highdy の気まぐれブログ

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坊主と乞食と国会議員(その3 国会議員)

2022年08月11日 | highdy の にわか評論



きょうも暑うおまんなぁ、このシリーズ最後の「国会議員」の巻でっせ。
訳の分からん議員が居眠りしたりスマホをいじったりと、
時折問題になってまんけど、あんな議員を誰が選んどんのかいな。
選んだ奴の顔が見たいわ~。
「先生と言われるほど、馬鹿じゃない!」って、怒る議員さんもいたけどな~、
ワテは学校の先生は尊敬するねんけんど、こっちの先生はなぁ、ちと・・・。
調べんのも大変やろけど、3日やったら辞めれんへん理由を 
highdy さん説明したってぇ。
長い文章は疲れてまうさかいに。駆け足程度でようおまっせぇ。


議員数と任期
 衆議院参議院議員数と任期は、ご存知のように以下に示す通りである。



国政選挙でいつも騒がれるのが一票の格差である。多くの方は、地域格差の問題だとは理解していても、詳しい意味は解っていないというのが実態である。
 例えば、有権者A県200万人B県800万人議員定数が同じ2人だった場合、
 A県の場合は100万人に1人、B県では400万人に1人ということになる。つまり、
 人口が4倍なのにこれでは、その地域の人の意見は1/4しか価値がないという
 ことになってしまう。200万人の方と400万人の方とでは、 同じ国民なのに
 その価値が低いことになってしまい、人権が不公平になり憲法違反になる。
 一般的に裁判所などの見解は、大体の目安として「2倍」までと言われている。

理想的には、すべての議員が同じ重み(価値)を持つ状態で選挙したいものだが、現実的には議員数の増減には諸問題が絡み、非常に難しく長きにわたって解決していない。

国会議員の資質
 問題なのは議員の資質の問題で、もっと国民が賢くなる必要があるのに、現状は下記の通りで、正しい民意が反映しにく状態である。世論を把握した政治は為されていない。学問的な頭の良さや芸達者と現況に合わせた為政のうまさは全く別である。

 ① 素人立候補者は、政治に関心はあっても殆ど知識らしい知識も持たないで、チャラチャラした人気芸能人が多く、思いつきや勧誘で立候補し当選を果たしている。
 ② 政党も発言権(正確には質問時間)の獲得のために、有名人・人気者を集め、単に人数を増やして素人さんは黙らせておけば都合も良い。
  (中には、東国原英夫氏のように、しっかり勉強をしたタレントもいたが・・・)
 ③ それに乗っかるおバカな国民が一部に存在するのも問題で、自分だけならともかく、子孫の未来のことはサッパリ考えていない愚行である。
 ④ 立候補する議員側も、己の私利私欲名誉のためにだけ議員になりたがり、本当に実力があって世のために尽くそうと考える人は極めて少ないのが問題である。
ひと口に言ってなって欲しい人がならず、なりたい人がやっていることが問題と言える。

何故なの? 甘い蜜が多いから・・・
 日本の議員の年間報酬は、世界議員報酬ランキング 30位中トップ3にある。別の資料では世界トップである。
ボーナス分を含めた年間報酬は、総理大臣 約4,000万円、国務大臣 約3,000万円、国会議員 2,200万円である。それに加えて、至れり尽くせりの待遇もある。
それでも足らず、他人を蹴落としてでも欲しがる輩は、議員という「肩書」を悪用して筆舌に尽くし難い悪事を働き、黒い組織と結びつき国民の目を欺いて裏で票集めや犯罪行為に走りまわる。バレなければ何でもありの世界で、殆どは利権と金絡みの問題である。全国で国会議員が絡む教育施設や介護施設で、国が出した数値ほど、労働者(看護士や介護士など)の賃金が上がらないのもその辺が疑われている。

以下は、highdy のブロ友さんも以前書いておられた記憶があるが、日刊スポーツ社(文中にリンク、記事:久保勇人)の拾い読みである。
ざっと見渡した議員待遇だが、こんなに甘い蜜があれば、誰でも欲しくなる。
3日で辞めるわけにいかない!のも納得できる。
(一部データに疑い、古いものもあるが、大まかに眺めていただきたい。)

