元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

博多だるま

2007年08月06日 | ラーメン
博多ラーメンの歴史を語る上で「箱崎だるま」は
外す事ができません。

その「箱崎だるま」の味は、初代店主、河原登さん
のご子息、河原秀登さんが継承し「初代だるま」
とし、ラーメンスタジアムに出店しています。

本家「箱崎だるま」は、渡辺通りに移転し、
「博多だるま」と改名し、今だ行列店で、
こってり系博多ラーメンの代表格に君臨し続けて
います。

そして、2代目河原秀登さんのホームグラウンド
は警固の「秀ちゃんラーメン」で、トンコツラー
メン界の兄貴分とし、テレビ番組とのコラボレーショ
ンラーメンなどでファン急増中で、長年勢いが止ま
らない熱いお店です。そして、東京に「ラーメン屋
秀」をオープンするやいなや、東京の人にも圧倒的
な支持を受け、本場博多の味が東京で通用すること
を証明しました。

そんな「博多だるま」系列が、次に勝負をかけたの
がカップラーメンです。

もう名店コピーカップラーメンは、2番煎じ、3番
煎じで、物珍しくも無いし、あまり多くは期待でき
ません。実際に食べた事がある店のコピーカップ
ラーメンを何度となく食べましたが「これって
有名店のネームバリューを利用しただけで、実際の
店とは似ても似つかん」という感想を受ける事が
多かったです。

しかし、明星が発売している「博多だるま」は
相当頑張っています。実物が100点だとすると、
カップラーメン化は60点ぐらいかもしれませんが
カップラーメンのトンコツラーメンでは群を抜いて
おいしいと思います。

麺は細麺だけどちぢれ麺です。カップラーメンの
容器に収めるのにストレート麺は不可能なのかもし
れません。麺の旨さだけで言うと、棒状の乾麺には
かなわないものの、低加水系のザックリした食感が
博多麺っぽいです。そして、従来のカップラーメン
には表記されていなかった「麺の仕上がり目安」
というのが表記されていて「1分半バリカタ」
「2分硬め」「3分普通」というのが、バリカタ
主流の博多っぽいです。

具は特に触れる事ない、小さなチャーシュー、
キクラゲ、乾燥ネギです。

スープが「博多だるま」のように濃厚じゃないけど、
いい味です。「博多だるま」と似てるかどうかは
あまり分かりませんが(かれこれ6年ぐらい食べて
いないので)純粋に美味しいカップラーメンだった
ので、また近いうちに買います。