流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

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アニメ雑記 3/17 を語る

2011-03-17 18:33:07 | ■新房昭之
●魔法少女まどかマギカ 10話
ループものはあまり肌に合わないんだよなーとか思いながら見てた。
ほむらが好きになったまどかはもういないんだよなーとか。
しかしほむらが死んだら全部終わりだということを考えると、
ほむらは毎回スリリングな戦いを強いられるんで、その点は引っかかる感じが。
ほむらが生存=まどか死亡みたいな流れだけど、
今回見てて最悪まどかを魔法少女ではなく人間のまま死なせてやる、
っていうのも悪くないオチのようにも思えてきた。
あと絶望しか無い魔法少女だけど、ほむらはまだ奇跡を捕まえようとしてるんだよな、とか。

個人的に引っかかったのはまどかのお願いかなぁ。
自分を助けて欲しいという彼女は魔法少女になって2つ目の奇跡を願ってるようなというか。
ほむらもその願いを受けて、まどかを助けたいと思っていた自分の願いが、
まどかのものにすげ替えられてしまったようなきがしたかなぁ、というか。

ほむらが時間を巻き戻るとこの描写とか、最初は盾が飛んでいくだけだったけど、
最後にはほむら自身が歩いていく様子が一緒に映されてる。
これ見てほむら自身が魔法というか、まどかを生かす奇跡の可能性そのものになったのかなと思った。





個人的に10話で印象的だったのはこの1ショットの変化。
見たときはほむらの歩みの力強さと、
まどかを助けるための永久機関化、
エネルギー化したっていうのを何度も挿入される飛んでいく盾の描写で描いて、
ほむらを載せることでそういう意味合いが付加されてるよう。

そして盾が導く先とは正反対に歩いて行くほむらの姿。
盾は過去へとほむらを誘うはずが、ほむらはそれについていこうとはしていない。
それは彼女が未来へと進むための道のりを歩いているからに他ならない。
その姿にはやはりグッと来るものがある。


ただまどかの願いはやっぱり残酷な願いだったし、まどかは自分だけを救って欲しいと願っていた。
他の魔法少女も救って欲しいとは言わなかった。
そこにまどかの狡猾さが見え隠れしてる感じ。
自らが死を選ぶことで生を掴みとる儀式のようにも思えて、
あの瞬間のまどかは自分の中のイメージの魔女の姿だったのかなぁという印象さえあったり。
EDも、まどかが生きてる世界の誕生を待ちわびる胎児みたいなものに思えてきて不気味だし。
この作品がどういう風に振れるか全く予想できないけど、
この引っ掛かりに触れられるような引っかかりがあったらいいかなとか思ったり。
ヒーローをダークヒーローが救うような展開だけど、
ヒーローがもういないんじゃないかっていう寂しさがやっぱ虚しいかなというか。
まあどうでもいい話。

今回は作画でGoHandsの方が入っていたり、
岸田さん梅津さん沓名さんなんかも原画参加されてる方も豪華な回でしたね。
もう岸田さんなんかはこないんじゃないかなぁと思ってたんでサプライズでした。
セーラー服の魔女の辺りなんかはセーラー服のかかった縄の上を走ってる情景にもひかれたし、
マミさんのリボンのアクションなどに意外性もあって楽しいシーンだったなぁ。
まどかが弓を引くあたりをあおりで見せてる辺りとかアングルもカッコいいし、
マミさんのリボンを臨機応変に使ってる辺りとかも楽しかった。
ユラユラ走りはシャフトの若手の方っぽくて、ニヤニヤできたりもしたりとか。
勝った後まどかが足バタバタさせてるの見てこれがかわいいと思える芝居かとか思ったり。
あと最初にまどかとマミさんがほむら助ける辺りがやっぱ沓名さんなのかなぁ?エフェクトとか。
この辺は違うかもですが、まどかが弓を引く辺りの左腕強調の力強い感じとか、
ガンダムがライフルでも打ってるのかとか思うマミさんの地面からのアオリとかのとこも、
久々のBGMと合わせて楽しめたシーンでした。あの曲のためにサントラ欲しいかも。
シリーズ前半で魔女戦でのBGMとか、流れを作っておいてそれを後半崩してきていたり、
こういうのはちょっとグッと来る点かも。前回のさやか戦もBGMでドラマチックな雰囲気作ってましたし。
今回のようなBGMの韻踏みみたいなのはやっぱいいよなぁ、と。
他のシーンだとドラム缶潰しとかさやか戦とかまどかとほむらの辺りの濃い感じとか他のとこも楽しかったです。
最終回あたりも盛り上がるといいなぁ。


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