野菜に関する怪情報を探る

テレビや書籍、ホームページなどから、野菜に関する記載について疑問に感じたことを綴るつもりです。

ハインズ博士再び超科学をきる

2012-01-02 10:20:09 | Weblog
あけましておめでとうございます。(ただいま充電の読書中です。)
化学同人から表題の書籍が出版されております。「食」とは直接関係ないのですが、おもしろい本なので紹介させていただきます。
昔、宇宙人が文明を伝え、バミューダ海域では遭難が多発するなどというテレビ番組を熱心に見、また本も買って世界の謎にあこがれておりました。この本では、デニケンの古代宇宙人飛来説やバミューダトライアングルの謎、ノストラダムスの予言までバッサリ。関連本やテレビ番組はなんだったのかと思えます。普通の歴史や旅行書・番組ではインパクトはありませんが、権威といわれるものを(学問的な正しさは無視しながら)思い切り持ち上げて、ヨイショしてそのご威光で売ろうというのは、今も続く健康法や食品にも類似するものかもしれません。
ただ、お正月になってもTVは無害なお笑い番組を繰り返すだけで、なんら知性や創造力を刺激するものではなくなりました。宇宙人がピラミッド建設を指導したとしたら・・・と考えると、夢があり、刺激的でもあります。身近な史跡を訪ねて、当時の知識で作りえたものなのか、それとも超科学的な何かが必要だったのか考えるきっかけにもなるかもしれません。科学の限界を感じる上でも、こうした超科学情報は意味があったものと思います。
超科学が、不当な金儲けやオウムのような宗教に結びつくのは問題ですが、リクリエーションやイマジネーションを喚起するために提供されるのであれば、それは必ずしもメディアから排斥する必要はないものと思います。(いつものメディア批判とは矛盾するかもしれませんが。)映画「紀元前1万年」も「ガリバー旅行記」も、デニケンやバミューダを知らないと、つまらないものになってしまいますから。


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