日本プロ野球の将来はどうなってしまうんだ!!

2005年10月15日 | 野球
高度経済成長と共に野球界にはひまわりとも太陽とも例えられる「長嶋茂雄」が巨人に入団する。プロレスの力道山の空手チョップ、ファイティング原田のボクシングに国民はTVの前にかじりつき一喜一憂した。長嶋茂雄は俺にとってプロ野球で最も尊敬し憧れる20世紀最大の功労者だ。長嶋さんのリップサービスに笑う方も多いが彼の黄金時代の試合、特別ビデオ、野球記念館(東京ドーム内)に行けば彼の野球にかけた思いと人となりが伺われる。その長嶋さんが脳梗塞で倒れた昨年3月から何故かプロ野球界がファンとは裏腹の野球という娯楽から一金持ちのビジネスに転換してしまい、ひんしゅくをかっていると思うのは俺だけだろうか?村上氏や三木谷氏今度はUSENまでも横浜買収に名乗りを挙げてきた。細かいことは皆さんも新聞記事やネット、TVでご存知の通り省略するがこの買収劇にはどうしてもファン尊重しての行為には受け入れられない。楽天が動けば村上氏は「面白い展開になってきた」と言う。なんだろう?その面白い展開って。ファンはただ不愉快なだけだ。しかも阪神、オリックスの合併も取りただされ、これから日本シリーズという大舞台を控えているのに何故「今」なのか?NPB機構は当然、政府にまで波及しているが企業のことと政府はノーコメント。NPB機構もこういう時期の対応に注意を促すことが可能な立場にない。なんのための機構なのか?その点MLB機構には数々の契約と罰則も有り、儲かっている球団は税金として払わなければならないシステムを取っている。1994年に長期のストに入ったものの関係各位の努力とファンを大切にすることを願い、やはりMLBは生まれ変わりその変貌と努力に民間企業も教えを乞いに行く。
ドタバタ劇が耐えない日本では確かに選手自体や球団自体にもそんなよそ者にと奮起しているかと言えばどうかなという点もある。ただ選手達は幼少の頃から野球選手を夢見て血のにじむ思いでキツイ練習に耐え、マスコミからも非難を浴びても屈せずまたスキルアップのために練習、データで野球漬けの毎日だ。オフだって野球を完全に切り離せるわけがない。常に枕もとにバットやボールがないと寝れない選手は多々いる。昔から母校のコーチとして野球を教えていても子供達に元気がないのがすぐ分かる。それに今の子は坊主頭は殆どいないし道具もいいもの持っているが大切にしているように見えない。野球を教える前に根底から教えることに最近憤りを感じている。日本プロ野球を愛し自分の好きな球団を応援し喜び、悲しみでも「野球大好き」という時代は何処へ?子供が外でバットとグローブ持って走る姿を全く見かけなくなってしまった。日本プロ野球の将来は一体何処へ向って走っているのだろう?