highdy の気まぐれブログ

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サルでもわかるお話(旧統一教会と自民党)

2022年08月18日 | highdy の にわか評論


「サルでもわかる」 と言えば、 猿はそれほど馬鹿ではない 
と怒られそうだが、それが判らない方々もお見えなので漫談解説する。 
賢明なる読者は、すべてご存じのことばかりであろう。 


 
宗教団体の政治への関わり
 宗教と政治の関係は、いくつかのタイプに分類される。
① 公明党と「創価学会」のように、宗教理念を政治に反映させるために独自の政党を結成するタイプ
② 保守系団体の団体である日本会議と関係の深い宗教団体のように、思想・理念に近い政治家を支援するタイプ
③ 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のように、国際勝共連合という政治団体を持ち、「反共理念」から与野党を問わず党や政治家と関係を幅広く持ち、互助活動をするタイプもある。
④ キリスト教系には、問題を起こす政治団体は見当たらないようであるが、 東京基督教大学でも「キリスト教と政治」研究会のようなものもある。
 米国など議会における「宣誓」儀式なるものはあっても、直接政治家に働きかけるタイプではない。ただ、銃規制が進まないのは、直接ではないが、宗教関係からの圧力によるところが大きいとも言われる。
国内でも熱心な布教活動の一つで、2人1組になって住宅街をうろつき、強引な布教資料配布などを見かける。それに身近なところでは、良いことを言ったり書いたり情報発信しておられるが、実生活は全く食い違った有言不実行の生活の方が沢山おられるのを目にする。

⑤ イスラム教系では、「ジハード(聖戦)」というもっともらしい考えが、神を信じて愚かな者を殺めれば救われる的な思想があり世界中で頻繁に戦争を起こしている。政治そのものに参加するタイプである。
 コーラン(イスラム教の聖典)にある本来の意味は、異教徒に対する奮戦のことで、シーア派スンニ派のような戦いはこちらに近いだろう。
信教の自由は尊敬するが、このような政界を汚染する思想・理念があってはならない。

いま話題の旧統一教会と自由民主党は・・・
 旧統一教会は、公安調査庁が特異集団とする組織で、元は大韓民国中央情報部(KCIA)部長の金鍾泌(どちらかと言えば親日派がアメリカや日本を工作するため、政治的意図をもって組織(1961年)したことに始まる。
しかし、教会の教義では我が国を「エバ国家」サタン⦅悪魔⦆の国とする内容や、性の儀式も含めて常識では考えられない異常な内容ものが多い。基本的にはマインドコントロールによるオーム真理教の類と言ってもよい。
宗祖文鮮明は、日本統治時代に中国に面した北朝鮮の平安北道の出身者で、同国とも非常に縁が深い。彼は日本(早稲田高等工学校)でも学んでいる。安倍元総理の祖父である岸信介⦅キシとも読める→のルーツ⦆)とは盟友であり、彼の自宅の傍に旧統一教会があり、盛んに交流会や講演会などを行っていた。

「国際勝共連合」(政治家と接触するためのダミー組織)を通じ、保守系政治家(多くは自民党)と密接な関係を築き、その活動も選挙運動中にウグイスお嬢の無償提供やサクラ聴衆の集合をかけたり、スパイ活動(国会議員などの事務所に無償の秘書やお手伝いさんを送り込み、「議員の弱み」を握り、見返りに自分たちの要求を突きつける)をしたり、信者を洗脳して多額の献金(教団の運営資金の7割は日本が担っているとされる。)をさせたり、悪徳霊感商法(研究者の間では「第一級の詐欺師」とも言われる。)で営利を貪ったり、宗教を通り越えた活動に大変問題がある。

人の欲は限りないものだが、私利私欲に走る議員または政党はまんまとそれに引っ掛かり、黒い関係を長く持つことになってしまった。
本当に善意で奉仕してくれていると思った議員はいない筈。上手く自分の権威を利用しようという下心が、逆に彼らの手中にはまり、信者集め・金集めに利用された形となったに過ぎない哀れな国会議員である。でも、そんな議員を選んだのはさらにおバカな国民である。
このように書くと、「お前は賢いのか?、何様のつもりだ!」なんてお叱りを受けるかも知れない。
が、単に実態を見て、ウラを読み通しているだけのこと。WEB上で検索すれば、誰でも簡単に分かること。

霊感商法が問題視された辺りから、公安・警察がしっかり監視してきていれば、現在のような多くの被害者は出ないで済んだ。日本でダメになったので韓国献金ツアーに変更したが、(治外法権の問題もあり、結果的にそうなっただけかも知れないが・・・)政府はそれも見て見ぬ振りで、手が出せなかったのだろう。
ヤバくなったので団体の名称世界平和統一家庭連合に変更して活動することにしたが、それも当時の安倍政権である。つまり、弱みのある自民党関連国会議員は従うしか道はない。次回の選挙での落選が怖いから、地位・名誉・権力維持私利私欲の確保のためには良からぬ方向に働くことになり、結果的に名称変更に応じてしまった。

安倍元総理が何度も口にしていた美しい国は、彼の軍国化推進と対照的な表現にも思えるが、日本統一教会の初代会長久保木修己の「美しい国」に端を発していることを知らない方も多い。
自由民主党の多くの議員がドップリこの組織に汚染され、古くから腐れ縁を断ち切れずいるのは岸元総理の時代から全く変わっていない。
また、これほど問題になり世間の注目の的になっているのに、その報道を積極的にしないメディアも、これまでの内閣官房の脅しの管制がいまだに作用していると考えられ、北朝鮮が文鮮明の他界10周年に弔電を発信した事実も、NHKはほんのひと言しか報道しなかった。

それらの怪し関係は現岸田内閣においても続いており、総理は派閥のバランスを考慮して人事を決めたつもりであったが大きな誤算であり、今後清浄化ができなかったら自分の首を絞め、支持率の大きな低下につながることは間違いない。
相当に根深い、本当に深刻な問題であると思える。
直近の話題では、落選により浪人中は加計学園と旧統一教会に食べさせてもらっていたと言われる萩生田政調会長が、生稲議員とともに選挙の前に旧統一教会を訪問するなど、同じようなケースが枚挙に遑(いとま)がない。
岸田総理の目は節穴(ふしあな)かと疑うほどで、これでは安倍元総理と同じで全く人事能力がないと思われてしまう。(事実、そうなのかも知れないが・・・)
党内浄化は少しのジェスチャーだけでは世論が納得しないだろうが、派閥勢力の問題で彼の力だけでは及ばず、メディアや世論の力を上手く活用することを考えるべきである。
しかし、国葬の独断が尾を引いていることから、前途は多難であろう。





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コメント (11)
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