野菜に関する怪情報を探る

テレビや書籍、ホームページなどから、野菜に関する記載について疑問に感じたことを綴るつもりです。

食べモノの道理

2011-04-17 14:03:13 | Weblog
地元の図書館で佐藤達夫著「食べモノの道理」(じゃこめてい出版)を借りました。食品添加物の功罪、BSE全頭検査の無駄など、わかりやすく解説されてます。また、ダイエットや伝統食と長寿の関係なども、勉強になります。著者がもっともいいたかったことは、最後に書かれた部分「食品の薬品へのすりより」に対する批判ではないかと考えます。著者は食品について「おいしさがある。楽しさがある。コミュニケーションがある。文化がある。美しさがある。香りがある。ここちよい音がある。温かさや涼やかさがある。作る喜びがあり、食べる幸せがある。」とまとめられています。このブログでつづってきた、意味不明な「食品成分???」ではなく、生きる楽しみとしての「食」への礼賛として多くの方に読んでいただきたい本です。この本を選択された図書館の方に感謝。
私ごとですが、最近、近所の農協の直売所で地産(市内)のトマトを買っています。今はトマトのおいしいシーズンであり、しかも完熟で収穫したトマト。実に旨いです。原発という爆弾を抱えながらの日本経済の行く末は必ずしも明るくないかもしれません。世界に先駆けてワインを抜くとか、遠方の珍味を買い占めるようなバブリーな食は期待できないかもしれません。ジャパンアズナンバーワンは過去のものとして、身の丈にあった食、地元の季節の恵みを楽しめば、まだまだ豊かな食(生活)を楽しめるものと期待しています。