日記

日記

曇りのち雷雨

2009年10月17日 | 徒然日記・日々の記録
今日はのちとなり、不安定な天気となりましたね。

終日寺院勤務

寺務・奥の院清掃・観音菩薩様御供養・御墓回向・枯れた花抜き・清掃などして過ごす。

明日は日曜日で大変に忙しくなるため、一日早いですが本日に奥の院へとお参りに行きました。

奥の院掃除・観世音菩薩普門品世尊偈三巻・回向


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これから更に仏教の学びを進めるための文献・第三弾

急遽、『「無常」の哲学―ダルマキールティと刹那滅』の再読は終わりましたが、これはまた読み直す必要がすぐにあるかと存じます。次は、取り急ぎに「講座仏教思想〈第2巻〉認識論・論理学」を読み進めて参ります。

『「A」と主張する者は、非「A」という前提において言えていることである。「A」と主張する者は、非「A」ということを認めていることになってしまう。「A」はない。』同様に、『「非A」と主張する者は、「A」という前提において言えていることである。「非A」と主張する者は、「A」ということを認めていることになってしまう。「非A」はない。』

とにかく、「A」には、名称・言語・文章のみならず、思考・観念・論理・認識などいくらでも代入していけますし、また無限に展開していく論にもなって参ります・・

また、この論は、あくまでも「A」が固定でき、決定していてこそ言えるものであり、そもそも「A」そのものが固定・決定できるものであるのかどうかが問題であります。一応は仮に「A」というものを固定・決定してという前提が必要となります。もちろん、仮は所詮、仮に過ぎません。

また、もしも「A」というものが、止めれて、固定・決定できたとしても、結局は論そのもの自体が成り立たなくなってしまいます・・

「一秒前の私と今の(瞬間の)私は私なのか、違う私なのか」の問いも、あくまで仮に私と一瞬が止めれて、固定・決定してこそにおいて言えるものであり、また、そもそも私と一瞬が止めれて、固定・決定できるものであるのかどうかも問題であり、仮にもしも、止めれて、固定・決定できたとしても、結局は問い自体が成り立たなくなってしまいます・・

しいて述べさせて頂くならば、上記の論の「A」には、もちろん、仏教思想全般にわたるいかなる論であっても代入でき、この論自体も例外ではなく、そうなります。論自体が論そのものを否定する論ということとなります。

上記の論は、改めて言語活動の虚妄性を示すという意義はあるかとは思いますが、しかし十分ではないとも考えております。

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仏教認識論理学は誠に難解でありますが、仏教思想を一から学び直す中で、しっかりと学ばねばならないと、ようやくに関係論著を読み進めている次第でございます。もちろんまだまだただ目で読み進めているだけでありますが・・

とにかく、「一秒前の私と今の(瞬間の)私は私なのか、違う私なのか」という基本的な疑問について法話にて確実に答えるために仏教認識論理学の論考は避けて通れないところでございます。

「不常不断・不一不異・非連続の連続・・刹那滅論証・・」

ダルマキールティ論師の瞬間的存在性論証(刹那滅論証)は、(あくまでも世俗諦としてではあるかと存じますが)上記の疑問に答えるための最大の論証であると考えております。

「ダルマキールティの瞬間的存在性論証(刹那滅論証)」において意図するところは、仏教認識論理学(主に唯識思想)と仏教思考論理学(主に中観思想)の統合的理解を目指したものであると存じますので、中観思想と唯識思想の論理、また中観思想における自立論証派・帰謬論証派、唯識思想における有形象唯識論、無形象唯識論の論理発展についても学ぶことができるため、非常に理解することには難解さを極めますが、「ダルマキールティの瞬間的存在性論証(刹那滅論証)」を学べば、仏教の論理学体系をほぼ学ぶことができるのではないであろうかと考えております。

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縁起は、時空的因果関係と即非の論理(Aと非A)により表されるものであると改めて確認できました。論理的縁起は、即非の論理(Aと非A)にてもっとしっかりと論じる必要があったと反省致しております。

「龍樹造「方便心論」の研究」を読み終えました。いわゆるインド論理学・因明学の発展を知る上で重要な書の一つであると存じます。また詳しい感想は後日に。

石飛先生は、「縁起とは、因果関係ではなく相依相関を意味している」という解釈は誤解に基づくものであると考えておられます。現在の私の「縁起」の捉え方は、時間的縁起・空間的縁起・論理的縁起として、時空的縁起は因果関係を扱って説明するものですが、最終的には論理的縁起としての相依相関性の方を重視しております。石飛先生の説かれる「縁起」とは一体どういうものであるのか・・とにかくまだまだ考察して参りたい存じます。

石飛道子先生のインド論理学・インド哲学、龍樹論師・中観思想についての論考は実にいつも興味深いものがあります。目下注目の碩学でございます。
http://homepage1.nifty.com/manikana/

一つには、唯識思想における「依他起性の仮有」・「真如の実有」と、ツォンカパ・ラマの中観思想における「言説有」との相似・相違点の整理を自分なりにして参りたいと存じております。

ツォンカパ・ラマは、チベット仏教・ゲルク派(黄帽派)の開祖であります。現在のゲルク派の(観音菩薩様)化身ラマは、ダライ・ラマ14世でございます。ツォンカパ・ラマは中観帰謬論証派の論師でもあり、チベット仏教教学を大成しました。龍樹論師以来の中観思想・空の思想をどのように発展させていったのかを更に詳しく学んで参りたいと存じます。

→「講座仏教思想〈第2巻〉認識論・論理学」
 三枝充悳著・理想社
○○『「無常」の哲学―ダルマキールティと刹那滅』
 谷貞志著・春秋社
○「「空」の構造」-「中論」の論理」
 立川武蔵著・第三文明社
○「龍樹造「方便心論」の研究」
 石飛道子著・山喜房仏書林
○「ブッダの優しい論理学―縁起で学ぶ上手なコミュニケーション法 」
 石飛道子著・サンガ
△○○「ブッダと龍樹の論理学―縁起と中道」
 石飛道子著・サンガ
○○「ブッダ論理学五つの難問」
 石飛道子著・講談社
○「龍樹と、語れ!―『方便心論』の言語戦略」
 石飛道子著・大法輪閣
○○△「ツォンカパの中観思想―ことばによることばの否定」
 四津谷孝道著・大蔵出版
○○△「チャンドラキールティの中観思想」
 岸根敏幸著・大東出版社
△△○「中観と唯識」
 長尾雅人著・岩波書店
○「チベット仏教哲学」
 松本史朗著・大蔵出版
▽「中観と空1・梶山雄一著作集4」
 梶山雄一著・御牧克己編・春秋社
▽「空と中観」
 江島惠教著・春秋社

いつも、「現代仏教学を再生するためのホームページ」掲示板にて議論させて頂いておりますS・イマムラ先生が「C点による仏教論」を著されました。C点と仏教の真摯なるご論考でございますので、是非、皆様方もお読み頂けましたらと存じます。

「C点による仏教論」
http://www016.upp.so-net.ne.jp/jikuron/bukkyo/

施本「仏教・縁起の理解から学ぶ」
http://oujyouin.com/enginorikai.html
施本・「仏教・空の理解から学ぶ」
http://oujyouin.com/topengi.htm
施本「仏教・空の理解」
http://oujyouin.com/sunyatop.htm
施本「仏教 ~ 一枚の紙から考える ~」
http://oujyouin.com/buddhism1p.html
施本「佛の道」
http://oujyouin.com/hotokenomichi.html

これから更に仏教の学びを進めるための文献・第二弾

これから更に仏教の学びを進めるための文献・第一弾

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地震予知研究のページ
http://www.hide.vc/jishinyochi.html

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NPO法人・東大阪国際協力プラットフォーム
http://hicp.e-biss.jp/

NPO法人・東大阪国際協力プラットフォーム
クリスマス・チャリティーコンサート開催のご案内
http://hicp.e-biss.jp/102.php

出演 バイマーヤンジンさん チベット人歌手 プロフィール
    チベット学校建設推進協会

日時 平成21年12月17日(木)
    午後6時30分から午後8時(開場・午後6時)

場所 東大阪市四条リージョンセンター・やまなみプラザ2階・多目的ホール
地図 〒579-8054 東大阪市南四条町1-7
    YAHOO!地図 こちら
    略図 http://www.hct.zaq.ne.jp/yamanami/map.htm
    ※ お車でのご来場はご遠慮下さい。

定員 80名(事前申し込み必要・定員に達し次第締切)

参加料 1,000円(障害者の方と同伴者の方は各割引・500円)
※チャリティーとして全額チベット学校建設推進協会さんへと寄付させて頂きます。
※開催経費は当法人が全額負担しております。

申し込み こちらのお問い合わせフォームから、「HICP・クリスマス・チャリティーコンサート参加希望」と書いて、氏名・住所・電話番号を記入の上、ご送信下さいませ。後日に案内と共に参加チケットを送付させて頂きます。(定員に達し次第に締切となります)

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少し過激な言論活動が展開されていますが、東海アマさんこと岩瀬氏の情報収集内容について注視の必要があるかと存じます。

「東海アマチュア無線地震予知研究会」さんのホームページ
http://www1.odn.ne.jp/~cam22440/

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「09総選挙を振り返って」(長くなっていたため関連コメントをまとめました)
http://www.hide.vc/09sousenkyo.html