生産者の方(?)から、野菜にどの程度イノシトールが含まれるか知りたいとの問い合わせがありました。自分で生産しているホオズキと含量を比較したいとのことでした。
まず、ホオズキという果実を食べることを知りませんでした。私にとってのホオズキは鳴らして遊ぶものかと(海ホオズキというそうです)誤解してました。
話を戻すと、イノシトールは肝臓によいと聞くので、とのこと。国立健康・栄養研究所のHPによると、(俗に「脂肪肝や動脈硬化を予防する」、「脳細胞に栄養を与える」などといわれている。)と記載されているだけで、裏付けとなる科学的な知見はないようですよとお答えさせていただきました。ホオズキを1回に何キロも食べられないので、仮にホオズキのイノシトール含量が普通の野菜よりも多く、またイノシトールに健康効果があったとしても、それがセールスにつながるとは思えないのですが・・・。
食品中のミオイノシトールの含量については、American J. Clinical Nutrition, 1980, 33, 1954-1967で比較されています。結構柑橘に多いようで、ネット上に記載されているように、スイカやトマトにも含まれるようです。
昨夜の「ためしてガッテン」において、「健康のため魚や野菜などを勧める健康情報」が最近増加している高齢者の低栄養の一因であると反省しておりました。過去の健康番組が、健康をむしばむ要素を含むだけでなく、さらには、食糧生産の現場にも妙な期待と誤解をもたらしているようです。
まず、ホオズキという果実を食べることを知りませんでした。私にとってのホオズキは鳴らして遊ぶものかと(海ホオズキというそうです)誤解してました。
話を戻すと、イノシトールは肝臓によいと聞くので、とのこと。国立健康・栄養研究所のHPによると、(俗に「脂肪肝や動脈硬化を予防する」、「脳細胞に栄養を与える」などといわれている。)と記載されているだけで、裏付けとなる科学的な知見はないようですよとお答えさせていただきました。ホオズキを1回に何キロも食べられないので、仮にホオズキのイノシトール含量が普通の野菜よりも多く、またイノシトールに健康効果があったとしても、それがセールスにつながるとは思えないのですが・・・。
食品中のミオイノシトールの含量については、American J. Clinical Nutrition, 1980, 33, 1954-1967で比較されています。結構柑橘に多いようで、ネット上に記載されているように、スイカやトマトにも含まれるようです。
昨夜の「ためしてガッテン」において、「健康のため魚や野菜などを勧める健康情報」が最近増加している高齢者の低栄養の一因であると反省しておりました。過去の健康番組が、健康をむしばむ要素を含むだけでなく、さらには、食糧生産の現場にも妙な期待と誤解をもたらしているようです。