松井秀喜は必ずやってくれる。

2005年10月03日 | 松井秀喜
松井の3年目のレギュラーシーズンが無事終わった。今年も全試合出場と鉄人ぶりは健在だった。成績も打点キャリアハイとホームランこそ23本だったが自身もファンも納得いく働きであることは間違いない。
ある人は「ヤンキースは嫌いだけど松井は好き」「野球は知らないけれど松井は好き」と松井のファン層の広さに脱帽する。名門ヤンキースへ「死ぬ気で戦ってきます」と渡米しその言葉に嘘はなかった。まさに有言実行の男の中の男だ。この男の実力は当然誰しも認めるがやはり彼の人格が周囲の人間にまで波及させてしまう。野球の神様だって降りてくる。正直今季はチームとしては苦労した。一時はまたボストンかと冷静に見れば思った時期もあった。ただ信じてヤンキースの名門に素晴らしい日本人プレーヤーがいるのだから彼の夢は僕のそしてファンの夢でありそれを叶えて欲しいと。相手チームにも貧しい国から家族のため、国のためにアメリカンドリームを掴んだ選手、掴めなかった選手もいる。恵まれた日本の将来を担う球児は是非、松井とまではいかなくてもああいう選手に憧れて白球を追って欲しいと思う。我々が見ているより想像を絶する過酷な肉体、メンタルトレーニングをしていてもファンを気遣い野球を愛する彼は日本の誇りである。今日最後のボストン戦で主力がベンチ裏に引き上げる時に松井がグラブとバットを持って階段を降りて行く背中を見ていて、もう彼は次の試合への闘争心を背中で語っていたように見えた。
大舞台に強い松井秀喜。今年あと僅か全力で悔いのない試合で是非念願のリングを手にして欲しい!!それは君の夢であり僕の夢でもあるのだから。