3月28日にサヤエンドウのグルタミン酸について投稿しました。2件ほどコメントいただきました。
1.トマトと比較する意義について
野菜のなかで遊離のグルタミン酸をもっとも多く含むとされるものがトマトです。従って、遊離のグルタミン酸の量をトマトと比較することには意味があります。
2.アミノ酸組成表ではだめか
成分表の5訂にもアミノ酸組成表が掲載されています。この表の目的は、トリプトファンやリジンなどの栄養上重要な必須アミノ酸をどれだけ含むのか、あるいはフェニルケトン尿症のような患者のフェニルアラニン制限のために、フェニルアラニン量を記すことに意味があります。成分分析に際しては、タンパク質を完全に分解してアミノ酸にして、その組成を機械で測ります。
ナットウのネバネバもポリグルタミン酸なので、分解すればグルタミン酸となりうま味を示しますが、そのままではあまり「うま味」がありません。グルタミン酸もタンパク質に含まれているかぎりうま味はありません。1で「遊離の」と書きましたが、味云々言う場合は、遊離のアミノ酸の組成が必要となります。いくら噛んでも口のなかでタンパク質が分解して遊離のアミノ酸が生成しませんので。
トマトでは遊離の状態でグルタミン酸が存在するため、あの特有の味がします。もちろん、トマトではクエン酸の酸味や遊離の糖の甘味とのバランスも重要です。
1.トマトと比較する意義について
野菜のなかで遊離のグルタミン酸をもっとも多く含むとされるものがトマトです。従って、遊離のグルタミン酸の量をトマトと比較することには意味があります。
2.アミノ酸組成表ではだめか
成分表の5訂にもアミノ酸組成表が掲載されています。この表の目的は、トリプトファンやリジンなどの栄養上重要な必須アミノ酸をどれだけ含むのか、あるいはフェニルケトン尿症のような患者のフェニルアラニン制限のために、フェニルアラニン量を記すことに意味があります。成分分析に際しては、タンパク質を完全に分解してアミノ酸にして、その組成を機械で測ります。
ナットウのネバネバもポリグルタミン酸なので、分解すればグルタミン酸となりうま味を示しますが、そのままではあまり「うま味」がありません。グルタミン酸もタンパク質に含まれているかぎりうま味はありません。1で「遊離の」と書きましたが、味云々言う場合は、遊離のアミノ酸の組成が必要となります。いくら噛んでも口のなかでタンパク質が分解して遊離のアミノ酸が生成しませんので。
トマトでは遊離の状態でグルタミン酸が存在するため、あの特有の味がします。もちろん、トマトではクエン酸の酸味や遊離の糖の甘味とのバランスも重要です。