寒さが厳しく鍋料理が恋しいこの頃、某テレビ番組では「鍋」のタイムリーな企画が放送されました。その1、ダイコンおろしと豆腐の鍋。ダイコンに含まれる消化酵素のジアスターゼが摂取できるとのこと。その2、もみじ鍋でリコピンが摂取できるとのこと。講師は確かに有名な野菜の先生ですが、料理や化学もお得意な方でしたっけ。
1.ダイコンおろしは煮ているはずです。ぐつぐつ煮立った鍋の中に泳いでいるダイコン由来の酵素が、はたして活性を持って消化を助けるのでしょうか?2.リコピンを含むのは、真っ赤な金時ニンジンです。普通の西洋ニンジンには、ベータカロテンは含まれていても、リコピンは少ないはずです。金時ニンジンをおろして、もみじ鍋にされたのでしょうか?リコピンをとるのならトマト鍋の方がベターでは?
学者にはそれぞれ得意分野があります。同じ先生を便利屋のように使って、あれもこれもと期待するのは、放送局側の怠慢ではないでしょうか?
1.ダイコンおろしは煮ているはずです。ぐつぐつ煮立った鍋の中に泳いでいるダイコン由来の酵素が、はたして活性を持って消化を助けるのでしょうか?2.リコピンを含むのは、真っ赤な金時ニンジンです。普通の西洋ニンジンには、ベータカロテンは含まれていても、リコピンは少ないはずです。金時ニンジンをおろして、もみじ鍋にされたのでしょうか?リコピンをとるのならトマト鍋の方がベターでは?
学者にはそれぞれ得意分野があります。同じ先生を便利屋のように使って、あれもこれもと期待するのは、放送局側の怠慢ではないでしょうか?