昨日はイチローの話題のほうが面白いと思い、少し遅れての投稿になった。
プレーイングマネジャー(選手兼任監督)は、野村克也氏以来29年ぶり。労組選手会会長は退任するが、選手会には残留する意向で、選手会に所属する史上初の監督が誕生した。
古田と言えば頭のいい選手と大抵のファンでもそうでない人も応える。キャッチャーで眼鏡は当時の球界ではタブーだった。ドラフトでも人気はなく下積みを経て今の地位へと並々ならぬ努力で彼は日本球界選手の最も頼れる男になっていった。IDの申し子として彼のミットに投げていればそれでいいと投手からも絶大な支持を得ている。さて、プレーイングマネジャーとしての力量はどうか?という前にヤクルトは元々明るい選手が多い。監督と呼ばれるか、古田さんと呼ばれるかどちらがいいかの質問に「どっちでもいいです好きな方で」と言う。選手との絆はここでも生きている。監督ルームとロッカールームはどちらを使用すると問われれば「監督室、選手に聞かせたくないこともありますし」と気遣いは忘れない。代打を自分の指示で出る、投手交代もそう。でも現場が一番分かっているからと指揮に影響はないようだ。昨年球界再編で一番の功労者である古田を応援しないわけにはいかない。俺は野球ファンとして巨人ファンとしてだらしなかったここ数年は新制原監督にも大いに期待しているが最近のドタバタ楽天、TBS、村上ファンド問題でファンとしは暗いニュースだった。ロッテ優勝も良かった。ボビーの人間愛で勝ち取り、ファンを大事にするロッテの悲願はもう一つステージはあるが嬉しいニュースでもある。そこへ来てプレーイングマネジャーという古田には来季が今から楽しみだ。古田も素直に「日本球界は低迷している」と名言していた。来年は放映権の問題もあるが全国区の巨人の放映は固いだろうが、古田はまず球場に足を運んで欲しいと。観客がガラガラでTV中継でプレーしていも寒いものになると言う。まずは勝つこと、楽しむこと、そして何よりファンに愛されることをモットーに野球を追い求めて行く。昨今、日本球界のOBは大半が選手、チーム批判が多く、私が変えよう!!というOBは少ない。日曜の朝から「喝~!!」だの「あっぱれ!!やってくれ」なんて俺だって出来る。半ば芸能人みたいのもいる。しかしこの古田という男には今後の日本球界の礎となり歳を重ねてもファンの立場でいいご意見番になってくれると思う。来季が面白くなるのは現時点で間違えなさそうだ。