神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

専門

2005年08月06日 | 翻訳・英語
 先日一件トライアルを提出しました。全く専門外の医学関係でしたが、そんなに難しい内容ではなかったので、文字通りトライしてみました。
 ところで、この「専門外」という言い方は少し言い過ぎです。何が言い過ぎかといいますと、私も一応理科系の学校を出ましたので、表向きの専門はあるのですが、その分野すべてを知っているかといえば、そんなはずもありません。したがって実は専門外といえるほどの専門もない、というのが正確な言い方ではないかということです。早い話が、事務系出身の産業翻訳者がたくさんおられると言うことは、仕事で学んだこと以外の専門などあまり言い立てるほどのものではなく、要は幅広い常識を持っていることの方がよほど重要ではないかと思うのです。それさえあれば後は努力次第で自分の専門を育てていけるのではないでしょうか。翻訳の専門と言っても、その分野で新しい発見をしようというのではなく、専門家の言っていることが理解できて、それを正しく伝えれば良いのですから。
 以上、専門のない翻訳志望者の言い訳でした。

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2 コメント

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marebito_y@yahoo.co.jp (唯ねーねー)
2005-08-07 14:42:35
ご無沙汰してます。

翻訳学校に通っていた時のことなんですが、実習でやたら車のディテールが出てくる作品の翻訳にてこずったことがあります。わたしは運転免許持っていないもので……



で、つい「車の運転なんてしたことないもん」と愚痴ったら、先生(現役の翻訳者)が、「わたしだって人を殺したことはないけどミステリの翻訳してる」とぼそっと言いました(笑)。



まあつまり、翻訳者は「専門外」とか「経験がない」というのを言い訳にしちゃいけない、ってことなんですね。



「知識はなくてもいい。どこを調べればいいか、誰にきけばいいかわかっていればいい」という言葉も翻訳学校時代にきいた覚えがあります。
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Unknown (神戸の小父さん)
2005-08-07 21:02:44
 唯ねーねーさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

「人を殺したことはない」というのは傑作です。まさにその通りですね。

 考えてみれば、自分の本業の方でも、今まで身につけてきたものは、ほとんどがその部署に配属されてから、仕事を通じて学んだものばかりです。それは翻訳も同じなのでしょう。でもまずは仕事を始めないとその段階にすら到達できないので、とりあえず求職活動にいそしみます。
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