神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

サン=サーンス 交響曲第1番 第2番

2006年11月09日 | 音楽
 最近聴いたウォーキングBGM。演奏はルティノン(ジャン),フランス国立管弦楽団。
 どちらも初めて聴いたのですが、この第1番は掘り出し物です。1851年の作曲ですから、作曲者なんと16歳。ものすごい早熟ぶりですね。おかげで若さがみなぎっています。第1楽章はいまいちですが、第3楽章がなかなかのものです。後年のマーラーの「アダージェット」とか、ラフマニノフの第2番の第3楽章を思い起こさせます。もっともそれに較べるとちょっと負けてるかなとは思いますが、なにせ長大で、最後には根負け(?)して、ああいい曲だったなと満足させられてしまいます。終楽章もそれなりです。とりあえず演奏会で聴いても「金返せ」とは言わずに済みそうな曲ですね。それに較べて7年後の第2番はまあ一回聴けばいいかなというものでした。