highdy の気まぐれブログ

ご訪問ありがとうございます。ジャンルがメチャメチャの気まぐれブログ。パソコン関連記事を中心に時間を見つけて・・・。

騙されたと思って買ってみたら、やっぱり騙された!

2021年10月08日 | パソコン



御  礼
昨日の地震に関し、我が家は震度5強のエリアに属していて
全国から沢山のご心配、お見舞いの電話やメール、各種SNSで
ご連絡いただきましたが、我が家は全く被害はありません。
ありがとうございました。感謝しまします。

大容量SSDの巻
 ネット上の広告に2、4、6、8TBと非常に大容量のソリッドステートハードディスク(以下SSDと略す)が送料込みで数千円で買えるものが沢山あります。至るところにいろんな会社が広告を出しています。64GBのUSBスティックメモリーが送料込み1,000数百円で買えますが、それに1,000円足らずの送料を加えた価格です。


4TBも8TBも価格は同じです。???
 ▲ これは実際に買ったものです。


仕様を読んでみると、しっかりしたものです。一般のハードディスクHDD)に比べ、めちゃめちゃに安いです。

好奇心旺盛な highdy は、どんな細工をして製作しているのだろうと、「騙されたと思って試しに向学のために購入してみました。
別宅滞在時に届いた現物は、外観上は通常のポータブルタイプの HDD または SSD と全く同じです。ただ、異常な軽さです。2TBを約3,000円で購入し、容量の確認のためにプロパティを見ると、しっかり2TBあります。



データを保存してみるとちゃんと保存もでき、USB3.0なので高速に転送できます。ますます不思議になり・・・。


分解してみると・・・
 先ず簡単には分解できないのです! 普通この手のディスクは2本ネジを外せば、簡単に本体ユニットがケースから抜ける筈ですが抜けません。無理やり外してみて判ったのですが、100均ショップにある溶着樹脂で内部が固定されています。底蓋はネジでなく樹脂の突起になっていましたが、無理に折って外しケースを覗くと、何か小さな部品がビニールに包まれて入っています。覗き込んでみると、メモリーが基板上に複数並んでいる筈なのに、向こうが見える! 基板もない??


樹脂を切りながら取り出してみると、サランラップに似たようなラップフィルムに包んだ 64GBのUSBスティックメモリー内部部品が1個だけ。



USBの接続をオス端子からメス端子に変えるために両端メスの変換アダプタに差し込んであります。
メモリーの型番で調べてみると、ロシアのメモリー修理会社のサイトがヒット。同サイトには、中国製の粗悪製品について書いた記事が見つかりました。確かに製品も中国から別宅に届きました。
サイトの説明によると、「非常に安い粗悪なメモリーを使っていて、壊れた場合のデータ復旧も難しい」とロシア語で書かかれています。


このUSBメモリーと同じものが(上の分解品の中に)入っています。

2TB(=2,000GB)/ 64GB=31.25 ですから、30倍以上の容量詐称です。
なのに、容量チェックでは使用分が正しく差し引かれトータル2TBの表示をします。怪しい! 何か怪しいプログラムを組み込んであるのかも?


64GB以上のデータを入れたらどうなる?
 まだ実験で確認してはいませんが、上記のように粗悪なメモリーを使っているので、使えなくなる可能性もあります。
USB3.0 なので速いとはいえ、64GBは膨大なデータ量なので、何かコピーをするにもかなり時間がかかります。時間ができた時、また実験してご報告します。
安いものは中国製に限らずそれなりに工夫をして、安く作っているものです。
騙されても、64GBのUSBスティックメモリーと同じか、安い価格であれば、あまり苦情を言う人も少ないでしょう。この程度の中国製品はそれが普通の国ですから・・・。





本日もご来訪いただきありがとうございました。

記事の保存には、画面上で右クリック → 印刷 → PDFに保存
することにより、すべてのリンクも活用できます。

   スマホでどうぞ   

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする