日本調理科学会の大会に出ておりました。多くの野菜は調理してナンボのもんなので、現在勉強中です。意外に思った発表を2件ほど紹介します。
ビタミンCは酸性条件で安定です。**レモン(あるメーカーの飲料)なども、飲みやすくするためにあれほど砂糖を多量にいれなくてもよいだろうと思うほど、酸っぱくしています。たぶん、ビタミンCを安定にするには、あの程度酸っぱいほうがよいのでしょう。だから、野菜を浅漬けするとき、酢でも入れて酸っぱく(酸性に)すれば、野菜のビタミンCがそのまま残ってよいだろう。これは常識と思ってました。発表によると、酸を加えると、ビタミンCが野菜から漬け汁に流れ出るとか。酸を加えないほうが、野菜に残るビタミンCは多いそうです。(ただ、酸には殺菌作用もありますし、酸っぱいほうがおいしい漬け物もありますので、浅漬けに酢はいらないともいえないのでしょうけど。)
逆に、最近では、赤や紫のジャガイモも手に入るようになりました。赤い色素はアントシアニンと呼ばれるもので、水によく溶けます。そういうとテレビで、紫キャベツのアントシアンで酸性、アルカリ性がわかるとやってましたね。赤いジャガイモを煮てしまうと、せっかく体によい成分?であるアントシアニン(色素)が抜けてしまうんではないかと思い込んでました。ところが見た目は煮汁に色素が溶け出しているようでも、量的にはわずかで、大部分はイモに残っているとのこと。
野菜の調理という身近な現象でも、なかなか頭で考えるようにはなっていないようです。常に物事に疑問に思い、手を動かして実験(調査)してみることが必要なんでしょう。
ビタミンCは酸性条件で安定です。**レモン(あるメーカーの飲料)なども、飲みやすくするためにあれほど砂糖を多量にいれなくてもよいだろうと思うほど、酸っぱくしています。たぶん、ビタミンCを安定にするには、あの程度酸っぱいほうがよいのでしょう。だから、野菜を浅漬けするとき、酢でも入れて酸っぱく(酸性に)すれば、野菜のビタミンCがそのまま残ってよいだろう。これは常識と思ってました。発表によると、酸を加えると、ビタミンCが野菜から漬け汁に流れ出るとか。酸を加えないほうが、野菜に残るビタミンCは多いそうです。(ただ、酸には殺菌作用もありますし、酸っぱいほうがおいしい漬け物もありますので、浅漬けに酢はいらないともいえないのでしょうけど。)
逆に、最近では、赤や紫のジャガイモも手に入るようになりました。赤い色素はアントシアニンと呼ばれるもので、水によく溶けます。そういうとテレビで、紫キャベツのアントシアンで酸性、アルカリ性がわかるとやってましたね。赤いジャガイモを煮てしまうと、せっかく体によい成分?であるアントシアニン(色素)が抜けてしまうんではないかと思い込んでました。ところが見た目は煮汁に色素が溶け出しているようでも、量的にはわずかで、大部分はイモに残っているとのこと。
野菜の調理という身近な現象でも、なかなか頭で考えるようにはなっていないようです。常に物事に疑問に思い、手を動かして実験(調査)してみることが必要なんでしょう。