5年前に出版された本に、「きゅうりに含まれるビタミンC分解酵素といわれているアスコルビナーゼにも抗がん効果がある」と書かれています。アスコルビナーゼが酵素であることを知ったうえで、どういうメカニズムで抗ガン効果が期待できると書かれたのか全く理解できません。1.ビタミンCを分解するのと、ガン細胞にダメージを与えるのと同じ酵素が担うことができるのか。2.酵素であれば、主成分はタンパク質です。どのように吸収されて、ターゲットとなるガン部位まで体内移動するのか?
たぶん著者の頭には「キュウリのククルアスコルビン酸が含まれ、抗ガン作用を示す」という間違った思い込みがあったのかと思います。本を書く段になって、「ククルアスコルビン酸」という架空の物質名を取り違えて、「アスコルビナーゼ」と書いてしまったのではないかと勘ぐる次第です。実際にククルアスコルビン酸という物質も世の中で認められていないですし、当然のことながら抗ガン作用などと結びつきません。
こうした2重、3重の間違いをやっていただくと、読者としては、トンデモ本として分類しやすいので助かります。
たぶん著者の頭には「キュウリのククルアスコルビン酸が含まれ、抗ガン作用を示す」という間違った思い込みがあったのかと思います。本を書く段になって、「ククルアスコルビン酸」という架空の物質名を取り違えて、「アスコルビナーゼ」と書いてしまったのではないかと勘ぐる次第です。実際にククルアスコルビン酸という物質も世の中で認められていないですし、当然のことながら抗ガン作用などと結びつきません。
こうした2重、3重の間違いをやっていただくと、読者としては、トンデモ本として分類しやすいので助かります。