯店」や竹ノ塚「しおの風」、赤羽「金字塔」など数々の人気店を手がけるマカフーヒアDiningの新店舗である。

代表の鈴木正昭氏は足立区のご出身。「銀座アスター」や「銀座 過門香」といった名店での修業を経て、2003年に27歳で中目黒に「麺飯食堂 大地よ水よ人よ」を創業した。その後、竹ノ塚「しおの風」をオープンすると、足立区とその周辺地域に数々のブランドを展開した。個人的に「しおの風」は足立区屈指の名店だと思っている。

さて「ツルツルカメカメ」だが、暖簾をくぐると店内はカウンターとテーブル席が混在。看板に『千寿そば酒場』とある通り、ラーメンの他にも様々なツマミが用意されている。メニュー表にはハムカツやアジフライなどの揚げ物をはじめ、ホルモン系のスタミナメニュー、魚のスモーク、鉄板餃子、すり身天、煮物、焼魚などが並ぶ。

店主オススメという欄には馬刺しガーリックソース、黒おでんといった個性的なメニューも。一方のお酒は、ビールはプレモルが290円。ハイボールはジムビームが190円で角ハイが290円。サワーは190円からで生搾り系でも380円とお得感満載だ。まずは角ハイと『本日のおすすめ』とある「国産レバー刺し(550円)」を注文した。

レバ刺しは厚切りでフルフルとした食感。胡麻油とガーリックオイルで頂くのだが、コイツが絶品である。嫌な臭みは皆無でボリュームもあり、1皿550円というのは嬉しい。鶏刺しはササミ、ハツ、砂肝もあるのだが、これなら他の刺身も期待出来そうだ。ハイボールはジョッキに目一杯注がれ、お通しのザーサイ付き。これまたお得である。

そして麺メニューだが、まずラーメンは塩と味噌の2軸。特に力を入れているのは塩で、清湯の「しおそば」を主軸に、白湯の熟成しお、にぼししお、鯛だししお、辛味しおを提供している。また「つけそば」も、塩系を主軸に、くるみ、海老しお、フレッシュトマト、グリーンカレーと個性的な一杯をラインナップしている。

今回オーダーしたのは、人気No.1という「特選しおそば」だ。到着したのは赤羽「金字塔」と似たビジュアルの一杯だ。スープは鶏ガラなどをオーブンで焙煎してからとった出汁が主軸の塩清湯。そこに白トリュフオイルで香り付けをしてある。鶏と野菜が重なった出汁は旨味十分。トリュフの香りも厭らしさは無く良い風味に。

麺は三河屋製麺の中細ストレート。柔らかな茹で加減だがダレた感じは無く、スープとの相性も良い。トッピングには炙って余分な脂を落としたベーコンが2枚、クチナシで色づけした黄色い味玉、蓮根入りの鶏つくね、甘辛い烏賊煮とおこげ、太メンマ、ほうれん草、笹切りネギ、糸唐辛子が乗る。実に華やかな丼である。

また、コチラでも「金字塔」と同様、ラーメンに珈琲油が付いてくる。途中で回しかければ、ローストした珈琲豆の香りが、スープの輪郭をよりはっきりさせてくれる。あっという間に完食してしまった。お店は朝9時から朝6時までというヤンチャな営業時間も魅力的だ。次は個性的な「つけそば」目当てで酒を呑みに来よう。

<店舗データ>

【店名】 千寿そば酒場 ツルツルカメカメ
【住所】 東京都足立区千住2-29
【最寄】 JR常磐線「北千住駅」西口徒歩4分

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