国会議員の主な待遇
 1.歳費(一般にいう給与に相当するもの)
    衆院議員、参院議員ともに、約130万円/月
    議長 約220万円、副議長 約160万円/月
    現在はコロナ禍を受けて2割削減されているらしいが、所得税などの税金、議員宿舎費、議員会館の電話料、団体保険の保険料、所属会派からの諸経費などが引かれ支給される
 2.期末手当(一般にいうボーナス相当するもの)
    6月12月にそれぞれ約315万円(2021年)
 3.調査研究広報滞在費(旧 文書通信交通滞在費)1人100万円/月
    ひと頃メディアで問題になったが、官制圧力でもみ消され、
      現在は中途採用議員は、日割計算となった。
 4.JR無料パス、航空券引換証
    東京と自分の選挙区の間を月3往復相当分と
    月4往復相当分の航空券引換証 のいずれか選択。
    詳しくは
 5.議員会館の利用(各議員に1室100平方メートルの事務室)
    賃料や光熱水費、備品(議員用と秘書用)使用料などすべて無料
      複数ある電話は外線のみ議員負担。
 6.議員宿舎の利用(地方選出議員の在京生活や活動の拠点)
    民間の相場より格段に安い費用で提供されている。
    各宿舎と議員会館の間には、無料バスが運行。(開会中は休日を除く毎朝)
 7.立法事務費(議員本人ではなく、原則、国会で行動をともにする会派に対し支給)
    議員1人当たり65万円/月(使途報告などの義務はない)
    議員1人でも、政治資金規正法の規定による届け出によっては認められる。
 8.公用車の利用(21年度の例)
     衆議院 乗用車133台、マイクロバス3台、貨物2台の計138台
     参議院 乗用車93台、マイクロバス2台、貨物1台の計96台
     運転手は両院合わせて190人+民間委託12人
     車両の購入や維持の予算は、8,000万円余り。

 9.秘書給与
    国会議員は、政策秘書、公設第1秘書、公設第2秘書の3人を
    国庫負担で雇うことが認められている。
    秘書には国から給与(基本給、期末手当、勤勉手当、通勤手当、
      住居手当)が支給される。
 10.公務による派遣の旅費(交通費
    議院の公務で派遣の場合、旅費が支払われる。
     無料パスがある場合は支給されない
 11.議会雑費
    各議院の役員及び特別委員長らには、国会開会中に限り
    6000円/日の議会雑費
    (土日も含めて開会日数分が支払われ、非課税

さらに、特権も・・・
 国会議員には憲法で保障された3特権があり、うち一つは上述の「歳費受領権」で、他に「不逮捕特権」「免責特権」がある。
 憲法50条には、「両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、会期中これを釈放しなければならない。」(不逮捕特権)とあり、国会の会期中のみ適用される。
 憲法51条には、「両議院の議員は、議院で行つた演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれない。」(免責特権)とあり、院内における議員の発言や表決の自由を最大限に保障するための規定で、実際には議事堂外での演説も含まれ、院内で行った行為について法的責任は問われない。但し、議院での懲罰や所属政党、支持団体による除名処分や懲罰から免れることを保障するものではない。つまり、事実と異なる嘘はよくないが、口約束が嘘になってもいい?ということになる。
もちろん、誹謗中傷の類は、言うまでもなく別の人権問題に発展してしまう。
ちなみに、国務大臣、証人・参考人・公述人にはこの特権適用はない。

 確かに、誰でも簡単にできない政治をお願いするのだから、それなりの待遇は必要であろう。
しかし、上述の訳の分からない何もしない議員に歳費を払うのも問題で、その数々の特権を悪用して良からぬ企てを実行することは許せない。
選挙民がしっかりした考えを持ち、真面目に働いてもらえる誠実な国会議員を選挙することが最も大切な国民の義務でもある。



シリーズ     




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コメント (10)
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