NYY怪我の功名から若手選手が成就。

2006年06月07日 | ヤンキース
ヤンキースというチームは常勝軍団でなければならない。ただ「勝利に勝るものはなし」にスターも生抜きも移籍組も関係ない。大赤字球団ではあるがここ数年は毎年のように大型補強をしてきた。だから実力があってもゲームに出られない。負けゲームか大差で勝っている時は別だが。ファンもあのジオンビーがAロッドがRJがシェフがデーモンが同じチームにいるとなれば見に行きたくもなる。しかし、これだけの怪我人を抱えてしまえば急な補強はヤンキースでも難しい。そこで若手があの伝統のピンストライプに袖を通す。カノーはもう実証済。打撃と走塁に関しては今一番いい、守備も昨年とは別人のようだがまだ格好つけてポロっとしてしまうケースもあるけれど。ただ今日のような宿敵ボストンに2-1と勝利したヒーローは間違えなくカブレーラであった。まだ21歳と可愛いとこもあったりしてそれは別段弾丸ライナー性のヒット、ホームランでもない。肩だってイチローのようなレーザービームはないがなんと言っても8回のラミレスのホームラン性の当りをもぎ取ったのが最大の勝利確信の瞬間だった。あどけない、初々しさもある。ベンチに戻れば先輩達からは頭も撫でられる。スター達は確かに実績もあるしここぞいう時にはやってくれる。場数もあるし頼りになる。だから先に挙げた選手には1日も早く「これがヤンキース野球だ!!」というのも見せつけて欲しい。ヤンキースは若手を育成しないと良く言われるが3A、2Aで実績を積んでいなければあんなプレーは出来ない。ベテランが高齢化している中、今彼らにとってまたとないアメリカンドリームを掴むチャンスである。野球はスターが居ても、1人、2人で勝てるスポーツではない。若人よ!!大いに羽ばたいてくれ!!